(短編集)

亜愛一郎の転倒



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初公開日(参考)1982年06月
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短編集

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亜愛一郎の転倒 (創元推理文庫)

1997年05月31日 亜愛一郎の転倒 (創元推理文庫)

完璧な写実性で注目された画家の絵の中に見出される数々の不思議――手の指が六本ある少女、針の間違っている時計、開けられないドアなどは何を意味するのか? さらに一夜にして忽然と消失した合掌造りの家、タクシーの後部座席に突然出現した死体……等々、ちょっとした不合理から思いもかけぬ結論を導き出す亜愛一郎。快調の第二弾。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

亜愛一郎の転倒の総合評価:9.00/10点レビュー 20件。Aランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

亜愛一郎の転倒の感想

高品質の短編集なのは前作同様なのですが、前作の狼狽に比べると設定も身近になり(身近過ぎて怖い話もありますが)、文章自体も読みやすくなった印象がありました。
まぁ、細かい手がかりから論理的に組み上げるという点では前作に劣りますが、泡坂さんらしい遊び心も入っており総合的には前作を超えてると思います。

mkaw11
HAAP6CBX
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

逸品揃いです。

世評高い『~の狼狽』は些か肩透かしを食らった感があったが、この2作目はどうしてどうして逸品揃いだ。何が1作目と違うかと云えば、現在の泡坂作品に見られる歪んだ論理がエキスとして加わったことが大きい。読者の、というか常人の考えの及ばない人間の不思議さ、曖昧さをまざまざと、しかもコミカルに提示する手際は見事!
更に上手く云えないが、ひっくり返すことの面白さ、最後の「病人に刃物」が正にそれなのだが、わかるかな?

Tetchy
WHOKS60S
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.18:
(3pt)

「~狼狽」と比べると少し地味な印象

亜愛一郎のシリーズ、第一巻の「~狼狽」が面白かったので、続いてこちらの「~転倒」を読んでみました。
「~狼狽」と比べると、起きる事件や謎が地味なものが多く、読み終わってから各話のタイトルを見た時に「どんな話&トリックだったっけ?」てなるものが多かったです。
亜の着眼点や推理パターンはいつも通りですが、こちらもそれに慣れてしまっているので驚きも少ないし。
一応は面白く読めたけれど、それ以上のものもあまりないなぁと。
ただ、事件に直接関係はしないが各話に必ず姿を見せる「ある人物」のことが気になってしょうがない(笑)ので、次巻「~逃亡」への期待だけは高まりました。

なお巻末の解説で次の「~逃亡」がネタバレ(亜の正体?)しているとのレビューがありますが、当方が購入した「2024年8月23日 12版」には、そのような記述はありませんでした。
当該箇所は削除されたのかな?
亜愛一郎の転倒 (1982年)Amazon書評・レビュー:亜愛一郎の転倒 (1982年)より
B000J7MJC6
No.17:
(5pt)

微笑ましい

令和の今となっては、コンプライアンス的にNGな描写もあって面白い。
亜愛一郎の転倒 (角川書庫)Amazon書評・レビュー:亜愛一郎の転倒 (角川書庫)より
4041461065
No.16:
(5pt)

読んでいて楽しいシリーズ第2作、『意外な遺骸』が傑作

本書は、『亜愛一郎の狼狽』に続く亜愛一郎シリーズの第2作である。『狼狽』と同様、8作の短編が収録されている。
本書も、探偵役の亜愛一郎のユニークで秀逸なキャラクターな上、どの作品でも適度なユーモアが盛り込まれ、読んで楽しめる作品ばかりである。
中でも、得意の逆説が冴える『珠洲子の装い』、見立て殺人の背後に思いもよらない真相が隠されている『意外な遺骸』、論理的思考の盲点を突く『病人に刃物』が傑作と言える(評者が最も感心したのは『意外な遺骸』)が、他の5作も水準の高い良作である。
亜愛一郎の転倒 (角川書庫)Amazon書評・レビュー:亜愛一郎の転倒 (角川書庫)より
4041461065
No.15:
(4pt)

ひどい巻末解説…第3巻未読の方はくれぐれも巻末解説を読まないように!

他の方のレビューでも書かれていますが、この巻は巻末の解説が最悪です。
一般に推理物で、本文を読む前にあとがきを読んだ人が楽しみを半減させられてしまったとしたら、まあ自業自得と言えないこともない。また、発表の時系列を遡って読んだ場合も、まあ仕方無いと思うことにしよう。
しかし、三巻物の第2巻で、第3巻のネタをばらしてしまうとは!!
言語道断・前代未聞の暴挙、悪行!

このあとがきを書いた田中芳樹っちゅう人は、自分も作家なんでしょ? 一体何のつもりでこんなことを? 嫌がらせか? 作者に恨みでも有るのか?

作品の方は、独特の味わいを持った好短編揃い。
なのに最後の最後で巻末解説が、読後感を台無しにする。
出版社の方でもこの解説をそのまま載せてしまったというのが、本当に理解に苦しむ。第3巻のマイナス広告になってしまうだろうに…。

こんな風に書くと、未読の方にはかえって「どんな解説なんだろう」と興味をわかせてしまうかもしれませんが、第3巻を読む気がある方は、くれぐれも解説だけは読まないよう! 絶対後悔すると断言できます!
亜愛一郎の転倒 (角川書庫)Amazon書評・レビュー:亜愛一郎の転倒 (角川書庫)より
4041461065
No.14:
(4pt)

ミステリーにおけるネタバレは厳禁

亜愛一郎シリーズは、かつて角川文庫からも出版されており、この創元版は再販となります。
その当時、角川文庫版が古書店でもなかなか見つからなかったり、あっても高額になっていたりしたため、この再販には大変喜びました。
というのも、実はこのシリーズ、この2作目までは角川版で読んでいたものの、最終巻は未読だったからです。
そこで、やはり読むなら最初からと、再版された「狼狽」「転倒」と続けて読んで来て、この「転倒」の巻末に新たに加えられた某有名作家による解説を読んで愕然となりました。
そこには、亜愛一郎の正体について、バラしてしまっていたからです。
こういう場合、文頭にその旨の断りを入れるとか、ネタばれが近くなったら文節を分け、その間に目立つように太字で注意を促す一文を挿入するとか、それなりの配慮が必要であるにもかかわらず、今ここで彼の正体を明かしてしまっても、その魅力を損なうことはないからバラしてしまうが、と平文の中にさらっと断るだけですぐに明かしてしまっているのです。
慌てて読み止める間もなく、次の行が目に飛び込んでしまい・・・

その時の私の落胆ぶりは、相当なものでした。
最終巻の出版を心待ちにしていただけに。
編集部もなぜこのようなネタバレ記事の掲載にOKを出したのか、ミステリー専門の本を数多く出版しているところだけに、その良識を疑いました。
結果、最終巻の最終章、いろんな謎が解明されましたが、何の興奮も得られず、テンション下がりまくりでした。
その後の重版は見ていないからどうなっているのか知りませんが、今もおそらく変わっていないでしょうね。

これから初めてこのシリーズに触れるという方は、絶対にこの巻末の解説は読んではいけません。
最終巻を読んでからにしてください。
亜愛一郎の転倒 (角川書庫)Amazon書評・レビュー:亜愛一郎の転倒 (角川書庫)より
4041461065



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