金雀枝荘の殺人



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←非ミステリ

ミステリ→

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初公開日(参考)1993年02月
分類

長編小説

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金雀枝荘の殺人 (中公文庫)

2013年10月23日 金雀枝荘の殺人 (中公文庫)

完全に封印され「密室」状況となった館で起こった一族六人殺しの真犯人は、いったい誰だったのか。事件から一年後、真相を探るべく館にやってきた兄弟たちは推理合戦を繰り広げる。そして、また悲劇の幕が開いた…。恐怖と幻想に満ちた本格ミステリー。巻末に全著作リストを付す。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.42pt

金雀枝荘の殺人の総合評価:8.18/10点レビュー 40件。Aランク


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全12件 1~12 1/1ページ
No.12:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

金雀枝荘の殺人の感想

これぞ本格といった作品。綾辻行人の館シリーズのような佇まいで、高評価も納得の内容。

BOY
IM7XWAPW
No.11:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

万人に薦めやすい秀作

今邑彩作品は初めて読みました。
これこそ本格ミステリの王道という感じで非常に好感のもてる作品。
読みやすさもさることながら、ミステリー的な部分でも満足できると思うので、ミステリー初心者から中級者まで幅広い人に薦められます。
個人的に巻頭に館の見取り図と登場人物の家系図が載っているだけでワクワクします。
ミステリを読んだことない人にも薦めやすいし、ミステリ好きもこういう作品を好んでいる人は多いと思います。

natemuy
54NXCN70
No.10:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

金雀枝荘の殺人の感想

キャラクターの個性が掴み辛く、名前だけでは誰が誰だか判断し辛い。トリックは古典的で至って普通。
だが、その裏を「血筋」というキーワードが固めており、話として破綻させず最後まで読ませる推進力となっている。
読み終わった時に良い意味で「うーむ」と唸ってしまった。秀作。

テルテル
9638XNHX
No.9:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

金雀枝荘の殺人の感想

作者の言う「箱庭ミステリ」を楽しませていただきました。
ラストに向かっての展開いいですね。
ただ登場人物全員に魅力が無い。
特に裸を見られた人、何しにきたのか?

今の時代では、無理な設定の話はちょっと辛いところが
ある。

jethro tull
1MWR4UH4
No.8:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

狼が来る……

一年前のクリスマス。建物全体が完全な密室状態となった洋館「金雀荘」の中で6人の男女がまるで童話の「七匹の子ヤギ」を見立てるかのような他殺死体が見つかった。
さらにその6つの死体は、最初に殺した者を次の者が殺し、その者をまた次の者が……と順番に殺し合ったかのような痕跡が残るまさに怪事件であった。
その謎の解明のために犠牲者の従兄弟にあたる面々は事件の起こった金雀荘に集まるが、そこで今年また新たな事件が起こる……!?
という、複数の時系列で構成される、ホラー、サスペンス要素の強めの本格推理小説です。

トリックやロジックの一つ一つは既存の作品の流用・応用感があるのですが、作品全体の組み立てが非常によくできていると感じました。
過去の事件の検証段階はちょっと退屈な感じでしたが、徐々に現在進行形の脅威が迫ってくる流れになると緊迫感があって良かったです。
読み終えてから、また冒頭の序章を読み返すとその意味が理解できるという構成も洒落ていますね。


▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.7:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

金雀枝荘の殺人の感想

館ミステリと言えば、綾辻の館シリーズでしょうが、この作品はちょっとした掘り出し物ですよ。
密室、見立て殺人と本格要素満載、雰囲気もあります。
で、トリックはというと、凄くシンプルで盲点をつかれた感じですね。
登場人物が多いのですが、主要人物以外の描き込みが浅く、何となく犯人が分かってしまうのが難点ですかね。
探偵役の中里が「島田潔」と重なって仕方なかったです。

