毒薬の輪舞
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毒薬の輪舞の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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ここ続けて読んできた『鬼女の鱗』、『びいどろの筆』、『蔭桔梗』といった時代物、もしくは職人の世界を描いた恋愛物と、侘び・寂びを感じさせる日本情緒豊かな作品に親しんできたため、この作品は現代本格物ということで、どこか別の人が書いたような違和感を感じたが、やはり随所に泡坂らしさを覗かせ、小さいながらも驚きを提供してくれた。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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ミステリーでもないし、毒薬の解説書でもないし、著者の執筆意図が分からない。精神病院に入院している偽患者がだらだらとまとまりのないことをしゃべるだけのつまらない本である。毒薬(薬品)をとくとくとして解説するシーンが随所にみられるが、その説明にも誤りがみられた。例えば、「フルオレセインナトリウムを点眼していれば、その蛍光で目が光って見える」と書いてあるが、これはまちがいである。フルオレセインの蛍光寿命は3~4ナノ秒(1ナノ秒は1秒の10億分の1)なので、蛍光灯の光が当たらなくなったら、瞬時に光らなくなる。蛍光灯に当たっているときはフルオレセインも光っているが、蛍光灯の光がはるかに強いので、フルオレセインの蛍光は感知できない。 | ||||
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★★★★☆ | ||||
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泡坂氏の90年代初頭に出された死者の輪舞に続く2作目。 登場人物が同じだけで内容は独立している。 精神病院内での連続毒殺事件を巡る新本格テイストの本格ミステリーである。 トリックは泡坂氏らしいマジック的な小技の効いたものだ。 派手さはないが、標準以上の出来で最後まで楽しませてくれる。 | ||||
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1990年に出た単行本の文庫化。 『死者の輪舞』の続編。もちろん独立して楽しむこともできるが、前作の事件や登場人物を受け継いだ内容なので、順番に読むほうがいいだろう。 精神病院を舞台に、「毒」が暗躍する話。誰にも毒を入れられたはずがない、という不能状況が繰り返され、わくわくするような本格ミステリだ。トリック、結末、どんでん返しも鮮やか。 ただ、いくつもアンフェアではないかと感じられる点があり、傑作になりそこねた一冊といったところか。 | ||||
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