i(アイ)―鏡に消えた殺人者
- 足跡のない殺人 (33)
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足跡が鏡まで行って消えてる | ||||
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※多少ネタバレあり エンタメとしての楽しさは薄い。 鏡で足跡が消えたことで、まるでプロローグにあった幽霊が殺したように見える。が、主人公も周りの人も馬鹿馬鹿しいと否定している。そして文章の雰囲気もホラーテイストではないので、ゾッとするようなものはない。 ではミステリーとしてはというと、確かに密室だったり、不可解な足跡に理由があったりと、素晴らしい謎はできている。 ただ、話の持ち運びが淡々としすぎている。リアリティを追求した結果というよりは、ストーリーありきでその行間を埋めるために主人公達のセリフや文章が入っているように感じる。 背筋が凍るホラーミステリーを期待していただけに、少し残念だった。 | ||||
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解説のなかで、今邑彩さんが「今まで書いた中では最も気に入っており、さほど苦労せずにテーマとトリックがうまくかみ合ってくれた、実質的な意味での私の処女作」と言っているだけあって、いままでかなりの今邑さんの著作を読んできた中でも確かに最も面白い長編作品といってもいいのではないかと思います。 「怪奇なら怪奇、本格推理なら本格推理と、どちらかに徹してしまえば、もっと楽に書けるのですが。その難しいやつを、才能と言うよりも、まぐれ当たり的にヒョイと書けてしまったのが、思えば苦労のはじめでしょうか...」と言われているが、その意味はよくわかる。 ホラー系の作品と決めてしまえば、読んでいるほうもそのつもりになっているので少々不条理な展開になっても「超自然現象」として納得しているが、本格推理というジャンルになっていれば、当然、理屈に会わない話は到底読者には受け入れられてもらえない。 この作品では、はじめにホラーっぽい流れでスタートする。後にその話は、話のなかの新人女流作家が書いた短編小説だと判明するのだが、なんとその作家自身が密室で殺されてしまう。しかも、彼女の血まみれの遺体から血の付いた足跡が、鏡の前で止まっている。まるで殺人者が鏡の中に消えてしまったよう。 後に今邑さんの他の作品にも登場する刑事、貴島が徐々に真相にせまっていく展開や続く殺人事件も、無理なく進んで行き、事件の真相に至るまでは本格推理の醍醐味を味合わせてくれる。そして最後にまたホラーの味を残したままのエンディングは他の人では書けない、今邑さんならではの長編としてとてもうまくまとまっていると思います。 | ||||
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今邑氏の代表シリーズの第一作目で、オカルト要素を組み合わせた本格ミステリーとなっている。 このシリーズは昭和のミステリーのような雰囲気が濃厚であり、メイントリックの発想自体は既に法月綸太郎がデビュー作などで使っている新本格系としてはオーソドックスなものであるが、今邑氏ならではのストーリの肉付けの見事さにより一級のミステリーに仕上がっている。 あまり派手さはない展開のためやや肩透かしの感もあるが、氏の著作としては傑作の部類に入る作品。 | ||||
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ネタ自体はミステリでありがちなものだが、オカルト要素と交わりあいそれなりに良くできている ただ全体的にあっさり風味で味気なかったり、同級生設定に大して意味がなかったりやや不満も 本格ミステリを読みたいならちょうどいい作品だろう | ||||
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