いつか、ふたりは二匹



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初公開日(参考)2004年04月
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長編小説

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いつか、ふたりは二匹 (講談社文庫)

2013年05月15日 いつか、ふたりは二匹 (講談社文庫)

眠りに就くと猫の身体に乗り移れるという、不思議な能力を持つ小学六年生のぼく。町で起きた女児襲撃事件の謎に、猫のジェニイの身体を借りて挑むことに。スリル満点、はじめての冒険の結末は―。子どもが大人になるために大切なことを教えてくれる、あったかくて、少し切ないファンタジック・ミステリ。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

いつか、ふたりは二匹の総合評価:7.85/10点レビュー 13件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

少年少女向けにしておくには勿体ない!!


 小学六年生の「僕」は眠りに就くと黒猫のジェニィになれる。 巷の野良猫に意識を乗り移せるのだ。 この力を使って犯人に近づけないだろうか、クラスメイトの女子が襲われた恐ろしい事件の―――。  事件を通して描かれる少年の初めての大冒険。

 西澤保彦氏のティーンエイジャー向けに書かれたSFミステリ。 あくまで主人公の少年の動向に重きが置かれています。 でも難解な苗字はいつものままでした、私都(きさいち)って何だ。 
 猫と化した少年のちょっと切なく温かいストーリー、それでいてミステリの芯も素晴らしい。 ★は8つ。

りーり
9EDFH0HC
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.12:
(3pt)

なし

なし
いつか、ふたりは二匹 (ミステリーランド)Amazon書評・レビュー:いつか、ふたりは二匹 (ミステリーランド)より
4062705710
No.11:
(3pt)

もう一つ魅力が欲しかった

古本屋で面白そうだと思い100円で手に入れたのだが…
ほとんどの方は褒めているが、私としては★1つの方と同意見です
しかし楽しむことはできたので★3つにしました
この物語のメインの犯人(罪を犯した者というと複数いるが…)の人物像も今一つ残虐なだけという感じしかしないし
私としては物語で重要な役割を果たす主人公知生の同級生の女の子が知生がジェニーになっている時の視点でしか描かれていないのが残念だった
2人のうち自分の犯した罪に苦しんだ子はいいとしてもう1人の子の友達を死に追いやった自分の行いを反省しない自己中心的な態度はメインの犯人より怖かった…ある意味真犯人といってもいい…

そして知生の担任の川俣の物語の中盤の態度が思いっきり怪しくて私はこれは絶対何かある、と結末まで楽しみにしていたのだがスカで物語の伏せんもイマイチでした…

そもそも動機もいくらなんでもだからってあそこまでするか…という納得のいかないもので、犬のピーターとジェニーのシーンだけがホッとできるものだった
いつか、ふたりは二匹 (ミステリーランド)Amazon書評・レビュー:いつか、ふたりは二匹 (ミステリーランド)より
4062705710
No.10:
(3pt)

ミステリーというよりファンタジー

同じ著者の『ストレート・チェイサー』よりもはおもしろかったけれど、人におススメできるほどではないかな。

冷静で妙に家庭的な小学生の男子とものぐさで美人な女子大生のお姉さんというコンビはなかなか萌えるところがあるけれど、肝心の物語が単調で最後にも驚きがない。

もう少しそれぞれのキャラクターを深堀りして魅力的に仕上げることもできたような気がする。

ミステリーというよりもは、ファンタジーと言った方がふさわしい。
いつか、ふたりは二匹 (ミステリーランド)Amazon書評・レビュー:いつか、ふたりは二匹 (ミステリーランド)より
4062705710
No.9:
(5pt)

西澤保彦への入り口

〈ミステリーランド〉のフォーマットに従い,小学生の男の子の視点で,事件と冒険が語られる。西澤保彦としては初めてのジュブナイルなので,今思うと,いろいろ配慮して書いている。

この作品を読んだことがきっかけで,西澤作品のほとんどを(1つだけ外しているシリーズがある)読んだが,ダークな味わいのものも多い。

少しだけ普通じゃない設定,ズボラだけどしっかりしている女性,人の心の動きの怖さ,ミステリーとしての整合性・・・西澤作品のカラーが良く出ている。うーん,と考えさせられる部分はあるけれど,子供にも安心して読んでもらうことが出来る。

冒険が終わってみれば,主人公は少しだけ大人になっている。少し悲しく,少し苦い成長。良く出来ている。
いつか、ふたりは二匹 (ミステリーランド)Amazon書評・レビュー:いつか、ふたりは二匹 (ミステリーランド)より
4062705710
No.8:
(4pt)

いつまでも一緒にいられなくても

決してミステリーとして特別出来が言い訳ではないですが、キャラクターが魅力的で好きになれる話です。本書の子どもたちは良くも悪くもいろいろ考えていて複雑なメンタリティを持っています。そしてそういった子供たちに振り回される大人、という構造は非常に共感を持ちます。

作中の人物たちが感じた喪失感、寂しさに対してラストで西澤さんはひとつの答えを出します。そこまでのエピソードは世相に反映してか殺伐としたものですが、最後に暖かい気持ちになれる物語です。「いつか、ふたりは二匹」というタイトルの意味もそこにあります。
いつか、ふたりは二匹 (ミステリーランド)Amazon書評・レビュー:いつか、ふたりは二匹 (ミステリーランド)より
4062705710



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