(短編集)
滅びの風
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栗本薫がどこから来て,どこへ行こうとしていたかが分かる本。 p114「ナイロビの郊外」 エジプトが鍵であることが分かる。 「ピラミッド・ミステリーを語る―ハイテクで知るピラミッド5,000年の謎 (レクチュア・ブックス)」を読んでおいてよかった。共著者の 吉村作治 が、自由な発想で妄想するように煽っている。 p131 「アガサクリスティ」 が出てくる。アガサクリスティはエジプトものなども執筆。 「地震」「チェルノブイリ」など滅びへの道を不安に思う栗本薫の心情は理解できた。その反動が「グインサーガ」に現れているという予測が付くようになった。 本書は、栗本薫を理解する鍵がいっぱい転がっている。 | ||||
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どちらかというとSF短編集なのだろうか。著者は、ジャンルを飛び越える作品を書くので、カテゴリーをハッキリさせるのがいつも難しい。もちろん、それが素晴らしい部分ではあるが。 メメントモリというラテン語をご存知でしょうか。死を見つめよ、という意味ですが。人間は死ぬ、死すべき存在であるという事実を直視していきなさいという宗教用語です。これを一番思い出させるのが、村上春樹の傑作短編集『回転木馬のデットヒート』のプールサイドというお話。それに、たしか世界が核戦争で滅亡する大当たりの年を描いたSF作品(名前は忘れてしまった)の3つです。 中学時代に読んだのですが、この作品の滅びること、死すべきことを日常として受け入れた不思議な諦念は非常に強く残っています。今でも読み返します。フィッツジェラルドの『華麗なるギャッビー』等1920年代のアメリカのロストジェネレーション作家やフィリップ・K・ディツクなどの感覚を思い出させる作品です。 | ||||
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