ダック・コール
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.67pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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「狩猟小説」というものがあるのかはわかりませんが、この作家はそういったジャンルの話を書いていきたいらしい。心に響くエピソードが二つありました。 | ||||
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まず始めに断っておきたいのが、この作品自体がミステリ作品ではなく、あくまで純文学であり本来の評価が話の面白さによるものであるべきではないということです。自然を見事に描写した美しい文体で情景を豊かに描いており、私自身全く鳥や自然については詳しくないですが、それでも情景がしっかりと浮かびました。 | ||||
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【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する
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稲見一良という作家との出会いは『このミス』である。見慣れない作家が過去にもランクインしているのを見て興味を持ったのが最初。寡作家だったので当時その作品は比較的手に入りやすく、文庫化されていた作品は容易に手に入った。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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稲見一良さんのファンです。 この本だけなかったので買って満足です。 | ||||
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"画が上手というのではなかった。むしろ稚拙といえた。そして正確でもなかった。図鑑的な見方をすれば、形や色に写実が徹底しないところがあった。だがそんなことは問題ではなかった。これを描いた者の、鳥たちへの深くあたたかな愛情があった。"1991年発刊の本書はハードボイルドから幻想まで美しい6つの連作集。 個人的には本書が優れた物語性を有する小説・文芸書に贈られる文学賞【山本周五郎賞受賞作】という前情報だけで手にとってみました。(本との出会いは偶然さもたまに楽しい) さて、そんな本書はブラッドペリの『刺青の男』にヒントを得て、冒頭で川辺や浜辺で拾った石に鳥のイメージを描く男に出会った若者が【石の鳥に魅了されて次々と見る6つの夢ー6つの物語】として読者の前に展開していくのですが。 映画撮影から密猟、脱獄囚のマンハント、漁師の漂流から観覧車からの脱走まで。それぞれの物語同士が直接的に関係しあう事はなくも、大人の男性になっても【どこかで持ち続けている自然と共にある原風景】少年心を想起させてくれて懐かしかった。 また余談的だが、いつか。いや近い目標としてキャンピングカーもとい【ブックバスの様な移動本屋で旅に出たい】そんな事も考えていることから、密猟をテーマに中年男とパチンコ名人の少年、そして施設の老婦人との交流を描く『密猟志願』は(中年男に)ドンピシャに感情移入させられて特に気に入りました。 男性的な大人のメルヘンを探す人へ。また自然や鳥をテーマにした作品好きな誰かにもオススメ。 | ||||
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ラジコンボートでカモの追い出しをするところがあるが、今はラジコンボートで撃ち落したカモの回収が出来るようになった。発想が面白い。2読目 | ||||
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石に鳥の絵を描く不思議な男に河原で出会った青年は、微睡むうち鳥と男たちについての六つの夢を見る―。絶滅する鳥たち、少年のパチンコ名人と中年男の密猟の冒険、脱獄囚を追っての山中のマンハント、人と鳥と亀との漂流譚、デコイと少年の友情などを。ブラッドベリの『刺青の男』にヒントをえた、ハードボイルドと幻想が交差する異色作品集。“まれに見る美しさを持った小説”と絶賛された第四回山本周五郎賞受賞作。 | ||||
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鳥にまつわる短編集. いずれも若干アウトローな主人公と鳥とのエピソードが描かれる. 自然と鳥との風景を描いた情景描写は詳細で詩的であり美しい. 主人公たちは孤独感や疎外感と, 鳥にまつわるエピソードから他者や社会との関わりを描くストーリーも悪くない. ただ,思わせぶりな割に,ストーリーに大きな山場があるわけでもひねりがあるわけでもないし, おすすめミステリーとして挙げているサイトを見て読んでみたが,少なくともミステリーではない. といって,純文学としては,地の文章から登場人物の心理が伝わってこない. なんだか中途半端な印象. | ||||
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