写楽殺人事件
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.25pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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期待してましたが。 | ||||
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事件そのものよりも写楽自体の謎に迫る部分の比重が多めですが最後まで飽きずに読める良い作品だと思います | ||||
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主人公である津田が東洲斎写楽の正体を根拠を示しながら突き止めていくなかで殺人事件が起こる。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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蔦屋と田沼はともかく、蔦屋と秋田藩との結びつきについては今まで知らなかったので、なるほどなーという思いでした。2025年の大河でも朋誠堂喜三二は重要人物として名前が上がっていますから、ドラマの中で喜三二や秋田藩と蔦屋がどういう関係性で描かれるのか、写楽の正体も含め楽しみになりました。 | ||||
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最初に著者の『浮世絵鑑賞辞典』を読み終えてから、この作品に入ったので、ストーリーに自然に溶け込めて良かった。 大学の専門研究者のフィールドワークを追体験する進行の中で、読者としては、暫し最初の事件を忘れそうになってしまった。 その内、大学内の人間関係等に憤慨して、気持ち的に何か嫌な予感と共に急展開する。 難しいけれど、面白く、深みに入っていく人間ドラマでもある推理小説として、秀逸な作品だと思いました。 | ||||
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東洲斎写楽について、またそれを取り巻く 当時の政治および文化がとても分かりやすく示されています。 主人公がたどり着いた答えを信じていいのでは? と思ってしまうほどでした。 後半で 「そういえばこれは推理小説だっけ?」 と改めて気付かされたほど。 高田 崇氏のQEDシリーズは蘊蓄がメインで、 事件の方は破綻していることが多々ありますが、 こちらは事件の方も納得して読むことができました。 2020年現在でも充分に楽しんで読めます。 田沼意次や平賀源内に興味がある方もぜひ。 | ||||
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本書の主眼はミステリーとしての面白さよりも「写楽の正体は誰か?」を論ずる事だと思う。 特に前半部分は殺人事件うんぬんより写楽や浮世絵、秋田蘭画についての蘊蓄にかなりの量をさいている。 しかし、写楽や浮世絵に詳しくない一般読者にとってはかなり難しく読みづらいと思う。 実際、浮世絵の知識がほとんどない私には理解するのが難しかった。 さらに殺人事件についても浮世絵の歴史に絡むトリックであり、浮世絵の歴史、年代をしっかり理解しておかないとわからなくなる。 私にとってはかなり難しい本だった。 しかし、浮世絵や秋田蘭画に対して興味を持っており、美術史を理解している人にとってはたまらなく面白い本だと思う。 浮世絵の知識が皆無の私には難しかったが、読む人が読めば相当面白い本だとは思う。 読み手を選ぶ作品かな。 | ||||
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写楽テーマの歴史ミステリ。歴史ミステリはいろいろ読んできましたが、こちらは本職の(元)浮世絵研究者が書いただけに「証拠がなくても突飛な珍説! 派手な結論!」といったものとは明らかに一線を画する存在感の一冊。 何しろ昭和の小説なので、あれこれの新発見を間に挟んで、あちらこちらで情報が古くなってしまっているのが難点。阿波藩士斎藤十郎兵衛の実在は判明済みだし、世界三大肖像画家の評価もクルトの名前を騙った日本産の広告だとバレたしね。本書のようなお話はすでに成り立たない時代になってしまっています。 だからといって、もう読まなくていいということにはなりません。 本書は贋作詐欺のお話であります。 写楽の新説に関する証拠も実は捏造されたもの。 写楽の新説そのものが贋作の産物なのです。 正直なところ、作中の新解釈ですんなり解決扱いになったのはいささか拍子抜けだったんですが、よくよく考えると、現実にあんなものが出てきたらその時点で決着がついてしまいますものね。拍子抜けに感じたのもこちらが派手な推理ごっこに毒されていた証拠なのかも。どの程度の証拠を揃えれば事実として通用するか、そして、歴史のフェイクはいったいどのように作られているのか、そうした事柄を読者はまざまざと教えてもらえるのです。 トンデモ歴史へのリテラシーとしても読むことができる、贋作ミステリの最高傑作。 | ||||
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