クリスマス・イヴ
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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冬の別荘地。クリスマスパーティーの気分から一転、殺人鬼が襲い掛かる。岡嶋二人によるサバイバルホラーです。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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なんの難しい説明もなく、雪の山中をひたすら殺人鬼から逃げ回る単純な話 ハラハラして面白かった! | ||||
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ネタバレあり 岡嶋二人らしくない捻りもなにもないただただ行き当たりばったりに殺人鬼に終われて動機もなにも明かされず終わる。 読後「おかしな二人」を読まれるといいでしょう | ||||
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岡嶋二人といえばミステリーですが、本作はミステリ要素は欠片もない純粋なホラー小説です。 人里から隔離された冬の別荘、移動手段を断たれた主人公たちに殺人鬼の魔の手が迫る…というホラーではありふれた、むしろ使い尽くされて王道の感すらある設定です。 そのため読んでいて斬新な感じはほぼなく、展開としても予想外の事態というものは起こらずまあそうなるよねという想定内の展開ばかり。 主人公たちや殺人鬼に関してもいくらパニック状態といってももっとうまく立ち回れるだろう、今そんなことしてる場合じゃないだろうというやきもき感を随所で感じ、そこもいまいち話に入り込めなかった理由です。 前述の通り王道中の王道設定なので、ここまで予想を裏切る展開がないとホラーでは没個性の部類に入るでしょう。正直読んだばかりなのにすぐ忘れてしまいそうです。 岡嶋二人はミステリーの方がホラーより数段怖いものを書く。それを再確認した一冊となりました。 | ||||
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岡嶋二人といえば練りに練られたプロットでテンポよく進むミステリーが多いですが 本作は完全なスプラッターです。 もちろんテンポの良さは健在で、序盤の主人公達の会話の掛け合いなんかはとても楽しくお気に入りです。 そこから突如として凄惨な話に展開していくのでギャップが何とも言えません。 残忍な犯人の存在はとにかく不気味で和製ジェイソンみたいな雰囲気です。 気づくと手汗がびっしょりで、主人公達に何度もガンバレーと応援してました。 比較的短めですが、読後の疲労感はとてつもなかったです。 表題のとおり怖い岡嶋作品を探しているならコレです。 | ||||
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岡嶋二人としては、最末期に属する1作。入手困難だった本だが、最近全作品が電子書籍化されて読みやすくなった。 ワンパターンに陥らないことを、大事に考えていたらしい作家だから、他の作品と違うのは当たり前で、「異色作」という言い方が正しいかどうかわからない。だが、岡嶋作品の多くが、それぞれ個性的でありながら、基本的には本格ミステリー(謎解きがメイン)であったことを考えると、この『クリスマス・イブ』は、徹頭徹尾ホラー小説である点で、彼らとしては、やはり異色作なのだろう。 しかし、面白さという点では文句なし。クリスマスパーティーに参加するために、雪の別荘を訪れた、喬二と敦子のカップル(恋人未満の関係)が、いきなり殺人鬼に襲われ、知力・体力・精神力の全てをかけて、必死に対決するストーリー。襲う方も立ち向かう方も、実に魅力的なアイデア満載で、ホラー、そしてエンターテイメントとして極上だと思う。 読み出したらやめられない、というほめ言葉はよく聞くが、それは普通は「言葉の綾」だけれど、これは本当に「やめられない」本である。 読み終えて振り返れば、主人公たちが、とんでもない状態に巻き込まれる設定で、その意味では、「日本のヒッチコック」の岡嶋二人らしい部分も確かにあるのだと思う。 ただ、全体としてあまりにハイテンションすぎて(だから「やめられない」のだが)、一息つくところがほとんどないことは、わずかな欠点か。 それと、これは1989年の作品だが、ホラー小説・映画の歴史をチラッと考えると(20年以上経って初読みした私には、刊行当時の作品の立ち位置が実感としてわかりにくいが)、類型的なホラーに雰囲気としては似ている気もするので、そこは判断保留の意味で☆1つ減らした。 | ||||
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