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クリスマス・イヴ
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クリスマス・イヴの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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なんの難しい説明もなく、雪の山中をひたすら殺人鬼から逃げ回る単純な話 ハラハラして面白かった! | ||||
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ネタバレあり 岡嶋二人らしくない捻りもなにもないただただ行き当たりばったりに殺人鬼に終われて動機もなにも明かされず終わる。 読後「おかしな二人」を読まれるといいでしょう | ||||
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岡嶋二人といえばミステリーですが、本作はミステリ要素は欠片もない純粋なホラー小説です。 人里から隔離された冬の別荘、移動手段を断たれた主人公たちに殺人鬼の魔の手が迫る…というホラーではありふれた、むしろ使い尽くされて王道の感すらある設定です。 そのため読んでいて斬新な感じはほぼなく、展開としても予想外の事態というものは起こらずまあそうなるよねという想定内の展開ばかり。 主人公たちや殺人鬼に関してもいくらパニック状態といってももっとうまく立ち回れるだろう、今そんなことしてる場合じゃないだろうというやきもき感を随所で感じ、そこもいまいち話に入り込めなかった理由です。 前述の通り王道中の王道設定なので、ここまで予想を裏切る展開がないとホラーでは没個性の部類に入るでしょう。正直読んだばかりなのにすぐ忘れてしまいそうです。 岡嶋二人はミステリーの方がホラーより数段怖いものを書く。それを再確認した一冊となりました。 | ||||
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岡嶋二人といえば練りに練られたプロットでテンポよく進むミステリーが多いですが 本作は完全なスプラッターです。 もちろんテンポの良さは健在で、序盤の主人公達の会話の掛け合いなんかはとても楽しくお気に入りです。 そこから突如として凄惨な話に展開していくのでギャップが何とも言えません。 残忍な犯人の存在はとにかく不気味で和製ジェイソンみたいな雰囲気です。 気づくと手汗がびっしょりで、主人公達に何度もガンバレーと応援してました。 比較的短めですが、読後の疲労感はとてつもなかったです。 表題のとおり怖い岡嶋作品を探しているならコレです。 | ||||
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岡嶋二人としては、最末期に属する1作。入手困難だった本だが、最近全作品が電子書籍化されて読みやすくなった。 ワンパターンに陥らないことを、大事に考えていたらしい作家だから、他の作品と違うのは当たり前で、「異色作」という言い方が正しいかどうかわからない。だが、岡嶋作品の多くが、それぞれ個性的でありながら、基本的には本格ミステリー(謎解きがメイン)であったことを考えると、この『クリスマス・イブ』は、徹頭徹尾ホラー小説である点で、彼らとしては、やはり異色作なのだろう。 しかし、面白さという点では文句なし。クリスマスパーティーに参加するために、雪の別荘を訪れた、喬二と敦子のカップル(恋人未満の関係)が、いきなり殺人鬼に襲われ、知力・体力・精神力の全てをかけて、必死に対決するストーリー。襲う方も立ち向かう方も、実に魅力的なアイデア満載で、ホラー、そしてエンターテイメントとして極上だと思う。 読み出したらやめられない、というほめ言葉はよく聞くが、それは普通は「言葉の綾」だけれど、これは本当に「やめられない」本である。 読み終えて振り返れば、主人公たちが、とんでもない状態に巻き込まれる設定で、その意味では、「日本のヒッチコック」の岡嶋二人らしい部分も確かにあるのだと思う。 ただ、全体としてあまりにハイテンションすぎて(だから「やめられない」のだが)、一息つくところがほとんどないことは、わずかな欠点か。 それと、これは1989年の作品だが、ホラー小説・映画の歴史をチラッと考えると(20年以上経って初読みした私には、刊行当時の作品の立ち位置が実感としてわかりにくいが)、類型的なホラーに雰囲気としては似ている気もするので、そこは判断保留の意味で☆1つ減らした。 | ||||
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タイトルがクリスマスイブなどとロマンチックなので恋愛ものかユーモアミステリーなのかなと思ってしまうが、本作は何と殺人鬼に閉ざされた雪山で襲われ、決死のサバイバル&反撃を描いたノンストップサスペンスなのだ。ページ数が比較的少なく、岡嶋氏には異色の婦人公論社の婦人公論に掲載した作品であり、殺人犯の意図や事件全体の構図は最後まで描かれないままだが、軽く読めるハラハラドキドキのサスペンスものを志向して書かれていると思われ、余計な要素はそぎ落とされているのだと思う。 まさに、本書の主人公と同じく読者もいきなりの不条理なサスペンスの舞台に巻きこまれていきます。 岡嶋氏の作品としては軽く書かれた小品だと思うが、それでも一気読ましてしまうのだから、本当にこの作家は凄いと思わせる。 | ||||
