殺人者志願



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初公開日(参考)1987年02月
分類

長編小説

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殺人者志願 (講談社文庫)

2000年05月31日 殺人者志願 (講談社文庫)

「ある人物を、殺してもらいたい」。菊池隆友と鳩子の若夫婦は、突然の話に言葉を失った。膨らんだ借金に困り果て、鳩子の親戚である会社社長に泣きついた二人は、借金を肩代わりする条件として、殺人を依頼された。背に腹はかえられない。二人はターゲットの身辺調査に取りかかる。息もつかせぬ傑作長編推理。 (「BOOK」データベースより)




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殺人者志願の総合評価:8.00/10点レビュー 7件。Dランク


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No.7:
(2pt)

あまり共感出来ない主人公。

主人公のバカップルの金銭感覚がマトモならこんなことにならなかったのになー、と思えてしまって共感出来ず、読後もなんだか消化不良感が残ってしまった。
殺人者志願 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:殺人者志願 (講談社文庫)より
4062649039
No.6:
(4pt)

派手さはないが確かな地力で読ませるミステリー

岡嶋二人のミステリーは安心して読める。トンデモ具合が控えめで力技のトリックや展開を書かないのでいわゆるハズレの作品がない。本作も同様でした。一昔前の小説なので今風の派手さには欠けますが土台がしっかりしていて読みごたえのある推理小説です。
借金の返済に追われ困窮したカップルが本作のW主人公。親戚に泣きつき借金の肩代わりをしてもらう代わりにとある女性の殺害を依頼されるところから物語は動き出します。このカップル、借金で首が回らない状況なのにも関わらず夢見がちでどこか地に足がついていないお花畑な二人なのでさほど話が重くならず、スルスル読めます。
事態が急変するのは中盤から。これはいったいどうなるの?という出来事の連続で、もうどう転んでも主人公たちはバッドエンドだろうなと思っていただけに最後綺麗に終わったのは驚きました。厳密に言えば懸念はあるものの、ハッピーエンドと言っていいのでは。あんなに謎だらけだった話を収まるところにきちんと収めて綺麗に幕を引く手腕はさすが。地味ですが、本作もしっかり面白かったです。
文章も読みやすく、人間味のある登場人物たちも魅力的。☆4。
殺人者志願 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:殺人者志願 (講談社文庫)より
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No.5:
(4pt)

手に取らなかったかもしれないタイトルだが

ほかの作品からするとちょっと…と思うが、会話などとても楽しくて浮世を忘れさせてくれる。
殺人者志願 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:殺人者志願 (講談社文庫)より
4062649039
No.4:
(5pt)

岡嶋二人とヒッチコック

まるでヒッチコック映画のような、「巻き込まれ型」サスペンスの傑作。

 相性バッチリの仲良し夫婦、菊池隆友・鳩子は、金銭感覚ゼロという欠点まで共通、定職もないのにローンで買い物しまくり、積もった借金220万円の肩代わりを、鳩子の「伯父さんの奥さんの甥」のオジサンに泣きついた。ところが、オジサンから持ちかけられた交換条件は、「中原美由紀」という女性を殺すこと。仕方なく引き受けた、隆友・鳩子夫妻は、おっかなびっくり「殺し屋ミッション」をスタートするが…。

 快調なユーモアミステリーのように始まった作品は、途中から「えええっ!」と叫ぶしかない、とんでもない方向に進んでいく。とんでもない方向に物語を振る、というのは、他の作家に真似できない岡嶋二人の独壇場で、次から次へと予想もつかない展開の連続、読者も一緒に荒波に巻き込まれてしまう。

 岡嶋二人とヒッチコックの最も重要な共通点は、観客(読者)を主人公と同じ視点に立たせることだと思う(前に誰かが言っていたけどね)。普通の小説や映画のように、観客(読者)の方が圧倒的に情報を多く持っていて、主人公を「上から目線」で見ることがない。この作品でも、隆友・鳩子夫妻は「何が起きているかさっぱりわからないが、とにかく困った事態」に巻き込まれるけれど、それは読者も同じ。まるで、『北北西に進路を取れ』のケイリー・グラントのようじゃないか。

 この小説では、主人公の隆友・鳩子夫妻が単純な善人ではなく(殺人を引き受けるんだから当然だが)、生活力と金銭感覚のなさを含めて、ほんの少し「イヤだな」と感じるキャラクターであることが、逆にすごく効いている。彼らが思わぬ事態に巻き込まれた時、ちょっとだけ「いい気味だ」と思ってしまうことで、その後になると、より深く彼らに感情移入できるようになるのだ。そこまで含めて、とても完成度の高いエンターテイメント小説だと思う。
殺人者志願 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:殺人者志願 (講談社文庫)より
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No.3:
(4pt)

依頼殺人もの

岡嶋二人による依頼された殺人を実行しようとした夫婦が逆にハメられる凝ったプロットの作品。粗筋だけ読むとダークな犯罪小説かと思うが、実際は軽いタッチの犯罪もの小説になっている。
密室での殺人対象入れ替わりが本作の肝だが、いつもの岡嶋作品らしく最後まで目が離せない展開だ。
ただ、この話にしてはページ数がやや多い気がして、もっと削ればよりスリリングな作品になったのではないかという気もするが、十分楽しめる一作である。
殺人者志願 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:殺人者志願 (講談社文庫)より
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