北斎殺人事件
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- 遺稿 (19)
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出版は 1990年、三十年経過した 2020年に至っても、 著者の”北斎隠密説”をきちんと説明したものも、 証拠を挙げて否定したものも見られません。 北斎を論理立てて学ぶことができるのが素晴らしい。 学術書であればこれだけの内容は 多くの一般の読者は読み通せないかもしれません。 それを裏の殺人事件のストーリーと絡めることで 見事に読ませ切ってしまうのが著者の筆力ですね。 これだけの内容をちりばめると ミステリーの方はおろそかになりがちなものですが、 そちらも充分に読み手を惹きつけるものになっていて、 終わりには感動を与えてくれました。 北斎に興味がある方にはぜひご一読いただきたいと思います。 | ||||
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高橋氏の江戸川乱歩賞受賞作の写楽殺人事件の続編で浮世絵をテーマにした歴史ミステリー3部作の2作目となる。 今回は北斎は隠密だった!という歴史ミステリー部分と現代のボストン美術館での老画家の殺人が並行して進行していく。 歴史ミステリーの場合、現代の事件が付けたし程度で終わる場合が多いが、本作も密室殺人なども出てくるがやはり付けたし程度の処理で、メインは北斎の解明部分となり、その部分は読みごたえがある。 反面現代の事件は事件の真相も犯人も予想通りであるのだが、まあそこには目をつむろう。 | ||||
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商品はあまりよくありませんでした。 ボールペンの書きこみ(傍線)が多く ちょっと汚かった。 まあ価格が安かったので。 | ||||
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高橋克彦さんの浮世絵シリーズ第2弾は、日本のみならずボストンまでも舞台となっている。 例によって謎解き二本立て。殺人事件解明と「北斎は隠密だった」との仮説を立証していく。 また、単に謎解きの側面だけではなく、生きる喜びや目的、地位や名声、本当の価値とは何か。 愛とは、友情とは何か、というテーマの投げかけも感じた。 1987年日本推理作家協会賞受賞作。 それにしても、講談社文庫のカバーデザインが横尾忠則さんであったことも嬉しかった。 | ||||
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すでにご紹介があるとおり、浮世絵シリーズ3部作の2番目。北斎の謎に迫るとともに、研究者の身辺で起きる殺人事件との二重構造は他の作品と同様の構成だが、他の2部作同様、北斎の人物像が血の通った人間に思えてくるところが高橋氏の力量なのでしょう。 以前からこの3部作については知っていましたが、「浮世絵に表題を借りた探偵小説」くらいにかってに思い込んでおり、食指が動きませんでした。高橋氏の作品もあらかた読んでしまい、ごく初期のこの連作でも読むかと読み始めたのですが、読んでみて正直「しまった、もっと早く読んでくべきだった」と反省しています。 標題に記したとおり、氏の他の浮世絵関連の作品(だましゑ歌麿・おこう紅絵暦など)を読むに当たって、この3部作は基礎知識を与えてくれて、楽しみと理解度が数倍になること請け合いです。 | ||||
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