虹果て村の秘密
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虹果て村の秘密の総合評価:
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コンビでしょう。 | ||||
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20年近く前の本なので多少古く感じられる部分もありますがとても読みやすい本でした。 気になったのがカブトムシについての描写です。 10時も過ぎて日差しが強くなっているのに木立に入るとどの木にもカブトムシがしがみついているなんて。 夜21時にはカブトムシが寝ているのかな?なんて推理小説を書く者は色々知っておかないとと言いながらそこについてはどうなのって少しモヤモヤしました。 | ||||
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少年少女向けミステリ・シリーズとして刊行された”ミステリーランド”全集の中の一冊として書かれたものです。作家の母を持つ刑事志望の少女と、刑事の父を持つ作家志望の少年が、夏休みに少女の母の里である虹果て村に泊まりに行きます。延々と鉄道を乗り継いで行く田舎の村。周辺の山には実は以前UFOが降りてきて、今も宇宙人がいるかもしれないという話があり、「夜に虹が出たら人が死ぬ」という村の言い伝えが語られているというなかなか魅力的な設定です。また、村では高速道路を通す話があり、住民は賛成派と反対派に分かれて、やや不穏な空気も漂っています。密室ものが得意な有栖川氏らしく、まず村へ至る道路が崩れて村全体が密室状態に。そして村の中でも密室殺人が起こります。偶然帰省していた若い刑事も捜査に加わる中、主人公の少年少女が鋭い観察力で事件を解決に導いていきます。 この作家志望の少年は、有栖川氏自身の幼い頃が投影されているのでしょうね。あとがきでご本人が書かれている「子供たちにまず古典的な本格ミステリを読んでもらいたい、ミステリの楽しさを知ってほしい」という言葉の通り、本格ミステリの基本をベースに、子供たちの成長物語にもなっています。夏休みの帰省、緑がいっぱいの田舎のお休みを思い出したりして、大人でも、ほのぼのとなつかしい気持ちで読めるのではないでしょうか。 | ||||
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子どもでも読めそうな内容、文章でした。子ども達が主役だからだと思いますが、大人も軽く読めて満足の一冊です。 | ||||
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有栖川有栖さんの作品を殆ど持っているが、この作品は知らなかったので購入した。最近期待外れの作品が多かったので、久々に面白かった。 | ||||
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有栖川さんのジュブナイルなら安心して子供に与えられる、そんな期待で小学3年生に読ませてみましたが、期待以上どころか最高の本格ミステリ入門体験になったようです。 冒頭からぐいぐい引き込まれていき数時間で読了してしまいました。その後何度も読み返し、読み返すたびに発見があり、飽きないようです。 殺人事件は起こるのですがあまり残虐な描写がなく、えげつない大人の事情が出てこないという点では「子供向け」です。 しかし本作はジュブナイルといっても、解決までのロジックには大人が読んでもまったく瑕疵がなく、十分に読みごたえがあり、むしろ近年の有栖川さんの短編よりずっと本格テイストを満喫できたと思います(失礼)。 おそらく著者は、これから本格を読み始める小中学生のために、全編のすみずみまで練りに練った作品を投下したのではないでしょうか。 登場人物にそれぞれ癖があるようでいて、実はすべてしっかりとした理由がある。 環境保護やインフラ整備といった社会問題には様々な視点があり、単純に割り切れるものではないという示唆。 彼は善玉、あっちは悪玉ときっぱり割り切れない点。 少しも子供をなめていません。 そして何より、「本格とはこういうものだ」「ミステリを愛するというのはこういう事だ」というメッセージが丁寧に本編に織り込まれていて、少しもいやみが残らない点。 かつての青春本格ミステリの旗手(?)、江神シリーズや傑作『マジックミラー』で瑞々しくも痛々しい若者の感性を表現してきた作家ならではのジュブナイル作品です。 かつて若い頃、孤独な独身時代に江神シリーズ・国名シリーズを読んでいた私が、いま自分の子供にこの本を薦めることができるのは幸福です。 人の親になってもまだ人殺しの話を読む自分に何か違和感を持ちながらも、ミステリから離れることはできなかった。 この本で、自分が本格に何を求めてきたのか、何が楽しくて本格を読んできたのか、今更ながら少しわかったような気がします。 「本格ミステリって面白い」と思ってくれる子供が一人でも増えてくれますように。 そして有栖川さんがジュブナイルをもっと書いてくれますように。 | ||||
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