コンピュータの熱い罠



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初公開日(参考)1986年04月
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長編小説

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コンピュータの熱い罠 (講談社文庫)

2001年03月15日 コンピュータの熱い罠 (講談社文庫)

相性診断によって男女を引き合わせるコンピュータ結婚相談所。オペレータの夏村絵里子は、恋人の名前を登録者リストに見つけて愕然とする。「何かがおかしい」彼のデータを見直し、不審を抱いた絵里子を、正体不明の悪意が捕らえる。相次いで身辺で起きる殺人事件は、増殖する恐怖の始まりでしかなかった。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

コンピュータの熱い罠の総合評価:7.50/10点レビュー 12件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(6pt)

普通でした

すぐに読み終わりました。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

コンピュータの熱い罠の感想

夏村絵里子は結婚相談所エム・システムのシステムオペレーター。
絵里子はデータの入力中、交際相手である市丸輝雄がエム・システムに登録したことを知った。
腹立たしい中、土肥綾子という中年女性が会員データを見せてほしいと頼み込んできた。
綾子は兄の西浦勇がエム・システム経由で結婚した“勢津子”に殺されたと主張してきた。
綾子いわく兄は新婚旅行先のフィリピンで溺れ死んだ。
“勢津子”は兄との思い出の地フィリピンへもう一度行くと言ったきり戻って来ず行方不明。
綾子は“勢津子”のデータを見せてほしいと頼むが、絵里子は断った。
翌日新聞を読むと、何と綾子は殺されていた。
絵里子は心中複雑ながらも、輝雄になぜ会員登録したのか尋ねた。
すると輝雄は悪びれた様子もなく、単にサクラ要員として独身社員全員が入会させられたと言ってきた。
輝雄いわく特段審査などなく、簡易なアンケートのようなものに答えただけだった。
しかし、絵里子が後日データを見ると、輝雄が答えたとは思えない個人データが登録されていた。
データが勝手に増強されていた。
システム上でいったい何が起こっているのか―・・・

1980年代後半に執筆されたため、フロッピーやカプラーといった古い箇所もあります。
しかし、この著書で記されている情報化社会への警鐘は、現実に大きな問題となっています。
正直登場人物が少ないため、犯人の予想はつきます。
ハイテク・ミステリですが、コンピュータの暴走や意思といったSFではありません。
あくまで情報化社会が今後抱えていくだろう問題をベースにしたミステリです。
そのため、殺人事件の恐さより、情報化社会の恐さがよく出ています。
本人の意図しないうちに別々で登録したデータが一か所に集積され、個人情報が埋められていく恐さ。
そしてそれに気づかないうちに関わっている恐さ。
その先見の明はさすが岡嶋二人氏です。
ハイテク・ミステリでもコンピュータに関して説明ぽくなく、グングン読めます。
ただ、メインが情報化社会への警鐘のためか、犯人の人物像や背景描写はあまりありません。
また、同じハイテク・ミステリならば『99%の誘拐』『クラインの壺』の方が上かなと思います。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.10:
(4pt)

昭和・80年代の空気

すごく面白い2時間サスペンス、という感じです(私的にはすごく好き)。
パソコンに入る際にはIDとパスワードが必要です…と今なら当たり前のことがものすごく珍しいこととされる時代のお話。
それを感じるのもまた良きかなと思いました。
岡島二人さんは何を読んでもほぼほぼ面白い。ハズレがない(好みに合う合わないはあるかもだけど)

しかし私は最後に言いたい。
輝夫は許せない。
(ネタバレっぽくてごめんなさい)
コンピュータの熱い罠 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:コンピュータの熱い罠 (カッパ・ノベルス)より
4334026524
No.9:
(5pt)

本書で警鐘された状況を遥かに超えてしまったが

コンピュータのネットワークデータベースを題材にしていることから分かるように岡嶋二人の作品としては井上氏色の濃い一編。一応殺人事件が絡んでくるが本格ミステリーというよりはサスペンス色の濃い作品だ。
80年代中期に発表された作品だが、インターネットなどという概念すら一般には知られていなかった時代としてはその先見性に脱帽せざるを得ない。本書では会社間だけのネットワーク化による情報悪用が扱われているが、現在全ての社会がネットワーク化され本書で描かれている危険性は遥かに凌駕してしまった。殺人事件の真相が最初の大きいテーマからするとやや尻つぼみな感がしないでもないが、最後まで緊張感が途切れることなく読ませてしまう毎度の岡嶋氏の手腕には脱帽である。
コンピュータの熱い罠 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:コンピュータの熱い罠 (講談社文庫)より
4062731347
No.8:
(5pt)

何で評価低いの??

面白かったけどなぁ。
実はコンピュータ関連の作品も多い岡嶋氏、流石に使われとるワードは前時代的ですが、2〜30年前にこんだけ突っ込んで描けてる事自体凄い人(達)です。

同じコンピュータネタとしては「99%の誘拐」には見劣りするとは思いますが、ヒロインの絵里子は全作中でも一・二を争う位に大好きです。
惜しむらくは、終盤の展開が駆け足になりすぎてて…。もう少しじっくり描いて欲しかったです。

でも絵里子の魅力で★5。
コンピュータの熱い罠 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:コンピュータの熱い罠 (講談社文庫)より
4062731347
No.7:
(4pt)

うーむ.....

序盤の上手さって言うんでしょうかね。あっという間に引き込まれます。

 題材はコンピューター関連。結婚相談所。主人公は26歳、独身女性。熱愛中。
勤務は結婚相談所のデータ管理を請け負うコンピューター関連。
 ある日、変なおばさんがデータを見せろとやってきて、それが事件の始まり。

 題材の伏線を多く設定しすぎて、消化不良になって、しかも伏線の材料について、
知識が曖昧、というより誤解してると言うのが、あからさまなので、絡み合わない。
 特に、事件の内容が、コンピューター会社と結びつかないのでは?というのが、
作者自らが自覚していたような感じがしてしまいますが。
 でも読ませてしまうんですね。驚きです。

 魔法でも使っているみたいですね。相性って言うのもあるんだと思いますが、
あっという間の2時間でした。
 疑問と言うより、ごまかされたって所ですが、わくわくしてしまいました。

 岡島二人としては、69点。70点はあげられませんね。暇なときにどうぞ。
コンピュータの熱い罠 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:コンピュータの熱い罠 (講談社文庫)より
4062731347
No.6:
(3pt)

先見性には脱帽

週刊文春1986年 国内9位

結婚相談所エム・システムのオペレータ夏村絵里子は、会員のデータが改変されていることに気づく。絵里子が相談した同僚の古川は、その調査の途中、殺害されることに。古川の調査を継続する絵里子は、数名の結婚した男性会員が、フィリピンで命をおとしている事実にいきつく ・・・

なんといっても25年前にこのテーマを扱っていることがすごい。さすがに音響カプラーなんて年代物のツールが登場するのだが、今現在の情報化社会を予見するミステリになっている。あっと驚くという展開じゃないけれど、この先見性は脱帽もの。が、すごく面白いってほどでもないかなぁ。
コンピュータの熱い罠 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:コンピュータの熱い罠 (講談社文庫)より
4062731347



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