ダブルダウン
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岡嶋二人の後期の作品で、後期の井上氏の志向が強くなってきた時期としては珍しく初期のタイトルマッチでもネタにされていたボクシングを用いたミステリー。元ボクサーの徳山氏の趣向が後期作品としては珍しく反映されている作品だが、絶好調の井上氏と比べてネタ切れ苦闘時代の徳山氏の本領発揮とは成らず、傑作揃いの後期作品群の中ではやや出来は落ちる。ボクシングの試合中に両選手が毒殺されるというサスペンス溢れる導入部に比べて後半の事件の真相はよくあるB級サスペンス程度に落ち着いてしまったが、それでも最後まで一気に読ませるプロットの巧みさと文章力はさすがである。 | ||||
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だって、巻末の解説(折原一氏)で「駄作」って書いてるのって、滅多にないでしょう!?折原氏は「僕は好きだけど〜」って書いてますが、フォローしてるのミエミエやもんなぁヽ(・_・;)ノ 設定、導入、展開、結末全てに於いて無理がある。 100%偏見ですが、「週刊ポスト連載」って事で、当人達も気合い入らんかったんでしょうか? (だって、「毎週欠かさずポスト読んでます」って人見た事ないですもん) それでも最後まで飽きずに読ませる辺り、半端やない才能感じますが。ほんと、始めの頃にこれに出会ってなくてよかった…。 もし本作未読で、岡嶋作品を制覇しようとしてる方がおられたら、これ読むのは最後から二番目がオススメかな?最後がこれ、って言うのも哀しいし(・_・;) | ||||
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ボクシングの試合中に、対戦相手の2人が共に青酸性毒物で死亡してしまう。その設定は面白いと思いました。途中まで、どうなるんだろう、と思いながら楽しく読みました。しかし、その最後の展開は、古ーくて、安っぽいドラマを見せられた、という印象です。大きな驚きも、感心するようなテクニックも感じられませんでした。 まるで事件群をとっちらかして、辻褄合わせでつなげたように感じました。 解説によると、作者も、駄作だと思っているようですし、解説者も、懲りずに他の作品を読まれたし、との事なので、他の作品を楽しみにしたいと思います。 | ||||
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ボクシングの試合中、試合をしていた両者が共に死亡するという事件が発生する。死因は青酸による中毒死。出版社の編集者・麻沙美は、雑誌記者の中江、ボクシング評論家の八田と共に調査を開始する。 うーん…井上夢人氏が岡嶋二人時代の事を描いたエッセイ『おかしなふたり』の中で、「最悪の出来」という評価を下している作品らしい。確かに、試合中に殺害する必然性は薄いし、なんか2時間ドラマ的な展開になっていたり…と不満点を挙げればある。けれども、そこまで酷い作品か? 私はなかなか楽しめたのだが…。 これは、私が岡嶋二人作品に触れた時期の問題から来ているのかもしれない。私が、岡嶋二人作品を読むようになったのは井上夢人作品を読むようになったあとで、本当につい最近のことである。そして、これまで読んだ作品は『99%の誘拐』『クラインの壷』『七日間の身代金』の3つである。実を言うと、『クラインの壷』はともかく、他2つに関しては、「古い」という印象ばかり先に立ってしまった。 例えば『99%の誘拐』は最新ハイテク機器を用いた誘拐、というものが売りなのだが、80年代の「最新技術」は、現在では良くて標準、下手すりゃ「古い」技術である。書かれた時代がそうなのだから、と頭では理解していても、「現代」が舞台にされている以上、今、この時点を基準に考えてしまい違和感を感じてしまうのである。勿論、これは作品が悪いのではなくて、タイミングが悪いのであるが。その意味で言うと、この作品は05年現在で考えても殆ど違和感を感じることなく読め、素直に楽しむことが出来た。 この作品がベストというには疑問を抱かざるを得ないのだろうが、一気に読ませるだけの内容と言い、それほど悪い作品だとは思えなかった。 | ||||
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