竹馬男の犯罪
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竹馬男の犯罪の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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ファンタジックな雰囲気のホラーミステリ。サーカス団という怪しげな登場人物たちに「やられた」。面白かった。 | ||||
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悟郎に関する秘密は少し無理があったかなという印象でした。 | ||||
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井上氏の唯一の新本格系ミステリーであり、この復刻セレクションのラインナップとしては初版が1993年ということで比較的新しい部類の作品。 年代的に新本格ムーブメントド真ん中であり、本作も密室殺人をメインに、最後は全ての謎が論理的に解決されるまっとうなミステリーの体裁ではあるが、やはり他のミステリーマニアの新本格系作家とは異なってホラーファンタジー畑の著者だけあって、当時の新本格系作品としては唯一無二の独創的な世界観である。 サーカスが舞台ということもあり、江戸川乱歩的雰囲気が濃いが、内容自体は猟奇性、ホラー性は殆どなく、幻想的ファンタジーのようなストーリーが現在社会で進行していく。 結構なボリュームがあるが、最終章で全ての謎解きが披露されるが、そこまで行くのにかなりこうした新本格系のミステリーとは全く異なる文法のテキストが延々続くので、他の新本格系作品のミステリー好きならオールラウンドに誰でもそこそこ楽しめるようなタイプの作品ではなく、この独特の世界観にハマれないと、ややキツい部分もある。 伝説の作品という位置づけのようだが、個人的にはイマイチ乗り切れなかった印象。かなり読者を選ぶ作品だと思うが、実際読んでみないことにはハマるかハマらないかは判断できないのでまあ読むしかないだろう。 | ||||
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著者の珍しいミステリ作品であり、一応本格である。 一応というのは、はたして著者が本書を本格ミステリを意図して書いたかどうか、という点が大変グレーだからだ。 ストーリーは、この手のミステリ好きにはとても魅力的である。 サーカス芸人のいる奇妙な舞台、不可思議なモノローグ、連続殺人、不可能興味といった、本格ミステリのガジェットが盛りだくさんである。 それだけで、本格好きのハートはくすぐられる。 しかし、ラストまで読むと、本作に込められた著者のたくらみに気づき、驚き、そして舌を巻くことになる。 本作初読のとき、著者の専門がホラーだということをまだ知らなかった。 まるで、アルジェントやフーパーのホラー映画を見たような気分になり、くらくらと眩暈がしたものだ。 今おもえば、なるほどとうなずけるテイストである。 こういう作品を、こういうタッチで書くことができる作家は、他にいない。 綾辻が似ているようで、ちょっと違う。 竹本健治なら、できるかも。 著者は本業のホラーのほうが忙しいようで、なかなかミステリを書いてくれない。 本書が刊行されてからでも、もう随分になる。 こういう作品の書けるひとなのだから、5年に一度くらいでも良いから、もっとミステリを書いて欲しい。 本書が復刊されたことは、実にうれしいかぎりである。 本作を支持するひとの声が大きくなって、著者を動かしてくれたらと願う。 十年に一度の、まぎれもなく大傑作である。 | ||||
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著者の珍しいミステリ作品であり、一応本格である。一応というのは、はたして著者が本書を本格ミステリとして書いたかどうか、という点が大変グレーだからだ。 ストーリーは、この手のミステリ好きにはとても魅力的である。サーカス芸人のいる奇妙な舞台、不可思議なモノローグ、連続殺人、不可能興味といった、本格ミステリのガジェットが盛りだくさんであり、それだけで本格好きのハートがくすぐられる。しかし、ラストまで読むと、本作に込められた著者のたくらみに築くことになる。 本作初読のとき、著者の専門がホラーだということをまだ知らなかった。まるでアルジェントやフーパーのホラー映画を見るような気分になり、くらくらと眩暈がしたものだ。今おもえば、なるほどとうなずけるテイストである。こういう作品をこういうタッチで書くことができる作家は他にいない。綾辻が似ているようで、ちょっと違う。 著者は本業のホラーのほうが忙しいようで、なかなかミステリを書いてくれないが、本書が刊行されてからでももう随分になる。こういう作品の書けるひとなのだから、5年に一度くらいでも良いから、もっとミステリを書いて欲しいものだ。 本書が復刊されたことは、実にうれしいかぎりであり、本作を支持するひとの声が大きくなって、著者を動かしてくれたらと願うものである。 とにかく、有無をいわさぬ傑作である。 | ||||
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サーカスの世界を舞台にした推理小説。正直、あまり期待しないで読んでいたが、結末で意外な犯人が指摘され、事件の幕が下りる。竹馬男というネーミングも面白い。 初版刊行時、綾辻行人氏が新聞にこの作品の書評を書いていた。だからと言うわけではないが、まあ、本格推理の好きな人には楽しめる作品である。井上雅彦唯一の本格推理? とくとご覧あれ! | ||||
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