七日間の身代金



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初公開日(参考)1989年12月
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長編小説

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七日間の身代金 (講談社文庫)

1998年07月15日 七日間の身代金 (講談社文庫)

プロデビューを目指す若き音楽家カップルの千秋と要之介。ある日、富豪の後添いとなった友人から、弟と先妻の息子が一緒に誘拐されたと相談を受ける。身代金の受け渡し場所は、どこにも逃げ場のない湘南の小島。にわか探偵と化した二人は犯人を追うが…。誘拐と密室の二重の謎に挑む、傑作青春ミステリー。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

七日間の身代金の総合評価:6.92/10点レビュー 12件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

七日間の身代金の感想

プロデビューを目指す若き音楽家の千秋と要之助。
ある日、二人は富豪の後妻となった友人・須磨子に呼び出された。
何と先妻の息子・国彦と弟・和巳が誘拐されたという。
犯人は身代金2000万円を須磨子自身が持ってくるよう指示した。
もし警察などに知らせれば命はないという。
須磨子は千秋が警察署長の娘であったため、相談を持ち掛けたのだった。
しかし、須磨子は相談したことで決心がついたのか、犯人の指示通り単身出発してしまう。
二人は須磨子を追いかけ、タイミングをみて警察へも連絡した。
犯人が指示した受け渡し場所は湘南の小島。
島への通路も海上も警察が張り込み、一見犯人に逃げ場はなかった。
しかし、事件は思わぬ展開を迎えた―・・・

受け渡し場所が逃げ場のない小島ということで、誘拐ミステリでありながら、密室ミステリの要素もかねています。
ただの誘拐ミステリで終わらないあたり、さすが岡嶋二人氏。
誘拐ミステリを期待したのに、密室ミステリで当て外れ。
どちらでとるかは人それぞれだと思います。
犯人の予想は容易です。
しかし、密室のトリックが難しいです。
密室自体も屋内・屋外と二重になっており、工夫されています。

登場人物にはあまり共感できません。
人間性に問題がある人物の登場は、「人間性に問題があるから」で片付いてしまうことがあるため、少し興ざめしてしまいます。
また、千秋がたまに見せる、自分に気があるのを利用する様子などは、性格が悪いと感じます。
しかし、にわか探偵の二人がでしゃばりすぎず、適宜警察に連絡する点は良いと思います。

面白くないわけではありませんが、岡嶋二人氏の誘拐ミステリならば、『あした天気にしておくれ』や『99%の誘拐』の方が面白いです。
しかし、クオリティが低いわけではないので、他作家さんの誘拐ミステリに比べれば面白いのかもしれません。

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あんみつ
QVSFG7MB
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.11:
(5pt)

誘拐に密室の謎を加えた異色作

岡嶋氏の誘拐ものは99%の誘拐を代表作として傑作揃いだが、本作も誘拐ものの一編だが、途中から密室の謎解きも加わる変則的な誘拐もの。読んだ感じではユーモアミステリー系のライトな会話主体だが、後半事件の真相が明らかになるにつれて異常性が強調されてくる。死体消失のトリックや密室構成のトリックは明かされてしまえば何てことないトリックではあるが、やはり岡嶋氏ならではの話の運びのうまさで一気に読ませてしまう。岡嶋誘拐ものの作品としてはやや出来は他の傑作と比較すると落ちると言わざるを得ないが、これは岡嶋誘拐ものに対するハードルが上がり過ぎているからだろう。普通に読めば本作もかなり面白い。
七日間の身代金 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:七日間の身代金 (講談社文庫)より
406263824X
No.10:
(4pt)

岡嶋&本格ファンには評価低いみたいですけど

王道。いかにも岡嶋小説っぽい、登場人物が立ってる名作と思います。
本格ファンにはトリックの稚拙さが気に入らんのかも知れんのですが、僕の様なライトな読者からしたら別に気にならんし。

ただ、キャラクターは立ってるとは思いますが、(当時も感じましたが)いかにも要乃助&千秋が「オッサンの思い描く今時の若者」っぽい感じがして…。
その分-★1ですね。でも、このコンビであと一〜二作読んでみたかった気がします(山本山コンビに負けたか!?)。

それと、後の「クリスマス・イブ」にも通じる気味の悪さが(・_・;)
井上氏の趣向が強く出たんでしょうか!?
七日間の身代金 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:七日間の身代金 (講談社文庫)より
406263824X
No.9:
(3pt)

面白い部分もありましたが…

どうなるんだろう?
と思いながら読みました。
だけど、終わってみると後味が悪かったです。

弱者が間違った方法で復讐して…って感じですか?
他に手はないの?
七日間の身代金 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:七日間の身代金 (講談社文庫)より
406263824X
No.8:
(5pt)

あはははは

もう笑うしかありません。
 五年ぶりとはいえ、二回目なんです。この本。
 そして、今回も騙されました。登場人物が少ないので、いくらでも
考えられるのですが、この人が犯人?って感じで、最後まで読んで
しまいました。

 赤電話って知ってますか?公衆電話で、緑のカードが使える電話の前の
バージョンです。スマホとか、携帯とか、ポケベルすらもない時代。
 主人公の千秋と、要之助の会話が、結構昭和なんです。ほかの人たちは、
古く感じるかもしれませんが、私があまり違和感を感じないで、夢中に
なったのは、年のせいなんでしょうかね。

 前回も、同じように騙されたんです。私。
 いわゆる密室もの。島と、監禁場所。その使い方が、ありえないんですが、
やられました。って感じです。
 ポイントは国彦がお金持ちで、変人だってことですかね。何でもアリだと。
その錯覚が、えーーーーってことも可能に見えて。
 あっという間の二時間でした。ホントにどうもありがとうございました。
というところです。

 そもそも、この主人公の二人が、どうしてこの舞台にいるのかは、実は
最後まで明らかではないと思うのですが。
 タイトルに七日間とあるから、それがキーワードかと思えば、なんだ、
それって思わされ。

 ちょっと贔屓目で済みませんが、やっぱり90点かな。本当にあっという間の
二時間でした。
七日間の身代金 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:七日間の身代金 (講談社文庫)より
406263824X
No.7:
(3pt)

青春ミステリー?

ミステリーとしてのトリックはまあまあ。
殺された人物や、その取り巻きの異常な雰囲気はよく描かれている。
話のテンポもいい。

だが、青春ミステリーだか何だか知らないが、どうも探偵役の二人がぱっとしない。
何がどう青春なのかわからないし、そもそも彼ら二人の物語が、本筋とかけ離れ過ぎている気がする。

時代の差といえば、それまでかもしれないが、そもそも、事件の中身と、こうした二人の登場とが、マッチしていなかったのではないだろうか。

ともかく、ミステリーとして楽しめることは間違いない。

七日間の身代金 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:七日間の身代金 (講談社文庫)より
406263824X



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