暗黒告知
- 江戸川乱歩賞受賞 (71)
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全1件 1~1 1/1ページ
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史実にミステリーを載せてますが説明と掘り下げ度が低くてあまりリアリティを感じませんでした。明治末期の話なのでもっとドロドロしたエピソードに焦点をあててもよかったのではないでしょうか。 | ||||
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『アルキメデスは手を汚さない』は、いわば「今どきの若い者は」小説。1970年代の高校生(今どきの若い者)の生態を描いているのですが、半世紀を経た今となっては正直ピンときません。最後の「汚れた世間には、手を汚して立ち向かおうじゃないか」というのが、子供時代を卒業していく青年へのはなむけの言葉かな。 | ||||
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実感の伝わらない生硬な表現が散見されはするが、着想と構成は素晴らしい。歴史上の人物(本作では足尾鉱毒事件の“義人”田中正造)をフィクション上で動かす手法も自然だ。 追伸。著者の映画エッセイ『雨の日の動物園』(キネマ旬報社刊)に本作執筆の前後の事情が出ている。松竹のプロデューサーの名前が本作の重要な登場人物と同一だ。興味のある方に一読を薦める。 | ||||
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日本初の公害事件である、明治の足尾銅山鉱毒事件を背景とした社会派ミステリだ。 ときの権力者やその利権に群がる人々と、正義を貫こうと行動する人々との軋轢の中発生した密室殺人。第二、第三の殺人を追う地方紙のいち記者が見た真実とは。 田中正造の事績など歴史的事実を調べながら読み進め、背景そのものにいたく興味をそそられた。直木賞候補の作品だっただけに、文章が上手い。民衆に対する非情ともいうべきな圧力に、ふつふつとした憤りさえ覚える。 トリックが現実的かはあるが、顛末の意外性は堪能できるだろう。【乱歩賞】 | ||||
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■アルキメデスは手を汚さない 女子高校生の堕胎手術後の死に端を発し、彼女の同級生周辺に起きた殺人を含むいくつかの事件を解き明かすミステリ。 ストーリーの中心となるのは、男子高校生の姉とその愛人の死で、密室殺人やアリバイトリックを扱っている。一見無関係に見える出来事が、本質とのところでつながりをみせるわけだが、そこを良しとするかで本作品の評価が分かれてしまいそう。 大人になり切れない世代を描いている本作品。青臭い正義感や幼い恋愛表現、無謀ともいえる行動力、牙をむく反発心等、作品発表当時の高校生気質なのだろうか。 そのあたりのリアルさが気になって謎解きに集中できなかった。 ■暗黒告知 日本初の公害事件である、明治の足尾銅山鉱毒事件を背景とした社会派ミステリだ。 ときの権力者やその利権に群がる人々と、正義を貫こうと行動する人々との軋轢の中発生した密室殺人。第二、第三の殺人を追う地方紙のいち記者が見た真実とは。 田中正造の事績など歴史的事実を調べながら読み進め、背景そのものにいたく興味をそそられた。直木賞候補の作品だっただけに、文章が上手い。民衆に対する非情ともいうべきな圧力に、ふつふつとした憤りさえ覚える。 トリックが現実的かはあるが、顛末の意外性は堪能できるだろう。 *巻末エッセイは東野圭吾さん。 | ||||
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当初、文庫本かと思って購入したら、乱歩賞受賞後の初版単行本で、嬉しい誤算(笑)! 作品内容は、大正~昭和初期。足尾鉱毒事件という公害問題を背景に、土地収用や利害関係の絡みなどが相まった、読み応えたっぷりの群像劇。 しかも、あの田中正造先生が最重要容疑者となる仰天の展開。 密室トリックは偶然の産物で、真犯人も容易に推理出来るが、何度も読み返したくなる「社会派」のドラマが重厚で素晴らしい作品です。 | ||||
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