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(短編集)
メルカトルかく語りき
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メルカトルかく語りきの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 1~20 1/2ページ
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面白かった | ||||
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解決方法が一風変わった作品集 ただし「答えのない絵本」だけは更に一捻り加えてあり 作者によるあとがきを読むまで真相に気づかなかった。 実際にレビューを見る限り、作者の危惧どおり それに気づいていない読者がほとんどのようであるが・・ すべての短編には共通する点がある。 それはエゴイストな探偵の利己主義に基づいた解決 このことが「答えのない絵本」へのヒントとなっているという仕組みなのだ | ||||
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「かく語りき」というか「かく騙りきlというか。 探偵の都合のいいようにしゃべってない?本当かなあ?という問題作が収録された短編集。 メルカトルが自分の都合のいいように推理を展開するのは以前の短編でもあり違和感はなし。 探偵がこうと説明したら周囲は納得するという方向性を突き詰めたのかなあという感想です。 比較的崩しの少ない「収束」がベスト。「これ判断推理で見たことあるやつだ!」と思いました。 物語として落とし込んだのが剛腕ぶりを感じました。 | ||||
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ドイツ人が立てたというその建物は、一階が洋風の煉瓦作り、二階が和風の木造というおかしなハイブリッド。その形状を面白がって彼ら六人が訪れたというのに、彼らの会話に出てきた金閣が、一層=寝殿造り(公家風)、二層=書院造り(武家風)、三層=仏殿造り(禅宗様式)、ついでにてっぺんに鳳凰(中華風)を配したハイブリッドであることに触れない。 高校生諸君、花札の柄を覚える前に日本の歴史を学びましょうw 学校じゃ習わんか……。 竹田の誤認の理由は、なるほど物理的に考えればそーなのかなとは思うが、今ひとつ感心できない。その誤認の理由の解明から、メルカトルは怒涛の推理を展開するのだが、犯人については驚愕だ。 あとがきによれば本作品の毒は一番薄い筈だが……。 ところで、メルカトル鮎はいつでも傲岸不遜、自信満々なわけだが、事件の究明の為には、最低限高校生たちの証言が必要十分でなければ不可能の筈。どーして自信満々でいられるのだ? それも含めて、銘探偵か……。 もう一つ不条理ともいえる展開があるのだが、もーどーでもいい。 本作品の推理小説としての謎解きは、殺人事件にはなく、生野がむしろ好意を抱いていた青倉の告白をなぜ断ったのかにある。 | ||||
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どうも最後がすっきりしない。。具体的に書きたいがネタバラシは出来ないので、最後は納得できない。面白かったので最後の最後であの終わり方ではモヤモヤ感が残ってしまった。 | ||||
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読み味は斬新でしたが二人の掛け合いが面白くてするする読めました。本ミス慣れてない方にもおすすめです。 | ||||
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これでもかと繰り出される変化球。ミステリの定石が覆される傑作短編集。 | ||||
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銘探偵メルカトル鮎シリーズの全5編の短編集。 全編本格ミステリーですが、筆者独特の作風というか持ち味が発揮された作品集。 探偵のキャラクターも個性に溢れ、犯人をロジカルに推理していく様は圧巻なのだけれども、全作品に共通して言えることはラストが問題だという事です。モヤモヤが残る読者も多いと思いますが、むしろ筆者のファンはその読後の余韻がいいのかもしれません。 | ||||
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これは自分にはハイレベルすぎたかもしれない。 アンチミステリとわかって読んでいても、一話を読むたびに終わり方に茫然としてしまう。そして、読んでいるうちにそれが癖になって、もっと読みたくなる。 特に「密室荘」の「固めてポン」にはまってしまった。 | ||||
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希代の名探偵と誰にも言わしめるがその名探偵ぶりがさっぱりわからない、”銘”探偵メルカトル鮎が主役の短編集。 5つの事件を不可能犯罪を一刀両断、サクサク解決といきたいところですが、ますます読者を迷いの森に誘ってしまう。 事件解決よりも名声ファーストの潔さ。アンチミステリとしても、いままでお目にかかった事がないような結末を提示してくれる。「死人を起こす」で軽いめまいを感じ、「九州旅行」で一息つき、「収束」で気を失い、「答えのない絵本」で振りかぶって、「密室」に壁に叩き... これぞ、メルカトル鮎シリーズ。 | ||||
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どの短編も推理が非常にロジカルだった。手がかりと伏線をもとにかなり論理的に犯人を推理していく。その手続きが非常にスリリングで、解答のほうもかなり斬新なものが多かった。構成も凝っていて面白かった。現実よりもロジックのほうを重視するという姿勢にシビれました。 | ||||
