焦茶色のパステル



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初公開日(参考)1982年08月
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長編小説

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焦茶色のパステル 新装版 (講談社文庫)

2012年08月10日 焦茶色のパステル 新装版 (講談社文庫)

競馬評論家・大友隆一が東北の牧場で銃殺された。ともに撃たれたのは、牧場長とサラブレッドの母子・モンパレットとパステル。隆一の妻の香苗は競馬について無知だったが、夫の死に疑問を抱き、怪事件に巻き込まれる。裏にある恐るべき秘密とは?ミステリー界の至宝・岡嶋二人のデビュー作&江戸川乱歩賞受賞作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.86pt

焦茶色のパステルの総合評価:8.15/10点レビュー 48件。Bランク


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全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(10pt)

焦茶色のパステルの感想

岡島先生の最高傑作!楽しめました

▼以下、ネタバレ感想

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anotokinoinoki
4B79947F
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

焦茶色のパステルの感想

レビューを書く為再読しましたが、非常に良い意味で特に書く事が見つからなかった。競馬に疎いと言う事もあるのだが、それでも安心して楽しめるミステリーで、また、派手さは無いが謎解き要素も充実しており、大概のミステリー好きなら満足させられる作品ではないだろうか。乱歩賞に相応しい模範的なミステリー作品。

カミーテル
MCFS6K6O
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

馬の名前だった

安心して読める本でした。

わたろう
0BCEGGR4
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

非常に手馴れた作品

競馬にからめた謎を扱っているということで、競馬などは毛ほども知らない自分は少し抵抗をおぼえながらこの本を手に取りました。
しかし、そんな読者にも十分にわかるように丁寧に競馬用語などを解説してるため、そんな懸念は全くの杞憂に終わりました。
主人公があまり競馬に詳しくないという人物で、その主人公に他の人物が解説をするという形をとっているため、
読者だけが疎外感を味わうような作りにはなっていないということも抵抗がなかった一因なのではと考えます。

また、事件は本格にありがちな「密室」「アリバイ」「クローズドサークル」といった派手な要素はほとんどなく、
割と登場人物同士の話し合いで進行していきます。
一歩間違えれば退屈なつくりになってしまいそうですが、主人公の友人がとても魅力的なキャラクターであるため、
主人公と友人の会話だけでも非常に楽しみながら読むことができました。

「この話をどうすれば多くの人に面白く読んでもらえるか」という思いをとことんまで煮詰めた、非常に完成度の高い作品であると思います。


岡嶋二人さんの作品は「99%の誘拐」に次いでの二冊目ですが、もっとこの作者の著書を読みたくなると思わせる一冊でした。

みたらし
S9NVQ4H1
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

焦茶色のパステルの感想

東北の牧場で、牧場長と競馬評論家・大友隆一、サラブレットの母子モンパレットとパステルの二人と二頭が撃ち殺された。
数日前、隆一が訪ねた農大講師も殺され、警察は隆一を疑った。
しかし、隆一の妻・香苗には納得いかなかった。
香苗は競馬の知識はないが、隆一の性格はよく知っていた。
隆一は冷たい人間だが、人を殺せる人間ではない。
競馬新聞社に勤める親友・芙美子と共に、隆一の行動を辿った。
すると、どうやら隆一はパステルについて調べていたらしい。
はたして隆一はパステルの何に疑問を持ち、調べ、そして殺されたのか。
事件は思いがけず、競馬会を揺るがす恐るべき秘密へと繋がっていく―・・・

岡嶋二人氏のデビュー作であり、氏の競馬三部作の一つです。
デビュー作にも関わらずかなり完成度が高いです。
競馬知識がなくとも、わかりやすく、かつ、くどうないように説明されていて苦になりません。
その辺りは、香苗に競馬知識がないという設定が上手く活きています。
競馬ミステリといっても、舞台はいろいろです。
本作は競馬の生産業界が主な舞台となります。
競馬生産業界の特殊で、ときに不条理で非情な面が見えます。
それに対する一般人と競馬関係者の認識の温度差は興味深いです。
○○ミステリとあっても、脇道に逸れるミステリもありますが、本作は終始競馬について書かれており、それにも関わらず飽きさせません。
本作の謎は複数あり、どんでん返しもあります。
それらが一見競馬と無関係でも、最後にはしっかり競馬に繋がるのは見事です。

ただ、個人的には「明日天気にしておくれ」の方が好きです。
好みの問題かと思いますが、純粋に「明日天気にしておくれ」の方が読んでいて続きが気になったなと思います。
しかし、本作も十分面白く、良質です。
競馬三部作残りの一作も楽しみです。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB
No.2:
(7pt)

焦茶色のパステルの感想

20数年ぶりの再読になりました。大概の本は内容すぐ忘れてしまうんですが、本作は犯人と動機に微かな記憶が残っておりました。その後ゲームブックまで含めて、岡嶋二人の全作品を読む事になりましたから、思い入れが深かったのでしょうね。
で、今回読み返してみると、なんか今ひとつに感じて凄く寂しかったです。登場人物に感情移入出来なかったからかも知れません。女性2人共あまり好きになれませんでしたから。
作風が宮部みゆきみたい、とか思ったりしましたが、時代が逆ですな。

なおひろ
R1UV05YV
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

焦茶色のパステルの感想

リーダビリティの高さはデビュー作からして健在です。
しかも「競馬(生産)界」という、興味のない人間には全く縁遠い世界を舞台としながらも、(恐らく)無知な読み手を置いてけぼりにはしていない。
主人公の女性がズブの競馬素人という設定がうまく機能しているように思います。
その一方で、競馬好きとされる人達に対しても、くどくて鬱陶しい記述にはなっていないです。
私はオグリキャップの時代からの競馬ファンでその方面には相当明るいですが全くその辺りのストレスを感じること無く読めました。
真相の方も競馬ファンなら容易に想像がつくといったモノでもありませんし、最後の二転三転も読み応えがありました。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
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