原子炉の蟹
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原子炉の蟹の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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元新聞記者らしく時事問題に真正面からぶつかっていく姿勢には共感するものがありました。ただ他人の声をまねて人を呼び出したり、警官のふりをして質問をするなど安易な筋書きには首をひねりたくなりました。江戸川乱歩賞には最早それほど期待はしませんが、それにしてももう少し人間の内面を掘り下げて欲しかったです。 | ||||
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帯の宣伝文句は 「今だからわかる、この小説の凄さが」 この本の初版が1981年、最初の文庫化が84年。火曜サスペンス劇場枠でのTVドラマ化が87年(私が原作を初めて読んだのは、このドラマを見た後)この謳い文句にウソはなかった。 東海村での臨界事故や双葉町で起きた原発事故と、この本を改めて重ね合わせてみて、電力会社の隠蔽体質や現場で作業に当たる下請け労働者の苛酷さが、40年近く経ってもまったく変わっていないことに驚かされた。 ただ、そちらの描写に重きが置かれ過ぎ、犯行の動機や殺人トリックの解明がお留守になった感が否めなかったので、減点1。 ついでにドラマ版の再放送もやってくれないだろうか、日テレさん。 | ||||
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本書は、スリーマイル島原発事故の翌年――1981年に出版された。 「原子炉建屋」という最先端の密室での殺人事件を扱う推理小説だ。 原子炉建屋……それは物理的な密室であり、社会的な密室でもある。 そこには「隠蔽」体質も伴う。 「フクシマ」でも同じではなかったか。 30年前の推理小説とは思えぬほど、「現代」と符合している点が多い。 問題をなかったことにする隠蔽体質は、 東電や「官」だけに由来するのではない。 「民」にも内在するというのが、この本の「ミソ」でもあるだろう。 我々は完全なる被害者ではないのだ。 決して、カタルシスのある推理小説ではない。 むしろ問題提起のまま終わる感じだ。 しかしそのことが、「隠蔽」「密室」の空恐ろしさを表してもいる。 原発への賛否にかかわらず、読んでおきたい一冊である。 | ||||
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日経の書評家の記事を見て買いました。30数年前の作品を感じさせない面白さでした。 | ||||
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原発を題材にしたミステリー。昔、火サスでドラマ化されてました。 | ||||
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今から30年以上前に書かれた社会派ミステリー。さすがに描写に時代を感じるが、5年前の福島第一原発事故を予言したかのような仔細な原発作業の描写に驚く。また、原発を舞台にした密室トリックにも説得力があり、読み応えがあった。 九十九里浜原発の建屋で起きた殺人事件を追う新聞記者が組織により隠蔽された真実に迫る。 | ||||
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