魔将軍 くじ引き将軍・足利義教の生涯



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長編小説

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魔将軍―くじ引き将軍・足利義教の生涯 (双葉文庫)

2009年06月11日 魔将軍―くじ引き将軍・足利義教の生涯 (双葉文庫)

「かりに予が将軍となれば、あくまで予は予の姿勢を貫き通すであろうぞ。さすれば守護大名や宿老たちが、予を将軍へ推したことを後悔するであろう」―そう言い、くじ引きで将軍になった室町幕府六代将軍・義教。のちに「万人恐怖」と言われ、苛烈なまでの政治を行ったその真意とは。黒衣の宰相・三宝院満済と、義教の走衆・市三郎が見つめる真の姿とは。小説推理新人賞受賞作家が描く長編歴史小説。 (「BOOK」データベースより)




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No.14:
(5pt)

真面目に書かれた面白い作品

室町時代や足利将軍を真面目に扱った作品は少ないように思いますが、この作品はそのなかでは大変面白かったです。 岡田秀文はこの作品でその名を初めて知りましたが、力のある作家だと思います。 そのあと何冊か買いました。 まだ、読んではいませんが。
魔将軍―くじ引き将軍・足利義教の生涯 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:魔将軍―くじ引き将軍・足利義教の生涯 (双葉文庫)より
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No.13:
(4pt)

義教への愛を感じる小説です。

足利義教を知りたく、本書を購入しました。
岡田氏の作品は初めてなので、どのような史観をお持ちなのかと興味津々でしたが、
籤のカラクリや当時の政情など興味深く読みました。
本書は、三代将軍・義満に仕える三宝院満済が、世阿弥の能舞台で義満の二男・鶴若丸と
三男・春寅が「鶴亀」を演じるシーンから始まり、主に満済の目を通して語られます。
岡田氏は、鎌倉公方との確執、米価安定政策、山門との対立、守護大名への権力抑制政策などを通じて
見事に義教の政治姿勢を描いています。
暗殺されて終わることが承知されている義教の結末でしたが、見事に描き切っていると思います。
岡田氏の義教への愛を感じました。
是非ご一読を。
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No.12:
(3pt)

「足利義教」を題材にした点ではおもしろいのだが・・・

珍しくも足利義教を主人公とする歴史小説です。足利義教は、足利義満の子で、室町幕府の第6代の将軍です。義満のあとは義持(4代目)が継ぎ、義教は一度は僧籍に入りますが、巡り巡って第6代将軍となります。義教といえば強権政治の果てに家臣の赤松満祐に討たれるという死に方をしているため、ちょっと信長的なところがあります。宗教勢力に妥協しない性格なども共通しています。義教の時代には室町幕府の権威が非常に高められたことも確かですし、エキセントリックだけれども有能な人であったのだろうと思います。
 本小説では、早熟の天才、理想主義、苛烈でちょっと少年的に義教を描いています。その脇にいるのは、義満の時代から仕える僧侶宰相である三宝院満済と義教の身辺警護をする市三郎や勝たち。
 ただ、小説としてはちょっとグイグイ・・・って感じではなかった。というのは、結構、脇道的なストーリーが多く、「歴史の本筋の情景を再現する(または仮構してみる)」という命題に正面から取り組むような小説ではないからです。せっかく、有名でないが魅力的な「足利義教」という人物を題材にしているので、もうちょっと義教を中心とした小説として読みたかったという消化不良感があります(私が勝手にそういう方向を期待してただけなんですが)。義教にとっていわば生みの親であり、唯一かもしれない理解者である三宝院満済との会話は味わい深い。特に、満済が死にそうなときの義教の「死ぬのであれば、その前になにか言い残しておくがよい」という強がりなセリフなど、魅力的な「義教像」を造形できそうだったのに・・・。
 なかなかスポットライトの当たらない人ですが、いつか「足利義教」を題材とした良質な作品に出会いたいと改めて思った。
魔将軍―くじ引き将軍・足利義教の生涯 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:魔将軍―くじ引き将軍・足利義教の生涯 (双葉文庫)より
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No.11:
(5pt)

信長の前世かと思わせる魔王がいた

つい先日平岩弓枝作「獅子の座-足利義満伝」を読了した勢いを駆って、義満の子で
ある六代将軍義教の生涯を描いた本作を手にとった。この小説は一般の歴史小説と
異なり、独特の趣向を凝らしている。本作者の作品は初めて読むのだが、これまでに
時代ミステリをいくつか出しているようだ。その作風を活かしてか、推理小説の要素を
織り込み、意外な仕掛けを演出している。その分、歴史小説としてはやや不満が残る
読者もいるかも知れない。私は娯楽性も含めて、最後まで面白く読むことができたが。

15代にわたる足利将軍の中で義教は注目度の高いほうとは云えないが、その生涯は
ドラマ性に富んでいる。義満の嫡子・義持と、父に溺愛され、あと一歩で帝に即位する
はずだった義嗣のふたりの兄の陰に隠れていた義教は34の歳まで天台座主、つまり
僧侶であった。先代義持のこだわりにより、くじ引きで将軍に即位したあとは厳格かつ
苛烈な施政で恐れられる。巧みな策略と計算で、宿敵の関東公方・持氏を討ち果たす
など独裁権力を確立するが、最期は忠臣に討たれるといったところは信長と酷似して
いる。義教の時代が続いていたなら、歴史はどう推移しただろうかと考えると興味深い。
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No.10:
(4pt)

義教に惹かれる

本作品で初めて足利義教のことを知った.旧態依然とした勢力の排除は織田信長に,権力の一極集中化は平清盛や父である足利義満に喩えられるような『傑物』という印象を受けた.
本作品を読んで義教という人物に大きく興味を惹かれた.義教に関する他の書籍も読んでみたい.
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