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が、当時読み終わった時の感想でした。何故なら、何の予備知識もないまま読んだので。 お気楽な痴話喧嘩風の導入部分から、突然残忍な殺人事件が明らかとなります。 で、いかにも岡嶋作品な布石っぽい記述が散りばめられ、さぁどうなる!?…と思いきや(゜Д゜;;) どうにもならずに終了(・_・;) 結局、大場が何故殺人を犯したのか!?っていう、敵役の背景etc....は不明なまま、ただひたすら人が死んでいく展開です。 岡嶋作品といえば、「無駄に登場人物が死なない」のが特色なのに、そのタガが外れたかの様な殺しっ振り(・_・;) でもねぇ…面白いんだわ、コレが!!単純にホラーを読み馴れてないだけかも知れませんが、最後までドキ2しっぱなし、オチも爽快な感じやし(ネタバレになるので詳しくは書きません)、そこはやはり岡嶋氏の人物描写の妙に拠るものかと。 個人的には、ホラーとかサスペンスというよりは喬二と敦子の「究極のシチュエーションでのラブストーリー」として読みました(ちょっと違うか?)。 フレンチ食べに行ったらホイコーロー出てきたみたいな作品ですが、美味しかったので問題なし。★5。 | ||||
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岡島二人って、本当に二人なので。 その作風の多様性というか、題材の多さと言うか、展開の意外さと言うか、 びっくりします。 とにかく手に入りにくい一冊なので、こんな作品出していたのか。と、その 意味でもびっくりしながら読みました。 舞台は雪の山中。別荘のドッキリパーティー。結ばれる?結ばれない?そんな 二人が主人公。 開けてびっくり玉手箱。重ねられる殺人は、とどまるところを知らない。 そして、行き着く結末は? 岡島二人の作品に慣れていると、いつこれがどう展開するのかと、これが どんなトリックにつながるのかと、そんな感じで読んでしまいます。 解説の中でも触れられていましたが、岡島二人の作品でも異色。 おかしな二人の中でも触れられていないので、よく分かりません。しかし、 全作品の中で、こういう作品を作っておかないと、読者はいつも同じ読み方を してしまう。だから、こんな作品を一つ、全作品の中で布石として作っておこう。 そんな意図さえ感じてしまう。 ひねた読み方をすれば、半ばやけくそ。という感想すら抱きかねません。しかし、 かなりの作品を読み終えた後だったので、これもこの後どうなるの?って感じ。 この作品だけだったら、65点。全作品の流れの中で、敢えて70点かな。 | ||||
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とにかく怖いです。 情景が浮かんできて周りの音が聞こえなくなるくらいのめり込んで一気に読みました。 | ||||
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ホラータッチの作品ですが、「バトル・ロワイアル」など、残酷な描写が 氾濫する現在では、それほど刺激的な描写とは感じられない。 次々と殺人を犯して行く犯人だが、名前や住居は判明している。 名前も何も判らない、謎の男という設定の方が恐怖感は盛り 上がったのではないか。 岡嶋作品という事で、何か裏があるのかと思って深読みしていたが、 結局殺人鬼との戦いに終始した。 過去の岡嶋作品にある「毒」というか、「こずるさ」は無く、至って シンプルなストーリー展開。軽い読み物として楽しめる。 まるで赤川次郎の作品のようだった。 | ||||
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岡嶋二人さん、今回は作風で全然違う。ホラーというかバイオレンスというか。もうめちゃくちゃすぎてびっくりしました。怖かった~(泣)怖いのが好きな人にはお勧めだけど、私はホラーが苦手なので読みながらぞくぞくしていました。もう徹底してバイオレンスです。 | ||||
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他の岡嶋二人の作品を何作か読んだ後にこの本を読むと、『本当に岡嶋二人の作品なの?』と思える程、他の作品とは作風が全く違います。誰が犯人なのか謎な訳でもなく、トリックを暴く訳でもなく、ただただ殺人鬼から逃げて逃げて闘う、洋画の『13日の金曜日』のようなお話です。舞台がクリスマスイブの孤立した別荘という事もあり、寒さと孤独の中で繰り広げられる様々な恐怖が手に取るようにわかる文章、さすが岡嶋二人だなって思います。ドキドキしたい人、ぜひ読んでみてください! ただ、始めにも述べたように同じような作風の岡嶋作品は無いので、他の作品は別感覚でドキドキしてください! | ||||
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推理小説家である岡嶋二人がホラーという新境地に挑んだ意欲的作品。吹雪で孤立した別荘地の人々に迫る殺人鬼の影。一見、よくあるタイプの単純なストーリーなのですが、岡嶋二人の主眼点がストーリーそのものよりも、場面場面でいかに読者を怖がらせるかということにあり、ページをめくるのが怖くなる場面の連続です。話を単純化することによって、読者に変な混乱を起こすこと無しにホラー的演出を楽しんでもらおうというのが作者のもくろみ。そしてそれが見事に結実しています。小説の面白さの可否を決めるものは、なによりも作者の力量なんだとこの小説を読んでつくづく思いました。とにかく怖い小説です、オススメ! | ||||
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