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コンピュータの熱い罠
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コンピュータの熱い罠の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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すごく面白い2時間サスペンス、という感じです(私的にはすごく好き)。 パソコンに入る際にはIDとパスワードが必要です…と今なら当たり前のことがものすごく珍しいこととされる時代のお話。 それを感じるのもまた良きかなと思いました。 岡島二人さんは何を読んでもほぼほぼ面白い。ハズレがない(好みに合う合わないはあるかもだけど) しかし私は最後に言いたい。 輝夫は許せない。 (ネタバレっぽくてごめんなさい) | ||||
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コンピュータのネットワークデータベースを題材にしていることから分かるように岡嶋二人の作品としては井上氏色の濃い一編。一応殺人事件が絡んでくるが本格ミステリーというよりはサスペンス色の濃い作品だ。 80年代中期に発表された作品だが、インターネットなどという概念すら一般には知られていなかった時代としてはその先見性に脱帽せざるを得ない。本書では会社間だけのネットワーク化による情報悪用が扱われているが、現在全ての社会がネットワーク化され本書で描かれている危険性は遥かに凌駕してしまった。殺人事件の真相が最初の大きいテーマからするとやや尻つぼみな感がしないでもないが、最後まで緊張感が途切れることなく読ませてしまう毎度の岡嶋氏の手腕には脱帽である。 | ||||
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面白かったけどなぁ。 実はコンピュータ関連の作品も多い岡嶋氏、流石に使われとるワードは前時代的ですが、2〜30年前にこんだけ突っ込んで描けてる事自体凄い人(達)です。 同じコンピュータネタとしては「99%の誘拐」には見劣りするとは思いますが、ヒロインの絵里子は全作中でも一・二を争う位に大好きです。 惜しむらくは、終盤の展開が駆け足になりすぎてて…。もう少しじっくり描いて欲しかったです。 でも絵里子の魅力で★5。 | ||||
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序盤の上手さって言うんでしょうかね。あっという間に引き込まれます。 題材はコンピューター関連。結婚相談所。主人公は26歳、独身女性。熱愛中。 勤務は結婚相談所のデータ管理を請け負うコンピューター関連。 ある日、変なおばさんがデータを見せろとやってきて、それが事件の始まり。 題材の伏線を多く設定しすぎて、消化不良になって、しかも伏線の材料について、 知識が曖昧、というより誤解してると言うのが、あからさまなので、絡み合わない。 特に、事件の内容が、コンピューター会社と結びつかないのでは?というのが、 作者自らが自覚していたような感じがしてしまいますが。 でも読ませてしまうんですね。驚きです。 魔法でも使っているみたいですね。相性って言うのもあるんだと思いますが、 あっという間の2時間でした。 疑問と言うより、ごまかされたって所ですが、わくわくしてしまいました。 岡島二人としては、69点。70点はあげられませんね。暇なときにどうぞ。 | ||||
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週刊文春1986年 国内9位 結婚相談所エム・システムのオペレータ夏村絵里子は、会員のデータが改変されていることに気づく。絵里子が相談した同僚の古川は、その調査の途中、殺害されることに。古川の調査を継続する絵里子は、数名の結婚した男性会員が、フィリピンで命をおとしている事実にいきつく ・・・ なんといっても25年前にこのテーマを扱っていることがすごい。さすがに音響カプラーなんて年代物のツールが登場するのだが、今現在の情報化社会を予見するミステリになっている。あっと驚くという展開じゃないけれど、この先見性は脱帽もの。が、すごく面白いってほどでもないかなぁ。 | ||||
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この作品は今から20年以上前に書かれた作品です。 コンピュータが題材として使われていますが、音響カプラなんていう、 前世紀の遺物みたいな物が出てくるあたりに時代を感じます。 今ではモデムとかフロッピーも使わないですね。 当時の汎用機のハードディスクより、現在のパソコンのメモリの方が 容量が大きかったりして隔絶の感です。ただ、ハードウエアの性能が いくら進歩しても、コンピュータの機能は現在でも変わりません。 コンピュータは入力された情報を命令通りに加工するだけです。 タイトルにあるように、コンピュータが罠を仕掛けるなんて事はあり ません。あくまでも罠を仕掛けるのは、コンピュータに対する命令、 すなわち、プログラムを組んだ人間なんですね。 現在でも個人情報の流出や、流出した情報が犯罪に利用されて しまう危険が問題になっていますが、20年以上前にそれを題材として 小説にまとめたあたりは、作者に先見の明があったと言う事でしょう。 物語は軽いタッチでさらりと読めます。終盤の展開はスピード感あり スリリングです。主人公のキャラクターも上手く書けています。 ただ、この犯罪者にはちょっとリアリティーが無い気もします。 | ||||
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個人情報をコンピューターで管理する結婚相談所が舞台です。 ある日、個人情報が増殖していることに気が付いた「夏村絵里子」。 それを伝え聞き、ある事実に気が付いてしまった「古川」。 個人情報の管理は現在も問題になることが多い話題ですが、20年以上前にテーマとして取り上げていたことに驚きを感じます。 コンピューターの通信用の道具として音響カプラーが出て来ますが、この小説が書かれた当時の状況が窺い知れて、反って面白かったりします。 他の作品同様理屈抜きに楽しめます。 | ||||
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個人情報保護法などで法律的にも厳しくなっていますが、 実際には流出事件は現在も後をたっていませんね。 この作品も約20年前にかかれていますが根っこの部分では 問題は変わっていません。 20年前に書かれていてもなかなかリアリティがあって 良くかけていると思います。 企業が個人情報を集積して別目的に利用してしまうとか、その情報を 手に入れた個人が犯罪に利用してしまうとか、常にそういう危険性って ありますね。 結婚相談所などのデータセンターでは取り扱いに ますます厳しくなっていって欲しいですね。 最終的には情報を扱う人のモラルの問題になってくるような気もします。 | ||||
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結婚相談所のコンピューター情報を舞台にして繰り広げられる殺人事件。 今だったら、個人情報保護法なんてあって、セキュリティーも厳しいんでしょうが、当時はこんなものだったんでしょうね。 他の作品同様軽く読めます。 | ||||
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2人で1人の岡嶋二人さんっ。 前回読んだ「クラインの壷」があまりに面白かったから タイトルにも惹かれ、この本を選びました。 もう面白くって、あっという間にずんずん読めました! でも、途中で気になって見てみると なんと16年前に書かれた作品だったので やっぱりどうしても、今に比べると時代遅れに思えちゃうのが残念!後半は、話の先も読めちゃったし。 でも、例えばミッションインポッシブルとか、 ストーリーの内容に パソコンのハイテク技術が引き立ってる映画とか見ると ワクワクしてしまう! | ||||
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