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上高地の切り裂きジャック
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上高地の切り裂きジャックの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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2003年でこんなトリックの作品を発表してしまうとは、蛮勇と言わざるをえません。 トリックもストーリーもイマイチ。タイトルはよいのに、残念。 他の本を読みましょう。 | ||||
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※ ややネタバレです。未読の方はスルー推奨 ※ 「切り裂きジャック」の表題作に期待していたけど、はっきり言って、トリックも真相も凡庸なものでガッカリ。 中編なのに無駄な描写や会話のシーンが多く、全体的にテンポが悪い。「切り裂きジャック」と謳う割りには被害者は一人だけだし、肝心の「謎」も単なる○○推定時刻の見当違いによるものという程度。 また、舞台は2000年なのに、現職の刑事が法医昆虫学をまったく知らなかったり、重要な証拠となる蛆虫を収集してなかったりするのは不自然。御手洗の「病院の息子がのっぽじゃないと理屈が一貫しない」という理由もよく分からないし、そもそも真犯人が何を根拠にして導かれたのかも不明だし、もしあの罠に引っかからなかったらどうしてたの?とか、いまいちはっきりしない部分や突込み所が多い。 もう一編の「山手の幽霊」も、怪談以外に考えられないような不気味な謎がてんこ盛りで、読んでいてワクワクさせられるが、正直、あの真相はちょっと強引に感じられた。○○○○の上の家の密室に○○○があって、さらにそこから○○○を○ったというのはどうも…。そもそも、あれほどすべてを捨てて復讐する事のみに取り付かれていたなら、あんな手間を掛けてまで完全犯罪を成立させる必要なんて無いような…(まあ、それを言ったらお終いですが)。 幽霊や怪光など、すべての不可思議な謎に論理的な説明付けをする情熱は、相変わらずスゴいと思いますが…。 | ||||
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上高地の切り裂きジャックは表題作であるにも関わらずトリックが非常に地味なうえ、 普通の警官でも解けるだろうネタで、御手洗シリーズに相応しいとは思えない作品 山手の幽霊は図があればバレバレだが図がないといまいちピンとこないというもどかしい作品で、 トリックを説明されてもそうなんですかとしか言いようがない 全体的にあえて買うレベルではなく、ファンなら買ってもいい程度の内容だろう | ||||
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島田氏の著作で最初に読んだ作品が本書でした。猟奇的な表紙と設定ですが、前半の不可能要素を後半で全てなかば強引に合理的に解決する良くも悪くも島田本格な一冊。表題作はそこそこ面白いが、同時収録の中編はイマイチです。女性キャラのセリフが安っぽい印象を与えていて、このキャラ別に出さなくてもいいのにって感じ。何せ本書が最初の島田体験だったので、巷で凄い作家だっていうけど正直イマイチだなあ・・・しかも傑作と名高い御手洗ものでしょ・・と不幸な出会い方をしてしまったものだ。こんなはずはないと再度、占星術殺人事件を読み、以降島田ミステリーにハマったものとしては、本書は島田氏の作品としてはあまり出来の良い作品ではないので、最初の一冊にはお勧めできません。やはり初期の吉敷ものあたりから入るのが妥当だと思われます。 | ||||
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「上高地の切り裂きジャック」と「山手の幽霊」の中編2作を所収。 前者は御手洗スウェーデン時代、後者は御手洗潔横浜馬車道時代を 扱っていてる。 「上高地の切り裂きジャック」は島田作品としては意外なほどに、 御手洗潔の推理がロジカルかつ緻密である。そのためか、事件自体の スケール&インパクトが、島田作品としてはおとなしめである。 石岡&里美コンビのやり取りも面白いけれど、御手洗は電話かメール での登場なので、御手洗ファンからすると、やや地味に感じられる かもしれない。 「山手の幽霊」は、もはやロジカルな推理というよりも、圧倒的な スケールの奇想を楽しむ作品である。作品内に提示される手がかり だけから、論理的に一通りの正解に至れるかについては疑問が残るが、 そんなことなど些細な問題に過ぎないと思わせてくれるくらいの インパクトと説得力をもっている。御手洗&石岡のトークも軽妙で 面白い。御手洗潔のぶっとびぶりを十分に堪能できる好編である。 | ||||
