論理爆弾
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
論理爆弾の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
有栖川有栖先生のファンで、本は殆ど読んでますが…これは、ダメでした。 耐えられませんでした。 半分まで来たのですが、面白いと思うところが何もなくて…。 有栖川先生の、美しいレトリックが好きなのですが、それも感じられず。 キレのある、決め台詞とか、そういうものも感じられず。 なんというか、しんどかったです。 しんどい本というのは、古典にもよくありますし、例えばノーベル賞作家のカズオイシグロの書籍なども、物語がほとんど進まず、クラクラするようなものもあります。 でも、その中に、何か感じ取れるものがあって読み進められるのですが、残念ながら、私には、ここから何かを感じとるだけの力はありませんでした。 ただただ、半分を苦行のように読み進めましたが、挫折しました。 小説家アリスや学生アリスシリーズのファンの方は、同じようにキャラクターが個性的で魅力的ななミステリーだとは思わない方がいいです。 どちらかというと、新海誠監督の映画を見てるような感じに近いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
少女探偵ソラのシリーズの中ではストーリー的に一番面白く、一気に読んだ。ミステリとしてはかなり破壊力のある結末なので賛否がありそうだが、本シリーズはミステリ的要素のある青春小説にして成長物語だと思うので、まあこういうのもアリかな。 そんなことより、僕はこのソラシリーズが3作でそれなりに完結していると思っていたのだが、本作を読むと、ソラのお母さん探しの旅はいよいよ始まったばかりではないか。それなのに、続編が10年近くも書かれていないというのは、どういうわけなのだろう。 緒方家の人々、友淵家の人々など、今回も魅力的な登場人物がいろいろ登場する。そういう人たちとの再会や、1・2作のキャラとの交流もしっかり描きながら物語を大団円へと持っていくためには、少なくとも全10作は必要だと思う。ぜひ頑張って書いてもらいたい。 ところで、本作の特色のひとつに、『八つ墓村』へのオマージュ(パロディ?)がわかりやすい形でちりばめられているというのがある。何がどういうふうに、と細かく挙げるのは控えておくけれど、ミステリファンへの目配せが感じられて楽しかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
このシリーズの続きが読みたいです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
少女探偵ソラ・シリーズの3作目です。前作から引き続き、法に反する探偵行為をしたことでソラの父親は捕らえられたまま裁判待ちの状態、母親は失踪して行方不明のままです。そんな中、ソラは、母親が最後に姿を見られた九州へ少しの手がかりでもないかと行ってみる決心をします。 しっかりしたミステリを期待する人にはたぶん受けがイマイチの作品ではないでしょうか。トリックや動機などの面から見ると確かにいまひとつですし、ソラも探偵として素晴らしい活躍や推理ができるわけでもありません。が、個人的には近未来SFに近いものとして受け取っているので、十分楽しめました。このシリーズに毎回必ずしも殺人事件が必要なのか?とも思ってしまいます。無理やりミステリにしないで、いっそパラレル・ワールドの日本を描く近未来小説に徹してしまった方がいいのでは・・と思ったりするのですが。 長い旅路の後、到着した山深い深影村で、ソラはいきなり髪を振り乱した狂気じみた老婆に迎えられます。このあたり、あとがきにも書かれていますが、有栖川氏が尊敬する横溝正史の「八つ墓村」の色彩が濃厚です。その村にある旧家の屋敷と怪しげな一族の人々も、横溝的な雰囲気が好きな人には好感でしょう。トンネルが崩落し、閉ざされてしまった村で起きる連続殺人。このあたりのほの暗い雰囲気がなかなかいいです。 今回はそれと同時に、ロシアに乗っ取られて独立させられてしまった北海道の日ノ本共和国、そこから送り込まれたテロ・チームとの戦いが平行して進みます。ソラはちらりとこの国の片鱗に触れる経験をし、また、母親の消息の手がかりを得ることになります。これから先はどうなるのか?続けて読んでいきたいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「論理爆弾」というタイトルに釣られて手にしてみました。 パラレルワールド的になってる日本が舞台というのも面白いなぁと軽く読み進めてみましたが…… これがもう一向に面白くならない。 300P過ぎても盛り上がらないんで、こりゃあ困ったなぁ状態に。 主人公が追ってる謎も見えてこなけりゃ、潜伏した特殊工作部隊も全然姿を表さず。 タイトルになってる、作中論理爆弾であるところの「桜吹雪」が鍵かと思えば これが連続殺人事件にも、部隊にも関係ないという始末。 のちに真犯人に対する、ある種のメタファーだってことは分かるんですが、 そんなら別に”時限爆弾”でもいいじゃんという感じ。 こんな”推理が通用しない犯人”ならば、(近似)ミステリー小説に書く意味もないのではなかろうか? 先人のレビューの中で、”名探偵の「論理」を破壊する「爆弾」”と書かれた人がいらっしゃって なるほどなぁ・・・と少し思いはしましたが、そうまでして拓かねばならない新境地って要るのかなぁ? そのへんはさておき、何が問題って、空閑純の圧倒的な魅力と能力の無さですよ。 護身術の心得も無しに、探偵など目指すんじゃあない。 窮地に立たされてやっと、和住の事件への(間接的な)関わりを指摘しましたが 何をいまさら感が物凄くて・・・・・。 1から読んでたら、そんなことも思わなかったのかな? 「双頭の悪魔」を読んで、「孤島パズル」は読んでおこうと思いましたが、 これは過去作に遡る気にも、続編への期待も持てないですな。 ☆2にしようかと考えてましたが、(現在)一人もいないので3にしておきます。 せめて、犯人分からないような犯行の描写が入ってたら、迫り来る危機に手に汗握れたのかも。 特殊部隊との軽いドンパチを入れても良かったかもですねぇ・・・。 ついでに単行本、装丁が凄いですね。カバーを外したら中もどピンク! 桜吹雪に肖ってのこととは思いますが。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 11件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|