ペトロフ事件

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種別
長編
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あらすじ

2001年07月01日 ペトロフ事件 鬼貫警部事件簿―鮎川哲也コレクション (光文社文庫)

巨額の財産を狙った殺人か?旧満州、大連近郊でロシヤ人富豪イワン・ペトロフが射ち殺される事件が起きた!容疑者は三人の甥、アントン、ニコライ、アレクサンドルとその恋人たち。だが、彼らには一人残らず堅牢なアリバイがあった!鬼貫警部は得意のロシヤ語をあやつり、粘りづよく捜査する。…はたして満鉄の時刻表は何を語るのか?本格推理の巨匠初の長編にして、時刻表トリックの傑作。(「BOOK」データベースより)

評判

ペトロフ事件の評価:

5.00/10点 レビュー 1件。 D ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点5.00pt

ペトロフ事件の総合評価:

6.70/10点 レビュー 10件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(5pt)
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ペトロフ事件の感想


▼以下、ネタバレ感想

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氣學師
S90TRJAH

Amazonレビュー

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No.9
(5pt)

戦争中の満洲の様子が興味深い

大金持ちのイワン・ペトロフが殺される。彼には3人の甥、アントン、ニコライ、アレクサンドルがいて、彼らはイワンの遺産相続者である。それゆえ、彼らのいずれかが犯人であろうと思われるのだが、彼らにはそれぞれアリバイがある。鬼貫警部は彼らのアリバイが本物かどうかを確かめていく。

 著者自身は、「付録1「ペトロフ事件」」で「しかしこの『ペトロフ事件』はあらゆる面で稚拙であって、習作以外の何物でもなく、(……)」と書いているが、私にはそうは思えない。私は、今までに『鍵孔のない扉』、『翳ある墓標』、『準急ながら』、『白の恐怖』を読んだが、『ペトロフ事件』がそれらに劣っているとは思えない。これらの小説のうち、偽アリバイのトリックが一番凝っているのは『鍵孔のない扉』である。それに比べれば、『ペトロフ事件』に出てくる偽アリバイのトリックは単純だが、だからと言って、『ペトロフ事件』がミステリーとして稚拙だとは思えない。

 この小説は、戦争中(昭和17年)の中国東北部(満洲)が舞台なのだが、当時の大連のありさまの描写や、登場するロシア人、中国人、日本人の描写、風景描写が魅力的で、この小説に単なる謎解き以上の奥行きを与えている。鮎川哲也は大連で子ども時代を過ごしたそうだから、彼にとってこの小説を書くことは楽しかったに違いない。
ペトロフ事件 鬼貫警部事件簿―鮎川哲也コレクション (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: ペトロフ事件 鬼貫警部事件簿―鮎川哲也コレクション (光文社文庫)より
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No.8
(5pt)

事件発生当時の市街図と時刻表を掲載

腰巻も栞も付いた、状態の良い古書をたまたま店頭で見つけた(かつ値段も手頃だった)ため、光文社文庫版ではなく、こちらの「大衆文学館」版で読んだ。
こちらには山前譲の資料協力で、事件発生当時の本物の時刻表だけでなく、大連とハルピンの市街図も掲載されている。
巻末エッセイは有栖川有栖。
この小説の力点は「アリバイ崩しに意外性を持たせる」べく「アリバイトリックの解明だけでは真犯人の特定に至らない」ことにある。戦時下にそこまで考え、紙資源の乏しい時期の限られた枚数でまとめた、鮎川哲也の意欲と才能に改めて感心させられた。
また、旧満州国時代の大連やハルピンの市内のようすや、満鉄特急「あじあ」の車内が、実際に旧満州に居住していた作家によって描かれている点も貴重である。
中には、トリックが単純だと言う人もいるようだが・・・
今の日本国民は、推理小説すら作家の意図を汲んで読めないほど知的劣化をきたしているのだろうか?
ペトロフ事件 (文庫コレクション―大衆文学館) Amazon書評・レビュー: ペトロフ事件 (文庫コレクション―大衆文学館)より
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No.7
(5pt)

事件発生当時の市街図と時刻表を掲載

腰巻も栞も付いた、状態の良い古書をたまたま店頭で見つけた(かつ値段も手頃だった)ため、光文社文庫版ではなく、こちらの「大衆文学館」版で読んだ。
こちらには山前譲の資料協力で、事件発生当時の本物の時刻表だけでなく、大連とハルピンの市街図も掲載されている。
巻末エッセイは有栖川有栖。
この小説の力点は「アリバイ崩しに意外性を持たせる」べく「アリバイトリックの解明だけでは真犯人の特定に至らない」ことにある。戦時下にそこまで考え、紙資源の乏しい時期の限られた枚数でまとめた、鮎川哲也の意欲と才能に改めて感心させられた。
また、旧満州国時代の大連やハルピンの市内のようすや、満鉄特急「あじあ」の車内が、実際に旧満州に居住していた作家によって描かれている点も貴重である。
中には、トリックが単純だと言う人もいるようだが・・・
今の日本国民は、推理小説すら作家の意図を汲んで読めないほど知的劣化をきたしているのだろうか?
ペトロフ事件 (BIG BOOKS) Amazon書評・レビュー: ペトロフ事件 (BIG BOOKS)より
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No.6
(5pt)

事件発生当時の市街図と時刻表を掲載

腰巻も栞も付いた、状態の良い古書をたまたま店頭で見つけた(かつ値段も手頃だった)ため、光文社文庫版ではなく、こちらの「大衆文学館」版で読んだ。
こちらには山前譲の資料協力で、事件発生当時の本物の時刻表だけでなく、大連とハルピンの市街図も掲載されている。
巻末エッセイは有栖川有栖。
この小説の力点は「アリバイ崩しに意外性を持たせる」べく「アリバイトリックの解明だけでは真犯人の特定に至らない」ことにある。戦時下にそこまで考え、紙資源の乏しい時期の限られた枚数でまとめた、鮎川哲也の意欲と才能に改めて感心させられた。
また、旧満州国時代の大連やハルピンの市内のようすや、満鉄特急「あじあ」の車内が、実際に旧満州に居住していた作家によって描かれている点も貴重である。
中には、トリックが単純だと言う人もいるようだが・・・
今の日本国民は、推理小説すら作家の意図を汲んで読めないほど知的劣化をきたしているのだろうか?
ペトロフ事件 (1979年) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ペトロフ事件 (1979年) (角川文庫)より
B000J8JONM
No.5
(5pt)

事件発生当時の市街図と時刻表を掲載

腰巻も栞も付いた、状態の良い古書をたまたま店頭で見つけた(かつ値段も手頃だった)ため、光文社文庫版ではなく、こちらの「大衆文学館」版で読んだ。
こちらには山前譲の資料協力で、事件発生当時の本物の時刻表だけでなく、大連とハルピンの市街図も掲載されている。
巻末エッセイは有栖川有栖。
この小説の力点は「アリバイ崩しに意外性を持たせる」べく「アリバイトリックの解明だけでは真犯人の特定に至らない」ことにある。戦時下にそこまで考え、紙資源の乏しい時期の限られた枚数でまとめた、鮎川哲也の意欲と才能に改めて感心させられた。
また、旧満州国時代の大連やハルピンの市内のようすや、満鉄特急「あじあ」の車内が、実際に旧満州に居住していた作家によって描かれている点も貴重である。
中には、トリックが単純だと言う人もいるようだが・・・
今の日本国民は、推理小説すら作家の意図を汲んで読めないほど知的劣化をきたしているのだろうか?
ペトロフ事件 (1960年) Amazon書評・レビュー: ペトロフ事件 (1960年)より
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