夜の欧羅巴
- 児童書ミステリ (232)
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吸血鬼!欧羅巴!挿絵が小島文美氏!! ……ときたので、コテコテの怪奇耽美を期待していましたが、そこは子供向け小説。 にぎやかな「夜」の世界での、ヨーロッパの怪物たちとの戦いのシーンの連続で、12歳の少年が活躍する「娯楽物の冒険活劇」といった印象が強いです。 夜の間だけ出現する「夜の商店街」の設定と、「夜」の世界における冒険は、怪物、暗黒、グロテスクな部分もありますが、テーマパーク……とは言いすぎかもしれませんが、夜の遊園地の印象が強かったです。得体の知れない部分につながっているけれど、幻想的で、楽しくてにぎやか。イメージが豊かで、描写も細かく、怖いけれども、行ってみたい、遊んでみたい…と思う世界。感性豊かな子供たちなら、本を閉じた後にも、空想の力で、その世界でいくらでも遊べると思います。 夜の商店街に暮らし、レイに協力する、ヒロインの美少女ココも魅力的です。 子供たちを「夜」の世界にいざなうのに、最適な一冊です。 ようこそ、「夜」の世界へ。 きっと、この本をきっかけに、多くの子供たちが、ホラーや怪奇作品を、恐れながらも愛する大人になっていくのですよ…。 現代日本の吸血鬼画家たる、挿絵の小島文美氏のイラストが、華麗で、とても贅沢です。 作中で、ミラルカが描いた「宵闇色の伯爵の肖像」らしき絵も、小島文美氏の絵で見ることができます。 | ||||
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表紙カバーを外してみたら、装丁の美しさに、しばらく目が釘付けになりました。 表紙を開いてみると、ここにも魂を抜かれそうな美しいカラーイラストが。 別の世界に連れて行かれそうなイラストです。 物語の方もおもしろいです。 男の子が画家である母親を探します。この母親の存在といい、舞台設定が、初めからミステリアス。 奇想天外なファンタジーで、息もつかせません。 子供のころ空想したような世界を、大人が緻密に体系的に創造してくれたような話です。 かなり凝縮していますので、長編で読んでみたい気がします。 話の展開の速さに、ついていけなくなると、美しいイラストがさりげなく入るところが憎いです。 だいたい30〜50ページ毎にイラストが入っています。 イラストに魅入られて★5つです。 | ||||
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