栗本薫(くりもとかおる)の作品一覧

高校の図書委員ふたりのもとに訪れた上級生。

閉ざされた館が名探偵を誘う。ひとつの街で起きた三件の、幼児失踪・殺害事件。

「現代の最後の秘境」といわれる原乃村。そこには、不気味な「樹霊の塔」が聳える。

同級生から陰湿ないじめを受けている11歳の少女・桜子は世間から孤立して生きる大金持ちの老人・津坂と満開の桜の木の下で出会う。

14歳の秋本元気が家に帰ってきた時、玄関に見ず知らずの死体が転がっていた。

「現代グルメ」は暴食という罪を犯し続けている。

銀座で見かけた妖艶な和服美人の後を迫って着物の展示会に迷い込んだ伊集院大介。彼女の依頼で「幻の友禅」を探すことになる。

新聞記者の伊庭緑郎に騙されるような形で「名探偵とゆく京都ミステリーツアー」にかり出された伊集院大介。

藤島樹が20年ぶりに再会した「巨大なドラッグクイーン」ジョーママは、客を狙った恐喝事件に悩んでいた。

伊集院大介のもとに天才ジャズ・サックス奏者矢代俊一が訪れた。

幼少の頃から、息詰まる家庭の中で育ってきた克子。父の怒り、母の悪態、祖母の呪詛。

恋に破れ、淋しい遊園地「ユニコーン・パーク」でバイトを始めた聡子。世間と隔絶した山の中で仲間の関係は濃い。

深夜の六本木。同性を愛する男装の麗人・樹の店に出入りできる男は、名探偵・伊集院大介だけだった。

もじゃもじゃ頭にぼんやりした姿。

「東京ヴァンパイア事件」解決へ、伊集院大介が動き出す。

領主に迫られ、天守閣から身を投げた雪姫。戦国時代の悲劇を再現したかのようなバラバラ死体が麓に流れ着く。

西北大学の仏文講師、高取浩司は、ある日突然、相手の顔がないことに気づいた。

今から25年前、学園紛争の終わった西北大ではカリスマ演出家率いる小劇団「ペガサス」が人気を集めていた。

アトムくんこと滝沢稔とのラブシーンが描かれた“ヤオイ本”が送られてきて、うめく伊集院大介。

殺人鬼・刀根と共に竜崎晶が失踪した。

謎の集団「ゾディアック」の標的となった竜崎晶を守るため、伊集院大介は苦闘する。

ニューヨーク市警の捜査官との情報交換、そして数々の聞き込みから、惨殺された牧村レオナのすさんだ行状を知る伊集院大介。

連続猟奇殺人・ヴァンパイア事件のキーワードは「ゾディアック」!?伊集院大介の助手・アトムくんは謎のバンド「ゾディアック」のライブに潜入を試みるが…。

新宿で発見された少女三人の死体は、血を抜き取られ、バラバラに継ぎ合わされていた。同様の事件は日本各地でも起こっていた。

誘拐された少女三人の死体は、血が抜かれた上に、残酷な仕掛けがなされていた。

「栗本薫」クンも36歳。

「どうでもいい。何もかんもどうでもいい。

自殺か他殺か?美貌の歌手の飛び降り事件解明を依頼された伊集院大介は、彼女が“現代の魔女”だったと知る。

パソコン通信が生んだバーチャル・アイドル〈姫〉。その正体を巡りパソ通仲間は大騒ぎを繰り広げている。

「小さかった頃にはまだ町ん中に原っぱがあって…」先輩の原口さんが、呑み屋で知り合った男と思い出話に意気投合しているのを、ぼくはぼんやりと聞いていた。

平和で小綺麗だけが取り柄の新興住宅地から、平凡な主婦と娘が忽然と姿を消した。二つの死体を残して。

結婚して二十五年、規子は夢にまでみたマイホームを手に入れた。

すべては夏のせいだったのだ。その夏、私たちは野望に燃えていた―。

北海道の温泉町に現れた、奇妙な美女と老人。

何もかもが面白くなくてグレてた17歳の須藤ユキの目の前に、突然異常なカッコをした男たちが現れた。

25歳のサラリーマン秋葉誠一。端正なマスクで育ちが良く独身。

ファッションモデルが次々に殺され、バラバラ私体が発見された。

今夜もまた、深い霧―。ぼくは霧が好きだ。

朝、自分のベットで目をさましたとき、リーはその日がなぜ他の一日と違っているのか、理解できなかった。

艶麗な舞姿で絶頂を極める日舞の名花芳沢胡蝶。198X年、新年の挨拶がわりにシリウスからねらわれたのは、胡蝶の命。

身長2メートル60。体重は500キロに及ぶ。

旧弊な因襲と封建的人脈にとらわれた山峡の都市・平野に、喧噪と猥雑のまち新宿を追われ流れついたはみ出し刑事・沖竜介。

小錦顔負けの巨体の持ち主のアザミと、美人テキスタイル・デザイナーのえりかは、おいしいものをたくさん食べるという固い絆で結ばれている。

“天才ジャズ・ピアニスト”と賞讃されながら、麻薬の揉めごとからヤクザに左手首を切断された男、風間四郎。

金井恭平。ジャズ界では知られた気鋭のサックス奏者。

名探偵にして銀ぶちめがねの極楽とんぼ伊集院大介が、奇妙な行動をとり始めた。

大統領選挙に破れ、失意の日々を送る元大統領ジミー・カーター。

SF作家にして名探偵の栗本薫クンは逗留先の軽井沢で、女流作家藤波武子女史からアイドル歌手朝吹麻衣子を紹介され、すっかり心を奪われてしまう。

ぼく栗本薫。ぼくが書いた「ぼくらの時代」という推理小説が、かの有名なシャーロック・ホームズ賞をもらうことになったんだ。

東京から特急で2時間ほどの山中に山科警部の親威がオープンしたばかりのペンションに幽霊が出没、客足もすっかり途絶えているという。

ぼくこと栗本薫は、作家になってまだ四年目。

「ぼくは、ゲルニカっていう本を読んだんだよ。

音楽の神に愛された美青年、矢代俊一。恵まれた家庭、一流大学。

ファー・イースト30。

長い任務を終えて、フォーマルハウトより地球へと戻ってきた恒星間宇宙船メディア9。

テオは17歳、アリスは5歳、そして二人は出会った。しかし、スペースマンと地上人の時の流れは平等ではない。

九州の秘境にある集落を、大手テレビ局のドキュメンタリー番組で取材することになった森カオル。

あらゆる宇宙船会社の航路のどこからも、はるか遠く離れた暗黒の宇宙の涯。

ぼくが持つと、重く冷たい小石。友人が持つと、実に軽く熱く、全ての悩みを忘れて陶酔してしまう…。

名門女子高校の近くでよく見かける赤シャツの不審者が、体育館内の密室で他殺死体になって発見された。

失恋の痛手から、ふらりと訪れたエジプトで出会った、謎の日本女性・小笠原那智。

長唄家元の安東家邸内で女弟子が殺された。芸事に生きる親子、妾、師弟の憎悪渦巻く旧家。

年収なんと2億5千万円の人気少女マンガ家が殺された。

栗本薫は22歳、某マンモス私大の3年生。