月輪先生の犯罪捜査学教室月輪先生の犯罪捜査学教室月輪先生の犯罪捜査学教室月輪先生の犯罪捜査学教室月輪先生の犯罪捜査学教室月輪先生の犯罪捜査学教室月輪先生の犯罪捜査学教室月輪先生の犯罪捜査学教室月輪先生の犯罪捜査学教室
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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月輪探偵が帝大にて学生相手に犯罪捜査学の講座を行うという言わばシリーズのスピンオフ的な中編集。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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名探偵(?)月輪先生が解決した事件の実践講義という形式ですが 実際には「偶然巻き込まれた事件の謎に挑む」ケースが多いので 「正解を保証する立場」の人間がおらず、地の文も虚偽記載だらけなので (序盤に「○○には動機がない」とあるのに解決編で突然「実は××という動機が存在した」など。 当然ノーヒントです) 「記述から謎が解けるか」式の「読者との知恵比べ」を期待すると肩透かしを喰らいます。 また、過去作での成功体験が忘れられないのか「偽物による一家なりすまし」に 頼りがちなのも難点だと思います。 | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 探偵が先生となり,学生たちに講義をする体で事件の捜査を進めていく流れのため, 見分や情報整理など,推理合戦を繰り広げる彼らと同じように考えられるのが楽しく, 結局,最後は先生が…となるものの,鋭い部分もあるので適当に流すこともできません. また,その学生三人のキャラクタや,美人助手を巡っての下心もベタですがおかしく, 毎度,適当にあしらわれるのですが,最後もそっち絡みで締めても良かった気がします. このほか,シリーズ作とは知らずに読んだのですが,それで困ることはありませんでした. ただ,前半の二つについては,読む側が知り得ない『後出し』の要素が目立つ印象で, 『解説』で強調されるほどフェアとは思えず,どうにも腑に落ちないものが残りました. | ||||
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明治時代の東京を舞台にしたシリーズもの連作短編集である。 これまでのシリーズで月輪(がちりん)探偵&語り手たるワトソン役という作りだったが、本作はワトソン役不在。その代わり、月輪先生の講義を受講している帝大生3名が、実習の名のもとにそれぞれ推理を繰り広げるという趣向である。 学生による推理が提示されてはそれが合理的な理由で却下されるというのを繰り返し、最終的には月輪が真相を暴くという形自体は本作を通じて基本的に共通。読者としては、読みすすめていく途中から水戸黄門ばりの様式美なのかと思い始める始末である。 ミステリの話としては(部隊たる時代性がそうさせるのかもしれないが)、どちらかというと緻密なトリックというよりはあっと驚くストーリーテリング。もちろんこれはこれで面白く(特に短編であるので)、その時代だからこその事情や錯誤やらも巧みに取り入れているあたりはさすが、と思えた。 気軽に肩の力を抜いて読むのがよさそうである。 | ||||
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“名探偵月輪シリーズ”スピンオフの短編集……あれ? こっちの方がダンゼン面白いよ! 全四編収録の短編集である本書。今回は杉山潤之助の手記という形式ではなく、ふつーの三人称小説として物語が進んでいきますので、読みづらさがすっきり解消。長編ではあまり有能には見えない月輪龍太郎も本書では素人大学生の指導教官という役まわりでして、ちゃんと優秀な名探偵であります。目立ちたがり屋で人を食った月輪のキャラクターも、今回の役まわりには上手くマッチしていたのでは。 そして、本書の真の主人公は三人の受講生たち。まあ捨て推理要員なのですが、彼らのトリオ漫才と推理合戦が実に楽しく、月輪よりも、この人たちがよっぽど面白さを牽引しているんであります。 難をいえば収録各編の出来不出来にばらつきがあることと、最後の謎解きになって初めて提供される情報が頻繁に目につくということでしょうか。本格ミステリという点ではやや辛い採点に。それから最長のボリュームの「異人館の怪談」ですが、長編の『黒龍荘の惨劇』とネタがかぶっているのはいかがなものか。おまけに中編サイズのおかげでこっちの方がずっとすっきり内容がまとまっているという結果に…… 収録作中のベストはバカトリック気味の真相に、捨て推理の噛ませ犬なのに受講生たちのいかにも名探偵風な堂々たる推理の披露っぷりの三連打が実に素晴らしい「舞踏会の密室」。そして、巻頭作「高楼閣の失踪」で披露する松坂の明後日の方向の推理が一発ネタ気味ながら最高。 | ||||
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評価が高かった黒龍荘の惨劇などの明治時代を舞台にしたシリーズ それのスピンオフ的な短編集です 時系列的には黒龍荘の惨劇と海妖丸事件の間 探偵の月輪龍太郎が帝国大学で犯罪捜査学の講義を持ち、その受講生の3人の帝国大学生と実際に起きた犯罪事件を捜査する展開です 月輪先生と高楼閣の失踪、月輪先生と「湖畔の女」事件、月輪先生と異人館の怪談、月輪先生と舞踏会の密室の4作品 月輪龍太郎と3人の帝大生の推理のやりとりが面白く、明治時代ならではのトリックには感心しました 中でも月輪先生と異人館の怪談は良くできています 続編も可能な終わり方ですので、続きを読みたいですね 月輪の相方氷川蘭子に色目を使っていた3人の帝大生 月輪と蘭子が結婚したのを知ればどうなるか是非とも読みたい | ||||
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