風の証言
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風の証言の総合評価:
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古い作品を今読むと こんなのいいのと思ってしまい | ||||
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鮎川作品で読書三昧です。毎回楽しんでます。 | ||||
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「風の証言」を再読。おそらく20数年ぶりで、新作を読む気分で楽しめた。 本作では3つの謎解きが行われるが、いずれもトリックはやや小粒で、鮎川氏の作品群の中では上位に位置するとはいえないだろう。 だが、トリックを解明するに至る捜査過程が丹念に描かれ、執拗なまでに繰り広げられる推理の試行錯誤は健在で、余人をもって代えがたい鮎川作品の魅力だと思う。 ときおり挿まれるシニカルなユーモアや、エピローグでさらりと触れられる関係者のその後など、小説としての成熟度もあると感じた。 「時計塔」は少年物の短編。 「城と塔」は大人物の中編。長編化にあたり、人物描写や捜査過程がより詳細になり、事件を1つ追加したことがわかって興味深かった。 | ||||
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鉄道を使ったアリバイ崩しもので知られる鮎川哲也だが、本作の容疑者は時刻表ではなく、絵画と写真をもってアリバイを主張する。バカミス的な驚天動地のとんでもトリックがゴロゴロしている現代では、本作のトリックなどは地味にみえてしまいもするが、核のトリックだけでなく、さりげない証言に隠れていた重大な手がかり、思いがけない犯行の瑕疵、細密な立証へのロジックなど、様々なアイディアやテクニックが縦横に重ねられ、堅牢緻密な本格推理ものに完成されている。 将棋やチェスの盤上をひたすら理詰めで固めてゆくような、鬼貫警部たちの地道な捜査をじっくり描いてゆく鮎川作品は、多くのミステリのなかでも最も地味な作風だろう。横溝正史のような因習や血縁にからんだ濁った人間模様や、松本清張のような社会や時代のひずみが生んだ人生ドラマといった、謎解き以外の小説として興趣を排除し、徹頭徹尾、謎解き推理の面白さのみを追求した作風である。それが横溝や清張のように広汎な読者ではなく、一部のコアな本格推理ファンに強く支持される存在となった理由だろうが、その硬派な職人仕事には、計算され尽くした幾何学的な造形美をみるような感動をうける。また本作には、理詰めの展開の所々に、思わずニヤリとさせられてしまうユーモアの甘味が散りばめられ、最期まで楽しんで読み進むことの出来る作品にも仕上げられている。 短編『時計塔』と中編『城と塔』が一緒に収録されているが、本作『風の証言』は、この二作品に使われた着想の長編化ということから構想された作品で、ファンには興味深く貴重な併録といえるのではないかと思う。 | ||||
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鬼貫警部ものの長編作品の後期の作品。 アリバイ崩しものだが、定番の時刻表を駆使した鉄道アリバイではなく、写真を使ったアリバイトリックを主体にしている。 二段構えの写真トリックが用いられており、いずれも発想がなかなか面白い写真トリックである。 写真アリバイ崩しものの傑作と言ってもいいだろう。 タイトルも最後にその意味が判明するニクい趣向である。 | ||||
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米寿を迎える母はとても元気で、推理小説が好きな読書家でもあります。鮎川作品は今全て近所にいる母の元にあります。 | ||||
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