フェニックスの弔鐘



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初公開日(参考)1990年09月
分類

長編小説

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フェニックスの弔鐘 (講談社文庫)

1993年07月01日 フェニックスの弔鐘 (講談社文庫)

ニューヨークでVIPを乗せた旅客機が墜落。現場からはソ連製の毒ガスが発見された。モスクワではパイプラインが爆発…。デタントのうねりが世界を覆い、米ソ日で軍縮条約が結ばれようとしたとき、平和に挑戦し、冷戦の復活を目ざす巨大な陰媒が進行しつつあった。圧倒的迫力の第36回江戸川乱歩賞受賞作。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt

フェニックスの弔鐘の総合評価:6.67/10点レビュー 3件。Dランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

面白くないです

登場人物が多すぎる。

わたろう
0BCEGGR4
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.2:
(5pt)

乱歩賞全集最終巻(今のところ)

「剣の道殺人事件」……剣豪小説の第一人者・鳥羽亮氏の記念すべきデビュー作。衆人環視の剣道の試合中に発生した選手殺人事件。
 目撃者数百人! 犯行時刻は秒単位で判明しており、容疑者も一人しかいない! しかし、その容疑者は犯行不可能&動機がないという、予想外の展開に。果たして、この容疑者は犯人なのか? そして、もし犯人だとしたら、小手を装着している手で、どうやって防具を着けている被害者を刺殺出来たのか? 難航する捜査の中、第二・第三の被害者が! 
 剣道という舞台設定だからこそ使える驚愕のトリックと、悲しき犯行動機が衝撃的です。前々年受賞のスポーツ・ミステリー「白色の残像」よりも遥かに後味が悪い(「白色の残像」は爽やかなラストだったのですが)今作の印象は、陰鬱な究道精神と関係しているようです。

「フェニックスの弔鐘」……「プラハからの道化たち」や「川の深さは」に繋がる、国家意識と生きる人間の在り方をテーマに据えたサスペンスミステリーです。いわゆる推理小説ではない。この作品は、江戸川乱歩史上最大の被害者数を記録することとなる作品です。スケールが段違い。
 正義と悪ではなく、どちらも「我こそは正義」と考えるからこそ起こりうる悲劇を生々しく描いています。
剣の道殺人事件・フェニックスの弔鐘―江戸川乱歩賞全集〈18〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:剣の道殺人事件・フェニックスの弔鐘―江戸川乱歩賞全集〈18〉 (講談社文庫)より
406275195X
No.1:
(3pt)

当時の情勢を感じる作品

うーん…この作品、ミステリといって良いのかどうか悩む。「謎を中心に物語が進展する」のがミステリと定義するのならば、広義の意味でミステリになるのかも知れないが、いわゆるトリックだとか、アリバイだとかと言うものを中心とするものとは一線を画する。むしろ、東西冷戦を背景としたスパイ小説と言った趣だろうか。
この作品、1990年の作品だが、アメリカで新保守主義が台頭していた数年前であれば舞台として不適切であるし、また、遅くてもダメだった。翌年にはソ連そのものが崩壊してしまったのだから。東西冷戦が終結に向かい、一方でその現状に対する不安感、反発が存在していたという時代を感じさせる作品と言えよう。「現代史を題材にしながら歴史に裏切られ、傷つけられた作品」という文庫あとがきにある著者の言葉は強く感じるし、その一方で、強く時代を反映したものであると思う。ソ連崩壊から15年近く経ち、東西冷戦も過去の歴史になりつつある現在では余計に、だ。
もっとも、その一方で現代にも通ずる分析が各所にあるのも確かだ。テロによって高まり、反撃を求める人々の愛国心であるとかの描写は、2001年の同時多発テロ後のアメリカの様子と見事に一致する。また、アメリカに根強く残る聖書原理主義であるとかも同様だ。そういう部分的なところでのリアリズムは健在だろう。
作品そのものとして見るなら、様々な場面が同時多発的に展開していくため、それぞれの事情がわからない序盤はやや混乱するかも知れない。また、日本が舞台ではない、というところも、地理的な感覚などが少し掴み辛いかも知れない。ただ、それはある程度までで、中盤まで行けば全く問題ないだろう。
時代を感じてしまうのは確かだが、だからこそ、当時の空気に触れてみるのも良いかもしれない。
フェニックスの弔鐘 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:フェニックスの弔鐘 (講談社文庫)より
4061854305



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