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メルカトル会いたさで新規購入o(・x・)/ 論理性を重視した5作が収録された短編集。 結論部分を全短編に於いて、同趣向で締めくくっている訳ですけれども、、 これは何と表現するべきなのか (・ω・`) 「既存のフレームワークを論理に因って破壊するアンチミステリ」とでも云うのでしょうか ('-`).。oO メルカトル鮎らしさが存分に出ていて、ファンとしては嬉しい一冊でした _φ(・_・ 326頁 「私はカミュではない。不条理を不条理でなくすればいいだけだ」 | ||||
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メルと助手役のやり取りが毎話面白く事件の解決に至るまでの論理的推理がしっかりしています 推理はしっかりしているのですがどの話も犯人をはっきり特定することはありません 短編ながらしっかり情報は提示されてあり軽く読み流して後悔した話がいくつかありました(それでも犯人は特定できないのである程度しか推理できませんが)。 逆に何度も読み直して推理したが意味の無かった話もあります 本書は美袋がメルカトルの鬼畜な仕打ちを受けるのを楽しむ為の本なのではないのでしょうか | ||||
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犯人がいないことを緻密な推理で明かしたり、解明出来なかったら犯罪そのものをなかったコトにしてしまうとか(爆笑)。 「密室荘」はSFにしてよければ、タイムマシンか別次元から転送されてきたとしか思えない死体移動ですな。 現実的な解なら、前の住人が ”天井に埋め込んでいた” というのはどうか?w 強度が足りなくて、天井から落下して現れたとかね。 そんなこたぁさておき、ダイオウグソクムシを引き合いにした円居氏の解説も良かったと思います。 大いに納得出来ました。 メルカトルファンになったわけではないですが、既に数作目をつけておりますよ。 | ||||
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メルカトルは、間違いなく事件を解決させる。物語の流れはメルカトルという人物を明確にし、時に撹乱させる。それが好きで私は読む。読者への問いかけはないが、私にはエラリー・クイーンの挑戦状をもっとやさしくしたものだと感じる。謎解きの楽しさを感じない人もいるかもしれない。だって彼は銘探偵なのだから。初めての方はできれば2回読んでいただきたい。その上で好きか嫌いかのご判断を。 | ||||
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もう10年以上前に、『翼ある闇』や短編集『メルカトルと美袋のための殺人』を読んで、麻耶雄崇作品にはまっていました。 数ある探偵と助手が出てくる本格もののなかでも、銘探偵メルカトル鮎と助手の美袋三条との関係性は独特で、だからこそ他にない魅力を放っていました。 しかしながら長年新刊も見かけず、メルと美袋くんの作品はもう読めないのかな…とあきらめかけていたところ、この本を発見!飛びつきました。 他の方も書いていらっしゃるように、ミステリとしては実験的といいますか、特殊な趣向の作品が集められています。 その趣向を楽しめるか否かは人によるとしか言えないのですが、個人的にはこうした趣向だからこそ、メルのメルらしさが遺憾なく発揮される設定だと思いました。 そういうメルの性格と、美袋くんのキャラが好きな方には損のない内容だと思います。 先にも述べたように彼らの関係はいわゆる探偵と助手にしては一風変わっています。 本作品では二人のやりとりも多く、男女の修羅場を二人でロールプレイするところなど、なんだかんだ言いつつ「お前ら仲いいなww」と言いたくなるような微笑ましさです。まあ、全体的に美袋くんがひどい目にあうのは前作同様なんですけれど。 解説にもありましたが、気長に次のメルカトル作品を待ちたいと思いました。 それにしても、美袋くんはメルの存命中に一矢報いることができるのでしょうか…。 | ||||
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実験的な要素を取り込んだアンチフーダニット短編集 on-the-road.co/?p=1491 | ||||
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メルカトル鮎は作者、摩耶雄嵩氏のデビュー作「翼ある闇」にて初登場しています。 正直「翼ある闇」を読んだ時には、なんだコイツと思いました。 作品の内容的にも、あまり良い役割を与えられていなかったからなのですが。 メルカトル鮎の登場シーンも少なく、名前だけでなんとか覚えていられる。 作品中に必要なのか? そんな人物でした。 しかし、本作では主役の座を離しません。 恐らく、今までに見たことがないタイプの探偵です。 そして、私は本作でメルカトル鮎のファンになりました。 メルカトル鮎の活躍する短編では「メルカトルと美袋のための殺人」 に続く2作目です。 ですが、「メルカトルと美袋のための殺人」よりも本作の方が メルカトル鮎という人物について、そして考え方がよく分かります。 私は本作から読んだので、「メルカトルと美袋のための殺人」は あまり楽しめませんでした。 それでも良いという方は、どうぞ本作から読んでみて下さい。 期待は裏切りません。 これぞ本格!!という作品が納められています。 摩耶雄嵩氏の長編を読んで不満のある方にこそ 読んでみてほしいのです。 | ||||
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ミステリの要素を無視している作品ばかりで、読後感が良くない。 せっかく面白そうな探偵を登場させたのに、その能力は結局活かせてないんでは? 論理を駆使しても結果が伴わなければ、駆使した意味が分からない。 探偵の論理披露を楽しむだけの作品。 シュレディンガーの猫なんかを引き合いに出すが、ただ論理的に解決できない言い訳にしか思えない。 ミステリファンにはオススメできないなあ | ||||
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主人公のキャラが特異で本格推理小説としてよく考えられている部分もありますが、どうしても最後納得できない(すっきりしない)作品もあり読後感がいまいちだった。それより基本的に探偵役のキャラがどうしても好きになれず、このシリーズはもう読まないと思う。 | ||||
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