木製の王子



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初公開日(参考)2000年08月
分類

長編小説

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木製の王子 (講談社文庫)

2003年08月01日 木製の王子 (講談社文庫)

比叡山の麓に隠棲する白樫家で殺人事件が起きた。被害者は一族の若嫁・晃佳。犯人は生首をピアノの上に飾り、一族の証である指環を持ち去っていた。京都の出版社に勤める如月烏有の同僚・安城則定が所持する同じデザインの指輪との関係は?容疑者全員に分単位の緻密なアリバイが存在する傑作ミステリー。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.67pt

木製の王子の総合評価:6.95/10点レビュー 19件。Bランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

木製の王子の感想

初期の頃の麻耶雄嵩の作品って中二病要素強いなぁ。途中まで引き込まれるくらい面白かったのに、後半になると一気にサーッと引いちゃうよね。個人的には蛍が今のところベストです。

すえさだ
ZKC29U3R
No.2:
(7pt)

木製の王子の感想

麻耶雄嵩って阪神ファンだったんですね。
阪神ファンである私は気付きましたよ。阪神の選手の名前だって事には。
犯人のヒントになっていた事には全く気付きませんでしたけど。
どうせなら首を切られたのは中込にして欲しかったwww

最後に全て崩壊させるのはいつもの事で相変わらずの破壊力だが、このシリーズの中では「普通」か。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.1:
(8pt)

木製の王子の感想

分刻みの緻密なアリバイトリック!麻耶の徹底的なロジック主義が全面に押し出された傑作!

ジャム
RXFFIEA1
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No.16:
(5pt)

復刊望む

麻耶作品はほぼ読みましたが、『王道的な完成度』という観点からするとこちらはかなり上位にあがる傑作ではないでしょうか。最初に話題にあがる複雑なアリバイトリックも、それが単なるゲーム的遊戯に陥らない意味づけがなされていて、深い批評性と完成度の高さに感嘆しました。読後にネットでいろいろな考察を読むのも楽しいです。
木製の王子 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:木製の王子 (講談社ノベルス)より
4061821415
No.15:
(4pt)

相変わらずの力技にやられた

名探偵 木更津悠也とメルカトル鮎の後継者なれど役立たずぷりが甚だしい如月烏有の登場作品。時系列的には『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』後にあたる。

クローズドサークルもので、殺人事件の容疑者たちの誰もが誰かのアリバイを証明してしまうという不可能犯罪が発生する。列車ミステリを揶揄したかのようなアリバイ崩しは、頭痛の種をまき散らしてくれた。理解することすら放棄してしまったまま、相変わらずの力技にやられてしまうことになる。

事件の背景には胡散臭さを感じざるを得ないが、狂気に駆られたかのような怒涛のクライマックスは戦慄を覚た。
木製の王子 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:木製の王子 (講談社ノベルス)より
4061821415
No.14:
(3pt)

言うなれば、二重の期待はずれ

探偵として覚醒した烏有君が、尋常でないアリバイを崩して
すっきり解決するお話を期待したのに、ちょっとがっかり。

メインのタイムラインは、「痾」の続きだというのに、木更津に”今鏡事件”より前のシーンがあったり等
とにかく時間がやたら前後に飛ぶので、流れが把握しづらいかな。
散りばめられた色々な人のエピソードも、親切に明らかにはされないし・・・。

肝心のアリバイを問われるシーンも、探偵への知力を尽くした挑戦というよりは
結局”オリエント急行”みたいなもんだしな~。
もちょっと捻りある真相を期待してたのですが、あの家系図の様な収斂でした。orz

そして最後は、もう1度犯人と安城のやりとりを見たかったところ。
結局本当の母親の顔は・・・・・
木製の王子 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:木製の王子 (講談社ノベルス)より
4061821415
No.13:
(1pt)

細かすぎるアリバイ崩し、しかも無理がありすぎる回答です。推理目当ての人は読まない方がいいと思います

翼ある闇を読んで好みの作風だったのでいきなり木更津シリーズのこの本を読みました
登場人物にメルトカルシリーズの人が出ていたりネタバレが入っている気がします
翼ある闇では謎が出たときにはもう木更津が答えを導いているという探偵無双の流れが好きだったのですが今作では全くそういうことがありません
また、最後に香月が事件の真相を暴くということもなく残念でした
肝心の推理要素は数分単位で1時間分、10人近くのアリバイが図に載っていて読む気、考える気がしませんでした
数ページにわたって~分の間に~が④の部屋の部屋に~という感じでうんざりしました
けれどほぼ読み飛ばして正解だったような気がします。なぜなら真相はかなりこじつけで無理があるものだったからです(無理でも実際に起こったからそれで正解、事前に住人に分単位のスケジュールが配られていてそれに沿って行動してたなど予防線はあるが)
所々にある謎の人物の視点での物語など語り手がぐるぐる変わるので読みづらい印象でした
奇妙な形の館が全くアリバイトリックに関係しなく読者への裏切りようは笑うしかありません
麻耶さんの作品は完成度にばらつきがあるというので次は出版順に読んでみようと思います
木製の王子 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:木製の王子 (講談社ノベルス)より
4061821415
No.12:
(5pt)

麻耶氏の最高傑作

今まで読んできた麻耶作品としては本作が一番出来が良く、最高傑作だと個人的には思う。
10人以上による屋敷内での分刻みのアリバイが話題となる作品だが、本作の凄さはそれだけに留まらない。
この複雑すぎるアリバイの記述を面倒臭そうだと思って敬遠している人もいるかもしれないが、このアリバイの複雑すぎる構成要素は流し読みして何となく全員に事件を起こすような時間がなかったなんだなという大雑把な把握でも全く問題ないので読んでいて全く状況が把握できなくても気にせず読み進んでいって大丈夫である。
本作の魅力はこの分刻みアリバイ崩し以上に、後半明らかにされる閉じられた家族の秘密と何故事件が起こったかの動機の設定があまりに常識外れの論理で展開するため、リアリティがないのに説得力は物凄くあるというこの著者ならではの得意な世界観が最もストレートな形で具現化されている。
麻耶作品としては絶版状態ということもありマイナーな扱いだが、是非読んで頂きたいこの著者の代表作と言える作品である。
木製の王子 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:木製の王子 (講談社ノベルス)より
4061821415



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