パンドラ・ケース



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初公開日(参考)1988年11月
分類

長編小説

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パンドラ・ケース―よみがえる殺人 (文春文庫)

1991年08月01日 パンドラ・ケース―よみがえる殺人 (文春文庫)

「悪趣味だな。仲間で最初に死んだ人間の十三回忌に開くタイムカプセルだなんて…」。鄙びた雪の温泉宿に集まった8人の大学生は卒業記念のカプセルに新聞記事と思い思いの品物を納めた。「あたしがきっと最初だわ」そう呟いた半田緑は5年後に失踪。17年後、彼女の箱を開けると干涸びた指と指輪が…。 (「BOOK」データベースより)




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パンドラ・ケースの総合評価:7.14/10点レビュー 7件。Cランク


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No.7:
(4pt)

★★★★☆

★★★★☆
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4163106707
No.6:
(5pt)

面白い

久々の高橋克彦作品。面白かったです。
パンドラ・ケース―よみがえる殺人Amazon書評・レビュー:パンドラ・ケース―よみがえる殺人より
4163106707
No.5:
(4pt)

記憶に残る一冊

この小説を「推理小説」として評価すると、せいぜい☆は3つぐらいにしかならない。探偵役のトーマの推理にしても、別の作品のようなキレ味の鋭さはないし、設定としても強引な点が少なくない。高橋克彦の推理小説は出来不出来の差が大きいが、この作品は中の下ぐらいだろう。

しかし、殺人事件が絡む青春小説として読めば、この小説は私にとっては☆5つである。高橋作品のなかでは、もっとも好きな作品のひとつだと言ってもいい。私はこの小説を大学生の頃に読んだが、世代的には登場人物とは20年ぐらいの差があるにもかかわらず、あの世代独特の甘美な記憶とそれと裏返しの苦い現実との落差に、強烈に惹きつけられた。だから、推理小説としての出来は決していいとは言えないのに、この本は何度も読み返したものである。

ちなみに、私の友人もこの本が好きだったので、他の仲のいい友人を集めて、大学卒業時にほぼこの作品と同じ設定でタイムカプセルを実際に埋めた。埋めてから十年後に再び仲間を集めて開けてみたところ、この作品とは違って雨水が中に入ってしまうなど散々ではあったが、青臭かった十年前の自分たちとその後の自分たちを比べてみて、苦くてしかし甘美な思い出に浸ったものである。その意味でも、この作品は忘れられない一冊である。
パンドラ・ケース―よみがえる殺人Amazon書評・レビュー:パンドラ・ケース―よみがえる殺人より
4163106707
No.4:
(3pt)

同じシリーズの作品よりも先にお読みください

歴史ネタなし。浮世絵なし。伝統芸能なし。大雪で孤立した山村で起こる連続殺人モノの、ストレートな本格ミステリであります。
登場人物もツッコミを入れているように事件の構成自体はいたってシンプルなのですが、乏しい手がかりをもとに推理を構築し、新しい情報が出るたびに見直し、再度推理を組み立て、その繰り返しで500ページ近い文章量を読ませてしまうリーダビリティは素晴らしい。昭和40年代の時事の回想も、懐古趣味かと思いきや、現実の事件を大胆に取り込んで思いがけない真相が描き出されます。
難点を挙げると、本作の事件から生還した人たち、後発のシリーズ(『南朝迷路』『即身仏の殺人』他に短編いくつか)では全員が元気な姿を見せているんですね。そのせいで犯人の見当はけっこうすんなりつきます。同じシリーズの作品よりも先にお読みください。
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4163106707
No.3:
(3pt)

時代の備忘録か

学生時代のサークル仲間が17年振りに雪山の温泉で同窓会を開く。だが、雪の状況により外界と隔絶化した中で連続殺人が起こる。まさにミステリ的設定だが、読んだ時は2時間ドラマ向きだと思った。本格ミステリとしての骨格は弱いのである。むしろ、趣向として出て来るタイムカプセルの話が面白い。各自が往時に封じた品物を次々に取り出して行くのだが、これが過去の事件の証拠物件となると共に、"その頃"の時代を読者に思い起こさせるのである。事件自体は、メンバの過去が次第に明らかになるに連れ、過去の事件が現在の事件に繋がっている事が示され、殆ど自然に解けてしまうので、たいした興趣はない。それより、ある時代の出来事を刻印する事に作者の意図があったのではないか。作者としては珍しい本格ミステリ仕立てで、時代の備忘録として機能している作品。
パンドラ・ケース―よみがえる殺人Amazon書評・レビュー:パンドラ・ケース―よみがえる殺人より
4163106707



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