木製の王子
- アリバイ (477)
- メルカトル鮎 (8)
- メルカトル鮎シリーズ (7)
- 本格ミステリ (563)
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木製の王子の総合評価:
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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全3件 1~3 1/1ページ
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初期の頃の麻耶雄嵩の作品って中二病要素強いなぁ。途中まで引き込まれるくらい面白かったのに、後半になると一気にサーッと引いちゃうよね。個人的には蛍が今のところベストです。 | ||||
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麻耶雄嵩って阪神ファンだったんですね。 | ||||
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分刻みの緻密なアリバイトリック!麻耶の徹底的なロジック主義が全面に押し出された傑作! | ||||
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麻耶作品はほぼ読みましたが、『王道的な完成度』という観点からするとこちらはかなり上位にあがる傑作ではないでしょうか。最初に話題にあがる複雑なアリバイトリックも、それが単なるゲーム的遊戯に陥らない意味づけがなされていて、深い批評性と完成度の高さに感嘆しました。読後にネットでいろいろな考察を読むのも楽しいです。 | ||||
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名探偵 木更津悠也とメルカトル鮎の後継者なれど役立たずぷりが甚だしい如月烏有の登場作品。時系列的には『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』後にあたる。 クローズドサークルもので、殺人事件の容疑者たちの誰もが誰かのアリバイを証明してしまうという不可能犯罪が発生する。列車ミステリを揶揄したかのようなアリバイ崩しは、頭痛の種をまき散らしてくれた。理解することすら放棄してしまったまま、相変わらずの力技にやられてしまうことになる。 事件の背景には胡散臭さを感じざるを得ないが、狂気に駆られたかのような怒涛のクライマックスは戦慄を覚た。 | ||||
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探偵として覚醒した烏有君が、尋常でないアリバイを崩して すっきり解決するお話を期待したのに、ちょっとがっかり。 メインのタイムラインは、「痾」の続きだというのに、木更津に”今鏡事件”より前のシーンがあったり等 とにかく時間がやたら前後に飛ぶので、流れが把握しづらいかな。 散りばめられた色々な人のエピソードも、親切に明らかにはされないし・・・。 肝心のアリバイを問われるシーンも、探偵への知力を尽くした挑戦というよりは 結局”オリエント急行”みたいなもんだしな~。 もちょっと捻りある真相を期待してたのですが、あの家系図の様な収斂でした。orz そして最後は、もう1度犯人と安城のやりとりを見たかったところ。 結局本当の母親の顔は・・・・・ | ||||
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翼ある闇を読んで好みの作風だったのでいきなり木更津シリーズのこの本を読みました 登場人物にメルトカルシリーズの人が出ていたりネタバレが入っている気がします 翼ある闇では謎が出たときにはもう木更津が答えを導いているという探偵無双の流れが好きだったのですが今作では全くそういうことがありません また、最後に香月が事件の真相を暴くということもなく残念でした 肝心の推理要素は数分単位で1時間分、10人近くのアリバイが図に載っていて読む気、考える気がしませんでした 数ページにわたって~分の間に~が④の部屋の部屋に~という感じでうんざりしました けれどほぼ読み飛ばして正解だったような気がします。なぜなら真相はかなりこじつけで無理があるものだったからです(無理でも実際に起こったからそれで正解、事前に住人に分単位のスケジュールが配られていてそれに沿って行動してたなど予防線はあるが) 所々にある謎の人物の視点での物語など語り手がぐるぐる変わるので読みづらい印象でした 奇妙な形の館が全くアリバイトリックに関係しなく読者への裏切りようは笑うしかありません 麻耶さんの作品は完成度にばらつきがあるというので次は出版順に読んでみようと思います | ||||
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今まで読んできた麻耶作品としては本作が一番出来が良く、最高傑作だと個人的には思う。 10人以上による屋敷内での分刻みのアリバイが話題となる作品だが、本作の凄さはそれだけに留まらない。 この複雑すぎるアリバイの記述を面倒臭そうだと思って敬遠している人もいるかもしれないが、このアリバイの複雑すぎる構成要素は流し読みして何となく全員に事件を起こすような時間がなかったなんだなという大雑把な把握でも全く問題ないので読んでいて全く状況が把握できなくても気にせず読み進んでいって大丈夫である。 本作の魅力はこの分刻みアリバイ崩し以上に、後半明らかにされる閉じられた家族の秘密と何故事件が起こったかの動機の設定があまりに常識外れの論理で展開するため、リアリティがないのに説得力は物凄くあるというこの著者ならではの得意な世界観が最もストレートな形で具現化されている。 麻耶作品としては絶版状態ということもありマイナーな扱いだが、是非読んで頂きたいこの著者の代表作と言える作品である。 | ||||
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