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表題作と 「 山手の幽霊 」 の2作から成る作品ですが、 「 山手の幽霊 」 の方が長くて、読みがいがありました。 何といっても雰囲気があり、やはり島田作品には本作の舞台である横浜が似合うと思いますね。 ただし、 途中まではかなり面白かったのですが、最後20ページが丸々犯人の手記というのは、 読み辛かったですね。 トリックにはそれほどの意外性はなく、本物の警察が本作のように無能でないことを、 祈りたいという気持ちになりました。 最後で失速したという印象があり、☆は3つです。 | ||||
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御手洗のことは聞いていたんだけど、なんですかこれ? 文体は古いし、会話は滑稽。 この程度なの? やっぱり占星術から読んだほうがよかったのかな? | ||||
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『上高地の切り裂きジャック』には御手洗自身は出てきません。 スウェーデンだかどこかに行っちゃったらしいです。 しかも教授か何かをしているらしい。 そんなところに上高地で他殺体が。 腹部を切り裂かれ、中に小石を詰め込まれた惨殺死体。 容疑者は捕まっているのに、アリバイが崩せない。 そこを御手洗は現場にいないのにも関わらず いろいろなヒントを与え真犯人を突き止めさせる。 手際がよろしい。 でも姿が見えないのが残念だったなぁ〜。 『山手の幽霊』ではしっかり姿を現し、 ここでもちょっとした糸口から事件を解決していく。 石岡君がまったくの役立たずって言うところが 毎回のお約束だけど、 やはり石岡君がいるからこそ、御手洗の天才的頭脳が 際立つんだろうな〜。 ホームズとワトソン君みたいな感じですよね。 御手洗シリーズは面白い。 | ||||
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シリーズもののようですが,はじめての人には敷居が高そうで, 過去作を読んでいることが前提のような作品に感じられました. 冒頭で語りはじめる人,すぐにあらわれる関係者らしき人々, のちに出てくる主人公の名探偵,詳細がまったくわかりません. また,そこがなんのための場所かもわからず,かなり戸惑います. 事件については,主人公の解説では納得させられるものの, トリックや背景など,強引ではないですがややこじつけの感. よく練られていると思いますし,驚かされもするのですが…. ただ,舞台背景が理解できない流れに最後までついていけず. もう少し,はじめての人へのフォローがあればと思いました. | ||||
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オリジナルは2003年3月20日発表。いわゆる生粋のミタライものにカテゴライズされる読者が最も好むタイプの作品である。島田氏の過去の傑作短編集と通ずる素晴らしさが随所に見られ、すごく読後感がよく、楽しい。 オリジナルは力が入った装丁が若干やり過ぎかな、と思える。心臓とおぼしき内蔵写真にカバーに横一文字に『切り裂き』を入れるという凝ったものなのだが、通例カバーをはずして読後綺麗なままのカバーを戻して作品を読んでいる僕にしてみるとカバーをはずすと内蔵丸出しでとても電車の中で読むのはムリ。めずらしくずれてイヤだけどブックカバーをして読了した。内容も確かに島田氏のこだわる『切り裂きジャック』ものだけれどここまでこだわるほど猟奇的な作品ではないと思ったが、今回は無難なものに変更。これで持ち歩きやすくなった。本編には差はないのだが・・・・(●^o^●)。 | ||||
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なんちゅーか、「むかしの貯金」と「自肩の強さ」で書き上げた作品だよね。あとから、『こーしなきゃいけなかった必然性って何・・・』って思っちゃうよね。(笑) でもね、凡百の「ミステリーもどき」とは、センスが違う。さすが、島田先生。「占星術・・」のころと比べると淋しいけど、まだまだ、新本格の作文なんかより格段に面白い。起死回生の一発、次回、期待してます。 | ||||
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御手洗ものは「長編」「超長編」などでコッテリとした謎を解くものも多いが、これは中篇二つで、手軽に取り組むことができる。初めて読む人には、こういうほうがとっつきやすいのでお勧めです。 | ||||
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