死体を買う男



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←非ミステリ

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↑現実的

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初公開日(参考)2001年11月
分類

長編小説

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死体を買う男 (講談社文庫)

2001年11月15日 死体を買う男 (講談社文庫)

乱歩の未発表作品が発見された!?『白骨記』というタイトルで雑誌に掲載されるや大反響を呼ぶ―南紀・白浜で女装の学生が首吊り自殺を遂げる。男は、毎夜月を見て泣いていたという。乱歩と詩人萩原朔太郎が事件の謎に挑む本格推理。実は、この作品には二重三重のカラクリが隠されていた。奇想の歌野ワールド。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.20pt

死体を買う男の総合評価:7.41/10点レビュー 32件。Cランク


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全5件 1~5 1/1ページ
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

死体を買う男の感想

 
 「白骨鬼」
 江戸川乱歩の未発表作品がある文芸誌に掲載される。 江戸川乱歩と萩原朔太郎の2人の作家が探偵役を努めるその作品にはある秘密が隠されていて・・・。 作中作と現実パート、そしてミステリの遊び心光る技巧派作品。

がっつり作中作を取り込み、しかも江戸川乱歩の文体の寄せる徹底ぶり。 現実パートに仕組まれた仕掛けに驚嘆。 

りーり
9EDFH0HC
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

死体を買う男の感想


▼以下、ネタバレ感想

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なおひろ
R1UV05YV
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

死体を買う男の感想

タイトルの意味が解らず、また、この人の作品を読むのは2作目だが、終わらせ方が好みに合わない。が、話自体は素晴らしいと思います。非常に計算されて書かれており、江戸川乱歩と萩原朔太郎を登場させた意味や敢えて作中作の形態をとっている意味など、勝手に想像して感心致しました。乱歩調の文体が上手すぎて盛り上がりを殺しているように思いますが、それでもどんどん深いところに引き込まれていく作品でした。

カミーテル
MCFS6K6O
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

不遇の時代の力作

探偵信濃譲二を擁した「家」シリーズを書いていた歌野氏がいきなり書いたノンシリーズがこれ。とはいえ、本作の前に『ガラス張りの誘拐』という作品も出しているのだが、読んだ順番に沿って書くことにした。

さて本作では今までとガラリと作風を変えている。なんと主人公は江戸川乱歩と萩原朔太郎と実在の人物である。そして内容は乱歩が南紀白浜で出くわした首吊り事件の真相に二人が挑むという物だが、それだけではなく、それが実は乱歩の未発表原稿『白骨鬼』という作品であり、それが本物かどうかを探るという入れ子細工の作品になっている。

さて新本格世代でこのような作中作の意匠を凝らした作品といえば既に綾辻氏の『迷路館の殺人』があったが、歌野氏はこの趣向に乱歩の未発表原稿というさらなるハードルを設けている。単に作中の作品がミステリだけではなく、あたかも乱歩が書いた推理小説でなければならないのだ。今まで新本格デビュー作家1期生の中でも、技術の未熟さ、飛びぬけた作品がないことから、軽んじて見られていた傾向のある彼がいきなりこのような冒険に出たことは当時驚きであった。そしてその試みは成功していると断じていい。実際刊行当時、本書は世の書評家からも絶賛を受けた。なんせあの辛口推理作家佐野洋でさえ、本作を認める発言をしているくらいだ。これではすわ歌野氏もブレイクか!と期待が掛かったが、結局その年の『このミス』や週刊文春の年末ベストランキングには引っかからず仕舞いという結果に終る。
同時期にデビューした他の作家3人が『このミス』を筆頭に、年末の各種ランキング本に選出されるのに対し、歌野氏の作品はデビューして15年後、ようやく『葉桜の季節に君を想うということ』でいきなり『このミス』、週刊文春で1位を獲得し、ランクインする。その後も毎年とは云わないまでも数回ランクインしており、やっとミステリ作家として世間に認知されたような感がある。

前にも触れたが、他の3人に比べるといささか毛色の異なるこの作家がそれまで冷遇されていたように私は感じていたが、どうもそれは作者自身も感じていたようだ。そのようなコメントを『葉桜~』の頃のインタビューで触れている。そして本作は当時歌野氏がかなりの自信を持って世に問うた作品であったようで、これがダメならばミステリ作家を辞めるとまで思っていたらしい。実際彼はこの次の『さらわれたい女』という作品を出した後、長い沈黙に入る。
本書は歌野氏の夢破れた作品という位置づけであるが、上に述べたようにミステリ好きには堪らない趣向が詰まった作品である。ぜひ一度読んでもらいたいものだ。

そして読んだ人は私に教えて欲しい。本書の題名の意味するところを。

Tetchy
WHOKS60S
No.1:
(4pt)

この雰囲気は苦手

乱歩の作品を殆ど読んだ事がない為でしょうか。暗い雰囲気の本だな~と言う印象が残ったぐらいです。
小説と現実を交差させてラストの仕掛けは面白かったです。

なっつ
9KCW4J9X
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.27:
(4pt)

葉桜〜より好き

葉桜〜が全くハマらなかったのですが、こちらは面白く読めました。
個人的には作家の名前を借りない方が純粋に楽しめたかも。
死体を買う男 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:死体を買う男 (講談社文庫)より
4062733153
No.26:
(3pt)

★★★☆☆

★★★☆☆
死体を買う男 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:死体を買う男 (講談社文庫)より
4062733153
No.25:
(3pt)

トリックとしては易しい。クオリティは普通のミステリー。

「葉桜の季節に君を想うということ」が面白かったのでこちらも購入。葉桜ほどのパンチはないですが、クオリティはそこそこなミステリーでした。
本作は徹底的にフーダニットに重きを置いた構成となっており、正直トリック自体は初歩も初歩です。双子の一人が死んだという時点で大まかにトリックの構造は察せますね。なので物語としては単純でさほど頭を使う必要はありません。
老いて筆を折った有名小説家が新人の書いた「白骨鬼」という小説を読むことから話は始まります。この白骨鬼は作中作になっていて、実に全体の7割近くページが割かれています。作中作と現実世界が交互になる構成ですが、わかりやすくまとめられているので頭がごちゃつくことはありませんでした。
一応最後まで細かな仕掛けはいくつも用意されているんですがいかんせん弱い。パンチ不足。終盤のどんでん返しだけで勝負するには物足りないです。ネタ明かしされても「はあ…そうだったんですか」で済むレベル。締め方からいってタイトルの「死体を買う男」に作者は重要な意味を持たせたと思われますが、これもいまいち意味が伝わらなかった。こういう意味?ってのはぼんやりわかるんですが、このタイトルはこういうことだったのか!と衝撃を受けるまではいかないです。おそらく作者的には読者にアハ体験させたくてあの締め方をしたんだと思いますが…。
全体的にフラットな出来のミステリーですが最後まで退屈せずに読めたので☆3。ただなんというか、胸糞悪くもやもやする終わり方ではあります。
死体を買う男 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:死体を買う男 (講談社文庫)より
4062733153
No.24:
(4pt)

驚きのミルフィーユ

現代小説ですが、乱歩が好きなら面白く読めると思います。
近代小説の文体そのものが苦手でなければぜひ一読あれ!
死体を買う男 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:死体を買う男 (講談社文庫)より
4062733153
No.23:
(3pt)

面白かった

江戸川乱歩を引き合いに出しているのがちょっとしっくり来てなかったけど、面白かった。
死体を買う男 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:死体を買う男 (講談社文庫)より
4062733153



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