猿丸幻視行



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初公開日(参考)1980年09月
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長編小説

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猿丸幻視行 (講談社文庫)

2007年12月14日 猿丸幻視行 (講談社文庫)

奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞くときぞ秋は悲しき―百人一首にも登場する伝説の歌人、猿丸太夫が詠んだ歌に秘められた謎。そして“いろは歌”に隠された千年の暗号とは?友人の不可解な死に遭遇した、後の民俗学の巨人・折口信夫の若き日の推理が、歴史の深い闇をあぶりだす。江戸川乱歩賞受賞の永遠の傑作。 (「BOOK」データベースより)




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猿丸幻視行の総合評価:8.52/10点レビュー 46件。Bランク


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全3件 1~3 1/1ページ
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(3pt)

猿丸幻視行の感想

1980年乱歩賞受賞作品。
御大の「占星術殺人事件」をおさえての受賞作品。

現代の大学生が、その精神のみ過去にタイムスリップして、折口信夫に同化、猿丸と柿本人麻呂が同一人物かなどの謎を解き明かしていくというお話です。
大学の国文学の講義を聞かされているような感じで、折口信夫が実在の人物である事すら知らない理系人間の私には敷居が高いというより、読む資格がないです、って言われているような気がします。
「さぁ猿丸と柿本人麻呂は同一人物なのでしょうか?」と問われたところで、私の場合「知らんがな。どうでもええわ、そんなもん」なわけで、まぁ読む資格ないですね(笑)

本文も難しいんですわ。
「占星術殺人事件」の冒頭の40ページ程の例の導入部分が延々と続いている感じ・・・なんて言ったら未読の人に敬遠されてしまうか(笑)
国語苦手な私には、それに近い感じでした。

謎自体は、ほぼほぼが暗号なのですが、図解まで挿入してくれているにも関わらずさっぱり。
時刻表トリックと同じような感じで、読み飛ばさずじっくり数字(文字)を追えるような読み手であれば楽しめるかもしれません。
まぁ国文学に明るい、というのが前提条件になりますが・・・
物語は中盤以降、折口信夫視点で進むので、舞台は明治末期。
現代ではなく当時の識者に、その謎を解かせたいというこの設定は面白いと思うのですが、現代パートが余りにもおざなりというか、ラストに戻ってきておしまいというのでは、現代パートの役割が何だったのかよく分かりません。
そもそもタイムスリップに意味があったのかって事ですね。
内容を理解できなかった私がこんなことを言うのはおかしいかもしれませんが、設定を上手く料理しきれていないのではないかと思いました。

梁山泊
MTNH2G0O
No.2:
(7pt)

わかりにくいです

歴史ものとしてはもう少しスッキリとした展開がよかったです。

わたろう
0BCEGGR4
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(8pt)

猿丸幻視行の感想

井沢元彦は、パクリ作家です。
ただただ、人の説を学説をひたすらにパクりまくる。

とはいえ、そのどれもが面白いのである。

当作は、歴史上の歌人 猿丸と歌聖 柿本人麻呂が同一人物である、という説を押しまくる。当説は作中でネタバレしているが、大昔に読んだ梅原猛の『水底の歌』が題材になっている。

なれど、主人公に折口信夫をおきながら、ところどころに金田一京助はじめ、東条英機や南方熊楠を配置させたり、百人一首と万葉集にいろは唄を混ぜるなど、興味を引き物語に引き込む手法は、ある意味本当の意味での小説家かもしれない。

無理にSF仕立てにしているところやミステリー調にしているところは頂けないが、そんな些事を消し去る暗号など、とにかく飽きさせない。

ふと思い出すのが、一時期のめり込んだ自称ハードボイルドの落合信彦なんかと同んなじ匂いで、ただただ楽しめる小説であった。

とも
4ND5R58B
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.43:
(5pt)

読後感

折口信夫さんと柿本人麻呂さんを主人公にした万葉集の創作過程を通して、藤原一族の老獪さを垣間見る事が出来る書物を楽しむ事が出来ました。
猿丸幻視行 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:猿丸幻視行 (講談社文庫)より
4061830791
No.42:
(4pt)

何度読んでも楽しめる

10年ぶりくらいに読み直しましたが、やはりワクワクさせられました。
猿丸幻視行 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:猿丸幻視行 (講談社文庫)より
4061830791
No.41:
(4pt)

ああ、これが出発点なのかと思いました

以前、この人の飛鳥時代以降の考察本を読んだとき、もう一つ論理がおおざっぱすぎると思えて、低評価にした
ホリエモンとの対談をyoutubeで拝見し、歴史に対する志は面白いと思いなおし、この人に対する歴史家の批判を一通り読んでみたが、どれも揚げ足取りに類するもので理論の根底に達するものではないと見た
瑕瑾はいくつもあるが、その意気はよいのではないか。その点は百田氏の歴史書き直しに通ずるものがある
ただしこれはミステリで、それとは別次元の話になる。完成度に難があるとは思うが、再評価の意味で星四
猿丸幻視行 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:猿丸幻視行 (講談社文庫)より
4061830791
No.40:
(4pt)

芸術・文芸に隠された暗号とそれにまつわって発生する事件

30年以上前の作品であることを加味して4点評価。
乱歩賞受賞作をさらう形で読む場合、殺人事件に関するトリックをどう評価するかで評価が分かれるかと思われます(大仕掛けではない点で)が、ダン・ブラウン作品がヒットする今では、過去の芸術、文芸作品に潜む暗号の解読と、それに起因して起こる事件の解決という構造は受け入れやすいかと思います。

作品そのものとしては3点評価。
暗号化して残すこと自体に意味があったのか、その暗号は現代においてもインパクトを持つのか、という部分は弱め。漢文に強いとより理解は深まるのかもしれません。私自身は漢文がいまいちなので暗号パートが、より記号的なものとして読み進めてしまいました。
とは言え十分楽しく読むことはできました。
猿丸幻視行 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:猿丸幻視行 (講談社文庫)より
4061830791
No.39:
(4pt)

思ったより傷んでありませんでした

20歳前くらいに買ってずっとしまってあると思ったのになくなってしまっていて。たぶん引っ越しのときどこかにやってしまったのでしょう。若かりし日の思い出に浸る一冊が手に入り嬉しいです。無くしていなければこのように古くなっていたのだろうと想像する次第です。
猿丸幻視行 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:猿丸幻視行 (講談社文庫)より
4061830791



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