黒いトランク



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初公開日(参考)1956年01月
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長編小説

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黒いトランク (創元推理文庫)

2002年01月01日 黒いトランク (創元推理文庫)

鮎川哲也の戦後本格の出発点となった里程標的名作。綿密な校訂と著者の加筆訂正による決定版。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

黒いトランクの総合評価:8.09/10点レビュー 45件。Bランク


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全8件 1~8 1/1ページ
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

トランクの行方とアリバイ崩し〜論理を突き詰めた究極のパズル小説

本作は、刑事である鬼貫が主人公となって、事件を追います。よくある刑事小説とは違って鬼貫刑事には刑事臭さがなく、純粋に謎を追うため機能してくれます。
事件の舞台は九州。溜まっていた有給を消化して、顔見知りの婦人の依頼によって事件の調査を引き受けることになります。
出版されたのが1950年とあるので、半世紀以上も前の作品なのですが、とっつにきにくい文章は少なく、意外とスラスラ読むことができました。ですが、他のレビュアーさんの意見にあるとおり本書が読みづらくさせる要因は、事件の複雑さでしょう。
トランクの行方を追ったり、死体の行方や、犯人と協力者の行動を追わなければならず、頭がこんがらがってしまいます。
途中、参考のために図や時刻表を挟んであったのは、作者なりの配慮で助かりましたが。しかし、時刻表も細かく時刻が書いており、私など読み飛ばしてしまったので、鬼貫の推理のときのみ役に立ちましたが。(推理パート前に時刻表を仔細に読み、事前に謎を看破できる読者がいるのでしょうか?)
ただ、解決パートはなるほどと納得できました。鬼貫の推理の過程、矛盾、解決まで丁寧に描かれていました。
登場人物が少なかったのも親切だったと思います。実質、容疑者は二人ですが、私は絶対に犯人はこの人だろうと思い、見事的中していました。フーダニット小説ではないので、読者の八割近くは犯人を当てることができると思います。
次に再読するときにはメモ帳とペンを用意して、トランクの流れと犯人の行動を整理しながら読もうと思います。

それにしても、マッチ棒をいじっている合間に、このトリックを思いついたと自著解説にあるので、凄いと思いました。

bamboo
NU17PFML
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

黒いトランクの感想


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氣學師
S90TRJAH
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(5pt)

トリックは見事なのかもしれないけど読みにくいです

『点と線』とともに鉄道ダイヤトリックの先駆け的作品であり、さらに鉄道ダイヤ関連はあくまでトリックの一部に過ぎず、メインは死体を入れた二つのトランクを利用した綿密なアリバイトリックであり、当時としては非常に練りこまれた作品だと思います。
しかし、正直読みにくくて状況を理解するのに精一杯。ストーリーや推理を楽しむ余裕がほとんどありませんでした。
それに加えてよく判らない衒学要素まで加わってくるのでますますもって読みにくいです。
注釈も無駄に多くて、いちいち読んでいたらかえって話の筋がよくわからなくなるし、国内作品なのに、悪い意味で海外翻訳物を読んでいるみたいな気分になりました。
実際当時にしてもこの辺の読みにくさのせいで一般層の支持は『点と線』に差を開けられてしまったのではないかと思いました。
同作者でも『りら荘事件』などは凄く読みやすかったのですが、この時はまだ書きかれていなかったんですかね。

そんなわけでせっかくのトリックの謎解きも「なんとかしてなんとかしたんだね」というような感想を抱いてしまいました。
これはよく理解して、考えて読もうとしなかった私が悪いと言えばそれまでですが。
しっかり再読すればまた評価は変るかもしれません。


マリオネットK
UIU36MHZ
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

普通に面白い

クロフツの「樽」日本版でした。

わたろう
0BCEGGR4
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

黒いトランクの感想

著者の作品は初めてでありました。アリバイ崩しがメインのトリックですが、少々分かりづらく、個人的な評価はあまり高くありません。読了までかなり苦戦しました。以前読んだクロフツの樽の方が好みだったかも。

なおひろ
R1UV05YV
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(7pt)

黒いトランクの感想

鮎川哲也さん初読了。日本の時刻表トリックものの先駆け的作品にして快作。解かれてみると真相はいたってシンプルだった。

水生
89I2I7TQ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

黒いトランクの感想

世の中での評判は上々で傑作なのだから面白いのだろう。と一瞬錯覚しましたが、
複雑な話を思い返してみると素直に楽しめていたかと疑問。
理解が乏しいのだと思いますが、読書中はしんどかったです。点数厳しめで。

jom
GUZPXBJJ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

アリバイトリック

読んでてクロフツの樽を感じた。初読ではあまり理解せずにページを進め、内容を把握した後に再読すると緻密なアリバイトリックが面白い。と、まぁ、それぐらい文章からは理解し辛かった。

Ariroba78
5M53WTS6
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