(短編集)

亜智一郎の恐慌



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初公開日(参考)1997年11月
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亜智一郎の恐慌 (創元推理文庫)

2003年12月31日 亜智一郎の恐慌 (創元推理文庫)

二百五十年の泰平を経て腑抜け同然となった御庭番に代わり、隠密方を拝命したよったりの雲見番―長裃がひたすら似合う俊足の男前、亜智一郎。総身に普賢菩薩を刻む小普請方、古山奈津之助。遠祖役小角の奥義を極める甲賀忍者、藻湖猛蔵。安政の大地震に片腕を持っていかれた優男、緋熊重太郎。内憂外患こもごも至る幕末、将軍直直の下知を受ける雲見番衆の、馳駆奔走や如何。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

亜智一郎の恐慌の総合評価:7.33/10点レビュー 9件。Cランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

亜智一郎の恐慌の感想

「亜愛一郎」シリーズの外伝の位置付けですかね、時代は江戸終期です。
だからってわけではないのですが、現代とは違いが多すぎて当時では当たり前の事にも頭を悩ませる構成になってます。つまり、読みにくい・・・。
単純に「亜」シリーズを期待して読むとしっぺ返しをくらうと思います。まぁ、論理的に解決してなくもないのですが、そもそもの謎自体が認識不明瞭な点がありまして・・・。

故人である泡坂さんには申し訳ないのですが、この作品を出す余力があったのなら「亜」シリーズの4作目をファンとして望んでやまないというのが正直な感想です。
というか、4作目が読みたかったです(涙)

mkaw11
HAAP6CBX
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

恐慌とは裏腹な亜智一郎の活躍ぶり

その題名に冠せられた名前が物語るように、これはかつてミステリファンを驚喜させた『亜愛一郎シリーズ』の先祖に当たる亜智一郎を主人公にした時代ミステリである。が、アイデア溢れる作者のこと、決して亜愛一郎シリーズを踏襲するような二番煎じは行わず、これは云わば泡坂版『仕事人』である。『必殺』は敢えて除いておこう、血生臭い話が並んでいるわけではないので。

亜智一郎を筆頭に、芝居好きな似非荒武者緋熊重三郎に、甲賀忍術を体得した藻湖猛蔵、豪腕誇る古山奈津之助の4名で構成された雲見番衆。とてもこの一冊で終わるのは勿体ないではないか!!!願わくばシリーズ化を求む。
そんな粋な彼らが織りなす物語はかつての『亜愛一郎シリーズ』の特色であったチェスタトンばりのアクロバティックなロジックは鳴りを潜め、むしろ宝引の辰シリーズや夢狸庵シリーズに近い雰囲気を持っているが今回は将軍直属の人物という設定だけに江戸時代の歴史を色濃く繁栄しているのも興味深い。従ってタイトルの『恐慌』の文字は物語の勇ましさには何とも似合わないとは思うのだが。

Tetchy
WHOKS60S
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.7:
(5pt)

愛一郎のご先祖様。

かの亜の人の先祖が出てくる
物語です。
亜の人の先祖様もやはり頭が冴えるようだったのか
幕府の隠密、という重要な役割を
果たしていました。

亜の先祖である智一郎と
彼と同じ雲見番(隠密)3人が
奇怪な事件に立ち向かう連作集です。

ほとんどは奇妙な謎が絡んだりするものですが、
中には、極悪非道な輩が出てきていて
聖職をかさにとんでもないことをしでかす奴らがいるのです。
そしてそこには…

智一郎のほかの人物が
なかなかいい味を出しています。
中には忍者の末裔で、きちんと修行をしているものも
いますので。

ただ、ドジは少ないので、
そこのところは物足りないかな。
亜智一郎の恐慌 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:亜智一郎の恐慌 (創元推理文庫)より
4488402186
No.6:
(3pt)

亜愛一郎のご先祖の話

亜愛一郎のご先祖の話である。その他に愛一郎の事件簿に登場する人物のご先祖も登場するときう。遊び心の満載された秀作だとおもう。
亜智一郎の恐慌 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:亜智一郎の恐慌 (創元推理文庫)より
4488402186
No.5:
(3pt)

雲を見ながら

1997年に双葉社から出た単行本の文庫化。ちなみに2000年には双葉文庫にもなっている。
 1992-97年に書かれた7つの短篇を収める。いずれも、亜愛一郎の祖先である亜智一郎を主人公としたもの。江戸時代、それも家定、家茂が将軍であった幕末が舞台となっている。そんななかで亜智一郎らが隠密的な活躍をしていく。
 ミステリというよりは、時代小説にちょっと謎をからめたという感じ。推理小説を期待して読むと、肩すかしを食らうかも。
 登場人物がいずれもユニークで、のほほんとした味わいがある。忍術を使ったり、大力であったり。ただ、個々の能力を生かし切れていないような。そのあたり、時代小説とミステリの狭間で苦しみ、消化不良に陥っているように思えた。
亜智一郎の恐慌 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:亜智一郎の恐慌 (創元推理文庫)より
4488402186
No.4:
(5pt)

あっぱれ!雲見番!

「一発逆転ストーリー」という短編集の中に雲見番拝命だけが収録されていて、はじめて泡坂妻夫さんの作品に出会うことができました。亜智一郎の実力があるのに、おとぼけで、厄介なことは避け、ハンサムなのに、ボーっと口をあけて雲を見ている姿も似合ってしまう、二枚目の課三枚目なのかはたまた・・・?なキャラクターにやられました。話の内容もそれなりに面白く、楽しめました。亜愛一郎シリーズも読んでみたくなりました。
亜智一郎の恐慌 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:亜智一郎の恐慌 (創元推理文庫)より
4488402186
No.3:
(4pt)

亜愛一郎の先祖

とぼけた味が魅力の探偵、亜愛一郎の祖先が、
幕末の頃に活躍する短編集です。歴史ものとしても、割とカッチリと書かれていますし、
あいかわらずの亜さんの活躍に、シリーズのファンの人なら、
楽しめる一冊だと思います。ただ、亜探偵シリーズは、謎解きが、牽強付会的で、
推理を楽しむというより、キャラのとぼけた味わいと、
作者の蘊蓄を楽しむ、という感じなので、
本格ミステリーを期待すると、ちょっと、物足りないかもしれません。
亜智一郎の恐慌 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:亜智一郎の恐慌 (創元推理文庫)より
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