卑弥呼伝説



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初公開日(参考)1991年06月
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長編小説

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卑弥呼伝説 (集英社文庫)

1997年11月01日 卑弥呼伝説 (集英社文庫)

「ヒミコは殺された」という謎めいた言葉をのこして古代史研究家が密室で殺害された。犯人は誰か?動機は何か?トレジャー・ハンターである永源寺峻が、友人の殺人事件の真相に迫る。その鍵となるのは邪馬台国と卑弥呼。調査のため、峻は九州へと飛んだ。―古代史を包む謎のベールがはがされるとき、すべての真実が明らかになる。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

卑弥呼伝説の総合評価:9.14/10点レビュー 7件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

卑弥呼伝説の感想

日本史最大とも言っていい謎の一つが邪馬台国と卑弥呼。

その存在は 唯一魏志倭人伝に記載されているのだが、正確には中国の正史で65巻からなる『三国志』のなかの「魏書(魏志)」全30巻のなかの最終巻である烏丸鮮卑東夷伝の、更に最終章「倭」に記載されている。要は、中国正史の最終巻の最終条にほんの付けたしの様に記載されいるといってよいかと。

  (※)魏書以外に呉書、蜀書という あの三国志でもお馴染みの3国の歴史が紀伝体で記されたものであるが、あくまで歴史書である。

  (※)ちなみに、血湧き肉躍る あの三国志は正式名称を三国志演義という読み物であり、この三国志とは少々ことなるのでお間違えなきよう。



当作は表題の謎を、現代人が捜索しながら事件に巻き込まれ殺人事件が起こり・・・という。いつも通り ミステリーと邪馬台国と卑弥呼の謎の探求の2本命題となっている。

この歴史探求には、現代科学や彼の『祟り』理論を駆使して この謎を解き明かすのだが、彼の場合それだけにとどまらない。

それは、派生的というには大きすぎる謎や既に常識となっている事柄にまで追及の手が入る。

例えば、天皇家と神話の関係や、世界の宗教との関わり、伊勢・出雲・宇佐神宮の設立の謎などを次々に解き明かしていく。

その解明方法は、通説やそれに対する他方面の説を土台に独自理論を展開する井沢作品の常套で安心感甚だしい。

彼の作品には迷いがない。また、学者ではなく作家であることが 下手な束縛やしがらみを排除できる為か、常識とされえていることについてもどんどんと反論する様は圧巻。


いつかこの井沢説が立証される日がくるのか愉しみである。 了

とも
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.6:
(5pt)

何度も読み返したい

無くなる前に、本当に手にしたいと思っていました。何回読み返したか分かりません。人に貸してしまい、返ってこなくなり後悔していました。
学校では教わらない歴史の楽しみ、面白さを教えてくれた貴重な本の一つです。
卑弥呼伝説 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:卑弥呼伝説 (集英社文庫)より
4087487113
No.5:
(5pt)

井沢さんの著書を初めて手に取ったのがこれ。

たまたま、偶然、本屋で見つけて、手持無沙汰さもあって、買ってみました。 中身もよくわかっていませんでした。 
読みだすとなかなか面白い。 本格的な探偵小説には、話の流れがちょっと及びませんが、日本古代史についてほとんど予備知識もなかったので、私にとって井沢さん作品デビューとして、たいへん面白かったです。
また文中に出てくる神社や遺跡などの一部が、自分に身近な旧跡だったりしたので、親近感を感じながら読めたのもよかったです。

古代史に関して井沢説を100%盲目的に信じるわけではないですが、私にとっては よいきっかけになりました。 これを機にもっといろいろと読んでみたい、と思うようになりました。
卑弥呼伝説 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:卑弥呼伝説 (集英社文庫)より
4087487113
No.4:
(4pt)

一気に読めます。

神話に興味がある方は、読んで損はありません。
何も、云いません。ほ~、と思う着眼点と、で、これからどうなるの?と本を置くタイミングが難しかったです。
卑弥呼伝説 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:卑弥呼伝説 (集英社文庫)より
4087487113
No.3:
(5pt)

面白い 古代史に躍動感

逆説の日本史ファンの私にとって、新鮮な出会いでした。

ミステリー小説のカテゴリーですが、
なんといっても、卑弥呼にまつわる推理が抜群の面白さ。

解りやすく、説得力があり、歴史観が転換します。

逆説の日本史の予告編的位置付けで楽しく、ワクワク歴史を楽しみましょう。
卑弥呼伝説 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:卑弥呼伝説 (集英社文庫)より
4087487113
No.2:
(5pt)

日本古代史の謎をまとめて解決!

卑弥呼と邪馬台国の謎、そして現代の密室殺人の謎を解く。

現代の密室は比重的にもまあどうでもいいのですが、

それでも現代の事件と古代の謎の関係については

数ある歴史ミステリがもてあます中では、うまくいっているほう。

歴史ミステリとしては作中で引用もされているように

『邪馬台国の秘密』や『古代天皇の秘密』をまとめたような感じ。

作者の看板シリーズ『逆説の日本史(1)』との重複があるのは

『義経はここにいる』などと同様なのですが、

やはり歴史ミステリとして発表して反応を伺う、

という感じだったのでしょうか。

単行本は91年発行とありますが、どちらが先でしょうか…?

<逆説の日本史>を読んでいない人にとっては

一級の歴史ミステリが持つ新鮮な驚きが味わえるでしょう。
卑弥呼伝説 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:卑弥呼伝説 (集英社文庫)より
4087487113



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