(短編集)

メルカトルかく語りき



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初公開日(参考)2011年05月
分類

短編集

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メルカトルかく語りき (講談社文庫)

2014年05月15日 メルカトルかく語りき (講談社文庫)

傲岸不遜で超人的推理力の探偵・メルカトル鮎。教師殺人の容疑者はメフィスト学園の一年生、二十人。全員にアリバイあり、でも犯人はいる―のか?相棒の作家、美袋三条は常識破りの解決を立て続けに提示する探偵に“怒り”すら抱く。ミステリのトリックを嘲笑い自分は完璧とのたまう“銘”探偵の推理が際立つ五篇! (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.91pt

メルカトルかく語りきの総合評価:7.76/10点レビュー 51件。Bランク


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全11件 1~11 1/1ページ
No.11:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

メルカトルかく語りきの感想

メルカトル鮎シリーズはこれが最初でした。

短編と言うこともありメルカトル鮎と美袋のやり取りも軽快で読んでて面白かった。

かなり挑戦した作品なので好き嫌いは別れそうですね。

ちゃんとしたミステリーを期待して読んだら肩透かしをくらう可能性がある。

息抜きに読むには個人的に良いと思います。

▼以下、ネタバレ感想

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MEI
GD5UZMNE
No.10:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

メルカトルかく語りきの感想


 メルカトル鮎シリーズの短編集。 犯人当てに興じた作品としながら、犯人をぼかしたまま終わるアンチミステリーである。 突拍子もない帰結がなんとも楽しい。 美袋君が毎度の如く危険な目に当っているのだが、美袋君は探偵役以上に強い存在なので安心安心。 むしろアンチミステリーよろしく、探偵役の方が危険なポジションにいることが多いのだ。

りーり
9EDFH0HC
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(8pt)

メルカトルかく語りきの感想

非常にユニークなプロットで統一された5つ短編を収録した作品集。
そしてそのプロットは麻耶氏らしくミステリに対する挑戦的なものでありながら比較的理解しやすいもので、かつ「答えのない絵本」ではそのプロットを成立させるため、これまた麻耶氏らしい非常に緻密なロジックが構築されており、本書は同氏の作風が自分に合うか判断するリトマス紙として最適ではないかと思います。

個人的ベストは、やはり挑戦的なプロットと緻密なロジックの両立が美しい「答えのない絵本」。
また初読時には引っかかりませんでしたが、再読で、実は作中作の無駄遣いという構成に面白さを感じた「九州旅行」もなかなかの佳作です。

▼以下、ネタバレ感想

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AliceinAbyss
RG0JBP5M
No.8:
(3pt)

メルカトルかく語りきの感想

ミステリの常識を否定する小説。
読後感がすっきりしないため私には合わなかった…

テルテル
9638XNHX
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(2pt)

メルカトルかく語りきの感想

メルカトル読んだ(2作目)。やはり駄目です。
面白さがわかりません。
神様ゲームの方がまし。
ギャグ小説として読むのか?
謎解きはディナーの後での方がまし。

jethro tull
1MWR4UH4
No.6:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

メルカトルかく語りきの感想

あの悪徳銘探偵「メルカトル鮎」が帰ってきた!名助手?美袋君とともに遭遇する5つの難事件にメルが下す「ありえない解決」とは?書き下ろしの「密室荘」では密室状況に置かれたメルの別荘の地下室で男の死体が発見されるのですが、メルが言うにはどう考えてもメル自身か助手の美袋君の二人以外に犯人になりえる人物がいないという・・・。 やはり麻耶さんが目指す「本格」というのはこの5編のような既存の「本格」が「本格」として成立している理由をあえて破壊することで、限界がみえたミステリの可能性を追求しているのではないでしょうか?

ジャム
RXFFIEA1
No.5:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

メルカトルかく語りきの感想

麻耶雄嵩氏の作品は、ミステリの枠組みから相当逸脱しているだけでなく、予備知識を必要とする子ネタを多用するので、上級者向きの印象がある。
長編作品の場合、その逸脱っぷりに最後疲弊する事もあるので、この作品はある意味「麻耶雄嵩入門」として適した作品かもしれない。
最初の「死人を起こす」を読めば、「メルカトルは不可謬ですので、彼の結論も当然無謬です」の意味もおおよそ理解できるはずだし、アンチミステリな作風を手軽に味見できるだろう。

この作品は、アンチミステリというよりアンチフーダニットに特化した短篇集である。(変態である)
ミステリ的な手順をさんざん踏み、謎解きに注力するのだが、真面目にトリックを見破ろうと追従する読み手を、最後容赦なく千尋の谷に突き落とす。
ある意味、凄い前振りといえる。
唖然とさせられるが、短編の分、口が半開きになる程度で、それ程疲弊感は感じない。 何作か読んでいる内に、これが病みつきになるのだろうか。

個人的に、「収束」と「答えのない絵本」が好きである。
自分で言うのも何だが、これって至って「ノーマル」な気がしているのだが、違うだろうか。
そして「密室荘」の面白さが分かる人が「麻耶マニア」ではないだろうか。

梁山泊
MTNH2G0O
No.4:
(10pt)

メルカトルかく語りきの感想

短編集だが全短編共通のテーマがあって、そのテーマのパターンを網羅したような作品。このテーマの完成形といっても過言ではない。

トーブル
AF65KD0I
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ただでは絶対に済ませない

麻耶さんの作品はいくつか読んでいましたが、メルカトルシリーズは今回が初めてでした。
短編集なので、いつものよりは麻耶さんの「読者への黒い疑問」を突き付けられる展開が緩和されるかと思っていましたが、甘かったです(笑)
今作もやはり問題作といえます。探偵であるメルカトルはなかなか強烈なキャラクター性があり、冷めた調子でとんでもないことを語りだすので、読者の側からすると「た、確かにそうですね……」と相槌を打ちながらどこかもやもやした心を抱えつつ読み進むことになります。
でも、結局は納得してしまうんです。最終的には「そうですね」と納得します。
それがどんな理不尽だろうと、そこに反論の余地はありません。そしていつの間にか読み終わり、独特な読後感が残ります。
やはり麻耶さんはすごいです。平凡な作品など一つもない。

アルバトロス
CRRRDTJB
No.2:
(5pt)

メルカトルかく語りきの感想

麻耶雄嵩の性質を踏まえるとニヤリとするアンチミステリ。
尖がった作品をこれからも続けてほしい願いは強い。
すっきりしないのはいつもの事なので、それが持ち味で良いのだが短編より長編を読みたい気持ちが強い。

Ariroba78
5M53WTS6
No.1:
(10pt)

メルカトルかく語りきの感想


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青木雅夫
38S8SIJD
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