動く家の殺人



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初公開日(参考)1989年08月
分類

長編小説

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新装版 動く家の殺人 (講談社文庫)

2009年08月12日 新装版 動く家の殺人 (講談社文庫)

名探偵・信濃譲二は、とある小劇団にマネージャーとして参加し、万能ぶりを発揮し始める。だが、特別公演「神様はアーティストがお好き」の初日、惨劇の幕が切って落とされた。次第に疑心暗鬼になっていく団員達。六年前の稽古中の死亡事故と関係が?信濃が命をかけて謎解きに挑む、傑作本格推理第三弾。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.17pt

動く家の殺人の総合評価:7.76/10点レビュー 21件。Dランク


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全6件 1~6 1/1ページ
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

作者の成長過程がうかがえる作品

『名探偵信濃譲二シリーズ』の三部作完結編と言うべき作品でしょうか。
正直私は、このシリーズは作者の歌野氏の後年の作品が好きなので読んでいるだけで、これ自体はお世辞にも出来が良いとも面白いとも思えず、特に褒める所のないシリーズと言った感想なのですが、三作目となる今作は前二作に比べると、まだ粗はあるものの後の同作者の名作に繋がる、成長の軌跡が感じられる作品だと感じました。
ミステリとしては特別トリックが良くできていたり真相がひねられてるわけでもないんですが、単純に前二作に比べると遥かにキャラクターが活きていてストーリーに引き込まれて「面白かった」です。

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

動く家の殺人の感想

この作品を読むに当たっては、過去2作を読んでいたほうがいいであろう。
そうすれば、この作品のメインの謎(?)に気付きやすくなるはずだ。

▼以下、ネタバレ感想

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鼻毛のびのび
YLPLRW2J
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

トリックよりもストーリーよりも扱われている洋楽が最高!

前作がどうにも普通だったことを作者自身も反省してか、今作では探偵信濃譲二の死というセンセーショナルな題材を扱って、読者を煽っているのがいい。また劇団マスターストロークの公演に殺人事件が絡むあたりも、1作目のサークルバンド内で起こる殺人事件から発展させた趣向であり、工夫が見られるところも買える。
そして何よりも題名にある「動く家」が事件に絡んでいるところが前作と大いに違うところであり、しかもこの動く家の特徴を活かしたすれすれのトリックはこの手の細密なトリックが好きな人には面白く思えるものだろう。

しかしやはり惜しむらくはやはり作者の技術の未熟さがまだ見られ、登場人物が類型的であること。特に劇団という物語に膨らみをもたらす題材を扱いながらも、印象に残るキャラクターが一切いないのは痛い。ただ本作は冒頭で述べたように探偵信濃譲二の死を扱っており、それにより今まで地に足がついたように思えなかった彼に若干ながらキャラクターとしての特色が出たように思える(よく考えると後に作者の師匠島田氏が某作で同じようなトリックを使っている)。

1点の加点は非常に個人的な理由による。前2作を読んだ時点も判ることだが、歌野氏は自作に洋楽を絡めており、これが洋楽好きの私には少しばかりお気に入りだった。恐らくペンネームも作者自身が洋楽好きであったことに由来していると思われる。そして本作ではまず劇団の名前「マスターストローク」に琴線が響いた。これはもうQueenの2作目のアルバムに収録されている“The Fairy Feller’s Master-stroke(邦題「フェアリー・フェラーの神業」)”から取ったことは間違いない!なぜなら『白い家~』にはQueenの“Is This The World Created?”の歌詞が引用されていることからも、歌野氏がQueenファンであることは窺えるからだ。
また作中で扱われる歌が私の大ファンであるThe Policeの“Every Breath You Take(邦題「見つめていたい」)”だったこと、そして作中でこの歌に関する述懐が非常に的を得ており、私の心に響いたことが大きい。これのみで加点した。

とどのつまり、小説とはそういうものなのだと云える。読者も多種多様で作品のどこに惹かれるかは人それぞれだ。今までの歌野作品は無難にミステリし、無難に小説していた。だから印象に残らなかったのだ。こういうケレン味とまではならないが、サムシング・エルスを読者は求めているし、さらに云えば、感想も作品の出来・不出来だけに留まらずに話題が膨らむことも小説が内包すべき魅力だと考える。

あと非常に上から目線の意見で恐縮だが、未熟ながらも何とかしようという努力が見えるのが好ましい。今まで私も彼の作品に関しては酷評しているが、それなりに彼を買っているのだ。正直に云えば、それは彼を推薦した島田氏を信じていたからだと云える。我が尊敬する島田氏が見出したからには何か光る物があるに違いないからだと思ったからだ。一人の作家が成長し、世に認められるようになる、その過程を共に歩んでいるような気がした。いわゆる下積み時代のバンドやお笑い芸人をファンが育てている、それに似た気持ちで彼の諸作を買い続けているようなものだ。その後、数多の新本格ミステリ作家が現れては消えていったが彼は生き残り、幸いにしてそれは数年後、真実となった。
この後、信濃譲二シリーズは短編集が刊行されてからは新作が発表されていない。多分もう歌野氏はこの探偵を使わないだろう。私はその決断をよしとする。なぜならこの3作の後に読んだ作品の方が読ませるからだ。次からは私が読んだ歌野氏のノンシリーズの2作について触れたいと思う。

Tetchy
WHOKS60S
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

動く家の殺人の感想

プロローグが衝撃的な?信濃譲ニが命をかけて謎解きに挑む?シリーズの3作目。
「信濃譲ニ?誰?」では話しにならないので、これまでのシリーズ作品を読み終えていないとだめですね。
これまでの2作品は、ワトソン役市之瀬の視点でしたが、今作品は信濃譲二の視点で語られます。
これが最大の違いであり、(作品の最大のからくりに対する)最大のヒントだったのかもしれません。
市之瀬の視点による信濃はとにかく超人的でブッとんだ人物であったはずなのに、信濃本人による彼自身の人物像はいたって普通。
信濃が出ずっぱりな割に面白味が半減しているのでは、と思いながら読んでいましたが・・・最後はやっぱりねって感じでした。
関係を持った女性を都合のいい理由で真っ先に容疑から外している時点で気付きますよね。
それにしても、こんな格好悪い形でシリーズを終えなきゃならなかったのか?


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梁山泊
MTNH2G0O
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

動く家の殺人の感想

物足りなかったです。「白い家の殺人」もちょっと微妙だったので、このシリーズは個人的にダメかも。((+_+)) 残念!

marebear
FLDW4YE1
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

最後の事件


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なっつ
9KCW4J9X
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