クリスマス・イヴ



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初公開日(参考)1989年05月
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長編小説

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クリスマス・イヴ (講談社文庫)

1997年12月01日 クリスマス・イヴ (講談社文庫)

山深い別荘でのクリスマス・パーティに向かった敦子と喬二。夜になって到着したその別荘はまっ暗で、荒らされた室内には友人の血まみれの死体が…。雪に閉ざされ孤立した別荘地でイヴの夜に起こった恐ろしき惨劇。凶悪で強靱な殺人鬼から果たして逃れることはできるのか!?恐怖と緊迫の傑作長篇サスペンス。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

クリスマス・イヴの総合評価:7.79/10点レビュー 14件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

クリスマス・イヴの感想

冬の別荘地。クリスマスパーティーの気分から一転、殺人鬼が襲い掛かる。岡嶋二人によるサバイバルホラーです。
岡嶋二人作品の好きな所は主題以外の無駄を省きシンプルに楽しめる事。本書は殺人鬼が襲い掛かる恐怖と、生き残るべく知恵を使う戦い。これだけ。

"殺人鬼もの作品" はホラー特性の演出の為に残虐で気持ち悪いシーンを描く事が多いですが、本作にはそういうグロい表現が無いのが特徴だと思いました。
死の表現はあっさり。死んだら退場。登場人物は殆どいないので名前が覚えられないといった余計な心配はなし。
雪の為、視界不良で下山は困難。電話線は切らて助けを呼ぶこともできない。とにかく逃げて、考えて、戦っての連続。スピーディーな攻防の連続で一気読みでした。
ま、ちょっと古い作品なので各所のイベント事は今となってはド定番で新鮮さが無いかもしれません。結末も予想の範囲で驚きはありません。ただそれは安心に繋がり読了感は悪くないので、雪の山荘を舞台としたシンプルなホラーを楽しむにはよい作品でした。

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T4OQ1KM0
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.13:
(5pt)

最高

なんの難しい説明もなく、雪の山中をひたすら殺人鬼から逃げ回る単純な話
ハラハラして面白かった!
クリスマス・イヴ (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマス・イヴ (講談社文庫)より
4062636697
No.12:
(2pt)

異色作

ネタバレあり

岡嶋二人らしくない捻りもなにもないただただ行き当たりばったりに殺人鬼に終われて動機もなにも明かされず終わる。
読後「おかしな二人」を読まれるといいでしょう
クリスマス・イヴ (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマス・イヴ (講談社文庫)より
4062636697
No.11:
(2pt)

ホラーでは今一つ

岡嶋二人といえばミステリーですが、本作はミステリ要素は欠片もない純粋なホラー小説です。
人里から隔離された冬の別荘、移動手段を断たれた主人公たちに殺人鬼の魔の手が迫る…というホラーではありふれた、むしろ使い尽くされて王道の感すらある設定です。
そのため読んでいて斬新な感じはほぼなく、展開としても予想外の事態というものは起こらずまあそうなるよねという想定内の展開ばかり。
主人公たちや殺人鬼に関してもいくらパニック状態といってももっとうまく立ち回れるだろう、今そんなことしてる場合じゃないだろうというやきもき感を随所で感じ、そこもいまいち話に入り込めなかった理由です。
前述の通り王道中の王道設定なので、ここまで予想を裏切る展開がないとホラーでは没個性の部類に入るでしょう。正直読んだばかりなのにすぐ忘れてしまいそうです。
岡嶋二人はミステリーの方がホラーより数段怖いものを書く。それを再確認した一冊となりました。
クリスマス・イヴ (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマス・イヴ (講談社文庫)より
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No.10:
(4pt)

異色の岡嶋二人作品、とにかく怖かった!

岡嶋二人といえば練りに練られたプロットでテンポよく進むミステリーが多いですが

本作は完全なスプラッターです。

もちろんテンポの良さは健在で、序盤の主人公達の会話の掛け合いなんかはとても楽しくお気に入りです。

そこから突如として凄惨な話に展開していくのでギャップが何とも言えません。

残忍な犯人の存在はとにかく不気味で和製ジェイソンみたいな雰囲気です。

気づくと手汗がびっしょりで、主人公達に何度もガンバレーと応援してました。

比較的短めですが、読後の疲労感はとてつもなかったです。

表題のとおり怖い岡嶋作品を探しているならコレです。
クリスマス・イヴ (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマス・イヴ (講談社文庫)より
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No.9:
(4pt)

本当に「やめられない」エンターテイメント

岡嶋二人としては、最末期に属する1作。入手困難だった本だが、最近全作品が電子書籍化されて読みやすくなった。
 ワンパターンに陥らないことを、大事に考えていたらしい作家だから、他の作品と違うのは当たり前で、「異色作」という言い方が正しいかどうかわからない。だが、岡嶋作品の多くが、それぞれ個性的でありながら、基本的には本格ミステリー(謎解きがメイン)であったことを考えると、この『クリスマス・イブ』は、徹頭徹尾ホラー小説である点で、彼らとしては、やはり異色作なのだろう。

 しかし、面白さという点では文句なし。クリスマスパーティーに参加するために、雪の別荘を訪れた、喬二と敦子のカップル(恋人未満の関係)が、いきなり殺人鬼に襲われ、知力・体力・精神力の全てをかけて、必死に対決するストーリー。襲う方も立ち向かう方も、実に魅力的なアイデア満載で、ホラー、そしてエンターテイメントとして極上だと思う。
 読み出したらやめられない、というほめ言葉はよく聞くが、それは普通は「言葉の綾」だけれど、これは本当に「やめられない」本である。

 読み終えて振り返れば、主人公たちが、とんでもない状態に巻き込まれる設定で、その意味では、「日本のヒッチコック」の岡嶋二人らしい部分も確かにあるのだと思う。
 ただ、全体としてあまりにハイテンションすぎて(だから「やめられない」のだが)、一息つくところがほとんどないことは、わずかな欠点か。
 それと、これは1989年の作品だが、ホラー小説・映画の歴史をチラッと考えると(20年以上経って初読みした私には、刊行当時の作品の立ち位置が実感としてわかりにくいが)、類型的なホラーに雰囲気としては似ている気もするので、そこは判断保留の意味で☆1つ減らした。
クリスマス・イヴ (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマス・イヴ (講談社文庫)より
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