天を衝く
- 織田信長 (72)
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高橋克彦『天を衝く 豊臣秀吉に喧嘩を売った男・九戸政実』読了。 いつ購入したか分からないほど前から積読になっていた。 アマゾンで調べると2002年になっている。当時阿弖流為を描いた彼の『火炎』を読んでおり、感動して次はこれを読もうと考えていたらしい。 それから22年も経ってようやく読んだことになる。 が、凄まじく面白い。 実在した奥州南部一族の九戸政実が主人公である。 実際、優れた武将であったらしい。 が、南部一族の跡目争いに敗れ、勝利した政直との抗争の末に、豊臣秀吉軍20万人まで戦の場に引きずり出す。 この事実を元にして、作者は政実が意図して秀吉の天下統一に対決したという物語を構築する。 そして、史実としてあるのだが、10万の秀吉軍に包囲され、兵の助命と引き換えに投降するが、秀吉軍はその約束をたがえ、兵も皆殺しにしてしまう。 こうした、秀吉軍の卑劣な罠が仕掛けられたがゆえに、作者はこの政実を復権させ蘇らせたかったに違いない。 それにしても、戦国の戦さというものは、かくも罠の仕掛け合いであったということが、リアルに迫ってきて凄まじい。 こうした実態が史料として残っているとは思えないので、おそらく、これは想像で描かれたものに違いない。 けれども、手に汗を握って読んだ。 それほど、政実を描く熱量が凄まじいのである。 『炎立つ』も積読のままだし、しばらく高橋克彦を続けるしかなさそうだw | ||||
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高橋克彦『天を衝く 豊臣秀吉に喧嘩を売った男・九戸政実』読了。 いつ購入したか分からないほど前から積読になっていた。 アマゾンで調べると2002年になっている。当時阿弖流為を描いた彼の『火炎』を読んでおり、感動して次はこれを読もうと考えていたらしい。 それから22年も経ってようやく読んだことになる。 が、凄まじく面白い。 実在した奥州南部一族の九戸政実が主人公である。 実際、優れた武将であったらしい。 が、南部一族の跡目争いに敗れ、勝利した政直との抗争の末に、豊臣秀吉軍20万人まで戦の場に引きずり出す。 この事実を元にして、作者は政実が意図して秀吉の天下統一に対決したという物語を構築する。 そして、史実としてあるのだが、10万の秀吉軍に包囲され、兵の助命と引き換えに投降するが、秀吉軍はその約束をたがえ、兵も皆殺しにしてしまう。 こうした、秀吉軍の卑劣な罠が仕掛けられたがゆえに、作者はこの政実を復権させ蘇らせたかったに違いない。 それにしても、戦国の戦さというものは、かくも罠の仕掛け合いであったということが、リアルに迫ってきて凄まじい。 こうした実態が史料として残っているとは思えないので、おそらく、これは想像で描かれたものに違いない。 けれども、手に汗を握って読んだ。 それほど、政実を描く熱量が凄まじいのである。 『炎立つ』も積読のままだし、しばらく高橋克彦を続けるしかなさそうだw | ||||
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女性が登場するのは悪女一人に主人公の妻のみ。全体の1%にも満たない登場。男、男、男の世界の物語です。主人公はかっこいいし、男のロマンであるのは分かるのですが、少し寂しく感じました。感じながらも全巻読みました。筆者の熱は十分に感じましたが、いつの世も男女共に生きています。もうこんな小説を書く人はいないでしょうね、と母がつぶやいていました。書いても受けない時代、と。 | ||||
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訳あって購入〜読み初め〜読破まで2年半かかりました。3冊の長編、そしてあまり興味のない奥州武将と、買ったは良いものの読み始めるよも遅くなりました。しかし読み始めるととにかく面白い。個人的に熱い内容、男臭い感じが好みですが、まさにと言った感想です。 しかしながらコロナなどにより環境が変わり本を読む事ができなくなり間がまた空きました。1ヶ月ほど前から再開、過去の話を忘れてしまっているかなと思ったけど、頭の中にはハッキリと九戸政実、九戸党が居ました。それぐらい鮮烈に、魂に刻まれる小説でした。 購読後は、一つの映画を観たような多幸感に包まれ奥州のお気に入り武将1,2にランクインするほどカッコいい内容です。とにかくオススメです。とても、とてつもなく素敵な一冊です。 | ||||
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オススメの一冊です。どうしても⭐︎5を付けたくてこちらへもレビュー投稿します。 | ||||
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