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初公開日(参考)1995年05月
分類

長編小説

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痾 (講談社文庫)

1999年01月01日 痾 (講談社文庫)

忌まわしい和音島の殺人事件の後遺症で記憶喪失になった如月烏有は、記憶をとり戻そうと寺社に連続放火。すると焼け跡からは焼死体が発見される。その彼のもとに「今度は何処に火をつけるつもりかい?」と書かれた手紙が届く。烏有は連続放火殺人犯なのか?名探偵メルカトル鮎が真相に迫る新本格ミステリ。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.50pt

の総合評価:7.27/10点レビュー 22件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(5pt)

 真夏に雪が降ったあの事件の生き残り“如月烏有”。 彼は事件に関するすべての記憶を失い元の日常に帰りつつあった。 しかし、ある女性と絵との出会いによって彼の記憶の奥底に眠っているものが呼び起こされる。 気付くと烏有は灯油とライターを持って燃え盛る寺院を前に立ち尽くしていた。 導かれるままに放火を続ける烏有、だが現場には覚えのない死体が毎回転がっているのだった・・・。

夏と冬の奏鳴曲の主人公が記憶を失った状態で再び登場。炎を前に呼び起こされる謎の記憶、なにかを見透かしているようなタキシード姿の探偵、かつての恋人に似ている前衛画家、謎が謎を呼び烏有くんの正体はまた闇の中へ。続編というよりかはまた何か伏線を張られたような釈然としない話だった。特に続編出てないけど。

りーり
9EDFH0HC
No.3:
(7pt)

痾の感想

「夏と冬の奏鳴曲」の続編。「翼ある闇」と「夏と冬の奏鳴曲」を読了後に読むことをお勧めします。烏有とメルカトルの雰囲気が好対照。記憶を失った烏有の心理描写とメルカトルの名推理、双方が絡み合った傑作でした。

水生
89I2I7TQ
No.2:
(7pt)

痾の感想

「夏と冬の奏鳴曲」の続編。記憶を失った烏有の葛藤と、メルカトルのとんでも探偵ぶりが際立つ快作!

ジャム
RXFFIEA1
No.1:
(3pt)

痾の感想

「夏と冬の奏鳴曲」の後日談という事で、放置されたままの謎が解明されるのではと期待したのですが、やはり一筋縄ではいかない作品でした。
ただ前2作のような規格外の破壊力は影を失せています。
その分非常に退屈な内容なのですが、リーダビリティ「は」格段に上がっています。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.18:
(5pt)

読んで見たかったこの作品を

なんとも衝撃的な序文から始まったこの著書!
痾 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:痾 (講談社ノベルス)より
4061818465
No.17:
(4pt)

ストーリー小説寄りな作品でも実力をみせる

ずっと絶版だった初期の作品だが、出来はそこそこの良さ。
事件の真相だけを追うというよりはストーリー小説の度合いが強いが、麻耶雄嵩の世界観が好きなら大いに楽しめる。
「最後の事件」以前のメルカトルも登場し、
名探偵となるために主人公にミステリ黄金期の作品を読破させて教育するというメタ展開も面白い。
いくつかの名作に対するミステリ初心者の主人公の感想が述べられるが、作者の見解をどれだけ代弁しているのかが気になる。
痾 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:痾 (講談社ノベルス)より
4061818465
No.16:
(4pt)

インクジェット印刷は文字が読みにくい

翼ある闇、夏と冬の奏鳴曲に続く、第3作としての位置づけ。
内容は多数のレビューがあるのであえて触れないが、新品で購入した本書(第5刷)は講談社によるインクジェット印刷機による増刷と思われる。講談社文庫は絶版も多く、少部数を増刷してくれる出版社の姿勢は大変ありがたい。
とはいえ、通常の印刷と比べると文字がやや薄く、多少ぼやけたような印刷になってしまう点はどうしても気になる。本屋(ジュンク堂)で購入した「翼ある闇」も同じくインクジェット印刷で、同様に文字がやや読みにくい。
最近はオンデマンド印刷などで利用することも増えているインクジェット印刷を否定するつもりはないが、やはり品質面ではまだまだの点もあることを認識したうえで商品としての本の品質向上に努めてもらいたいと思う。
痾 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:痾 (講談社ノベルス)より
4061818465
No.15:
(3pt)

やはり、「世にも奇妙な物語」でしかない

『夏と冬の奏鳴曲』を数年前に読んだが、真相説明がほとんどないままに終わり、理解できず、ネタバレサイトを読んで確認したが、それでも論理的に説明ができない、辻褄の合わない箇所があり、ミステリーというよりも「世にも奇妙な物語」にすぎないと思い、不満に感じたことを憶えている。
本作品は最後にちゃんと真相が明かされているので、『夏と冬の奏鳴曲』よりも印象は良い。
記憶の一部を失った如月烏有の戸惑い、苦悩ぶりを描いた青春小説として読めば面白いし、御子神の語る芸術論や能の話も作品世界と良くマッチしていて、興味深い内容であった。
木更津悠也とメルカトル鮎の共演作品だが、本作品では、木更津の影は薄い。一方、メルカトルの方だが、他作品でのブラックな印象とは打って変わって、烏有を導き、励ます役割を演じているのは意外であった。
メルカトルの予言どおり、この先、烏有は名探偵としての活躍を見せることがあるのだろうか。

(ネタバレ)
暗示や洗脳によって、殺人や放火が行われるという設定自体、全く現実味がないので、やはり、「世にも奇妙な物語」にすぎないという印象を持ってしまう。
また、殺人と放火の行われた日が、わぴ子が絵を見せた日だから同じというのはまだ許せるとしても、殺人が先で放火が後という順番が続くのは、ちょっとでき過ぎではないだろうか。
痾 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:痾 (講談社ノベルス)より
4061818465
No.14:
(5pt)

隠れた名作

帰省の折に持ち帰り、約10年ぶりくらいに読み返しました。
作品としては、
『夏と冬の奏鳴曲』の続編と云う位置付けではあるけれど、
物語上の連続性はなし。
但し、直接的な連続性こそないけれども、
如月烏有の内面的葛藤と云う部分は
前作からの傾向を継承。
但し、個人的には
『翼ある闇』の前日譚と云った意味付けの方が強い様に捉えました。

『夏と冬の奏鳴曲』もそうだけれど、
これも今は絶版なのか。。?
('-`).。oO

《48頁》人はどんなに自分に自我があると思っていても、所詮は社会の中の平均化された一つなんだ
痾 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:痾 (講談社ノベルス)より
4061818465



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