泡坂妻夫。奇術師にして紋章上絵師そして推理作家。

署内で一括保管される三十冊の警察手帳が紛失した。犯人は内部か、外部か。

傑作の誉れ高い〈禿鷹シリーズ〉が新装版で再登場! 信じるものは拳とカネ。

姉を殺害した犯人に、事件現場で襲撃された片桐稔は、その後遺症から通常の“匂い”を失い、イヌ並みの嗅覚をもつことに…。

空前の災厄続きに、人心が絶望に打ちひしがれた暗黒の江戸天明期、大空を飛ぶことに己のすべてを賭けた男がいた。

トシオ・マナハン、13歳。フィリピン、セブ島のガルソボンガ地区に祖父と住み、闘鶏用の軍鶏を育てる日々だった。

安槻大に通う千暁ら仲間七人は白井教授宅に招かれ、そこで初めて教授が最近、長年連れ添った妻と離婚し、再婚したことを知る。

「症例A」の多島斗志之が贈る感慨深い読後感をご体験ください 謎の女を描く「マリア観音」、清水の次郎長の三人目の妻・お蝶が死に至るまでを書いた「お蝶殺し」など、多島さんならではのエ...

「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。

九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。

比叡山の麓に隠棲する白樫家で殺人事件が起きた。被害者は一族の若嫁・晃佳。

抗いきれぬ宿命ならば、恐れるものは何もない。男は再び札幌へ戻った。

12世紀の中東。 聖者たちの伝記記録編纂をJ志す詩人のファリードは、伝説の聖者の教派につらなるという男を訪ねる。

月夜の晩の本当に恐い恐い江戸ふしぎ噺―著者渾身の奇談小説。

不幸のどん底で喘ぐ中年主婦・明日美としのぶ。気が弱い半端なヤクザ・史郎。

まどろむような京都の邸宅街で富豪の家族をおそった殺人事件。

念願の詩集を出版し順風満帆だった婚約者の突然の自殺に苦しむ相場みのり。

連続爆弾犯のアジトで見つかった、心を持たない男・鈴木一郎。逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。

日本海の孤島で起こる連続密室殺人事件(『首吊り島』)と都会の片隅で起こる監禁事件(『監禁者』)。

根室でくすぶる幸司のもとへ、東京でやくざになった裕司が突然姿を現した。