凧をみる武士
- 吉原 (59)
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泡坂妻夫の時代小説もこれで何冊目になるだろうか。当初、『鬼女の鱗』あたりから手を出したのだが、時代小説自体初めて読むと云うこともあり、不慣れな言葉が濫出してくることから自分には合わない物だと敬遠しており、『写楽百面相』の余りの専門ぶりにそれが頂点に達し、やや諦めの境地に至った時もあった。しかし、ここ最近は私自身がこなれてきたせいか非常に愉しく読め、本作もまた同様、読書の愉悦に浸ったのであった。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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1995年にNHK出版から出た単行本の文庫化。『鬼女の鱗』、『自来也小町』につづく、「宝引の辰捕者帳」シリーズの第3弾。 4篇が収められている。 ちょうどNHKでドラマ化された頃の出版らしい。それもあってか、辰がわりと前面に出てきたり、子分の算治の過去が語られたり、キャラクターへの重視が見られるようになっている。 物語としては、どれも水準作だが、これと光るものはないように思った。複雑な筋立てのわりには、ちょっとなあというものが目に付く。 とんぼ玉とか凧とか、小道具の使い方が上手い。 シリーズとしてけっこう書きつづけてきて、ひとつの転換点に来ているのかなあ。 | ||||
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