梁山泊
MTNH2G0O
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

金雀枝荘の殺人の感想

ホラーテイストの強いミステリ。

見立て殺人の派手さに期待し過ぎると裏切られるかも。
トリック自体は単純なものなので、雰囲気を楽しめる人向き。

エーカー
NWKWLAAY
No.5:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

一息で読める

この著者の作品は初めて読みましたが、正直想定していたよりもどっぷりはまってしまいました。笑
推理要素、緊迫感、そして微妙に漂う非現実感がうまく合わさって引き込まれるようにページをめくっていました。

時系列の構成もシンプルであり、読後の印象もスッキリといった感じでオススメです。
この著者の別の作品にも手を出してみたいと思います。

▼以下、ネタバレ感想

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とんかつ
52NFMYBA
No.4:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

金雀枝荘の殺人の感想

ドイツ様式の旧めかしい館。
約80年前、田宮弥三郎がドイツから娶った美女エリザベートのために建てたものである。
その後、館は不可解で凄惨な事件に見舞われる。
エリザベートは2年足らずで夫子を捨て帰国。
70年前には管理人一家が無理心中。
そして昨年のクリスマスには管理人含め一族6人殺しが起きた。
それもグリム童話「おおかみと、7ひきの子やぎ」に見立てて。
1人目の被害者には2人目の被害者の指紋が。
2人目の被害者には3人目の被害者の指紋が。
まるで6人が順番に殺し合った様子。
では6人目が最終的な加害者かというと、6人目は自殺とは思えない死に様だった。
いったいおおかみは誰なのか?
なぜ子やぎは殺されたのか?
やはり館の呪いなのか?
残された一族は真相を探るべく館へ訪れたが―・・・

旧い洋館。
不可解で凄惨な過去。
幻想的な肖像画。
お金持ちの一族。
異国から嫁いできた美女。
密室状況。
見立て殺人。
これらのキーワードからわかるように、ミステリの要素満載です。
こてこての館ミステリ好きにはたまらないと思います。
時系列は少し複雑で、物語は1999年の「序章という名の終章」から始まります。
主となる時代は1990年で1989年の一族6人殺しの真相を探ります。
その際、70年前の管理人一家無理心中事件、さらにエリザベート帰国の真相へとリンクしていきます。
登場人物も時系列も多いですが、著者の文才か、意外と混乱せず読みやすいです。
事件は二転三転し、どんでん返しがあります。
最も古い事件は次に古い事件へ、次に古い事件はその後の事件へと、事件はすべて関連しています。
また、密室のトリックは明確にされるし、見立てにも意味があります。
そのうえで推理に必要な伏線はしっかり提示されているので、フェアな作品だと思います。
しかし、こてこてで要素満載と記したように、少し盛り込みすぎ感があります。

館ミステリらしい館ミステリです。
こてこてながら質は高くて面白く、文章事態も読みやすかったです。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

金雀枝荘の殺人の感想

このページにある「BOOK」データベースよりのあらすじを読むと、食指が動き手に取ってみようかと思わせる内容だが、読み終えた感じはどうもいまいちの感想になる。最初にこの作家と波長が合わない。物語に入り込めないし人物たちにも感情移入できない。浅い文章。警察も見放した謎って・・・。格好は本格ミステリーを気取っているが、そのトリックにしても陳腐。「館」ものとしては評価しているものを目にしたことがあるが自分としてはそれ程でも・・・。
数年前の作品と云う事を割り引いても低評価になる。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

金雀枝荘の殺人の感想

館で起きた見立て殺人。やはり新本格時代のミステリはいいですね。
グリム童話七匹の小ヤギの見立ての謎や最後に明らかになる真実。
雰囲気も抜群でした。

jom
GUZPXBJJ
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

なかなかの掘り出し物。

古典作品のネタバレを含むのが好みではない所なのだが、
過去に起きた連続殺人の見立ての謎。殺され方が一様に違う不気味さ。など、
作品の雰囲気に気持ちよく惹きこまれた。
館物として、なかなかの掘出し物だと思う。

Ariroba78
5M53WTS6
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