危険な関係



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

3.00pt (10max) / 1件

5.00pt (10max) / 5件

Amazon平均点

3.57pt ( 5max) / 7件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
0pt
サイト内ランク []D
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

10.00pt

80.00pt

20.00pt

20.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1961年01月
分類

長編小説

閲覧回数3,008回
お気に入りにされた回数2
読書済みに登録された回数6

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

危険な関係 (1978年) (講談社文庫)

1978年08月31日 危険な関係 (1978年) (講談社文庫)

※あらすじは登録されていません



書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt

危険な関係の総合評価:6.63/10点レビュー 8件。Dランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

これが江戸川乱歩賞ですか

とても線の細い小説でした。

わたろう
0BCEGGR4
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.7:
(3pt)

現代女性たちの迫真の心理描写が圧巻

第5回乱歩賞(1959年)受賞作品で中島河太郎氏の解説によると三委員の満場一致で即座に決まったとのこと。それほど評価の高かった本書であるが、個人的な感想としては推理小説としてよりも人物描写、特に現代女性たちの人物造形に迫真のものがありその偽悪的な描写が画期的だったのではないだろうかと思う。
京都での立身出世に野心を抱くクールな青年、倉田勇吉。勇吉を慕う出戻りの志津子。大企業の社長の御曹司で自殺未遂の経験のある世良高行。高行の妹の美少女、めぐみ。めぐみの母、おふじ。世良家の運転手、下路。気位の高いバーのマダム、緋絽子。緋絽子の元愛人、木崎。高行の従兄弟でナイトクラブのバンドマスタ、野見山洋一郎。これらの人物が出会い、次第に感情的対立から衝突、ついには犯罪へと危険な関係を発展させていく。
高行の一年前の自殺未遂というのは実は実家から毎月送られてくるヴィタミン剤による毒殺未遂であった。それを高行はあえて自殺未遂と虚をついたのであった。では誰が高行を毒殺しようとしたのか?高行は家族への疑惑を深めていく。高行を中心にした愛憎劇の中でついに殺人事件が発生してしまう。
前半は心理劇、後半は推理劇、解決もほぼ納得のいくものであるが、全体的にやや作為的でここまでやるかという感はある。
女性陣は生き生きと個性が際立っているが男性陣は類型的でありあまり魅力が無い。ただ、京都弁のセリフがアクセントになっておりその柔らかな奥に潜む強さがその人の個性をうまく表現している。逆に京都人が嫌いという理由で京都弁を使わないという個性も納得のいくところである。
終盤に世良家の見取り図が出て来るが(p255)これには重要な手掛かりが含まれており、もっと前か巻頭に提示してくれた方がわかりやすかったと思う。
危険な関係 (講談社文庫 し 8-1)Amazon書評・レビュー:危険な関係 (講談社文庫 し 8-1)より
4061361163
No.6:
(1pt)

推理版『太陽の季節』か?

新章文子が死んだらしいので読んでみたがいやはや読みにくい。京都が舞台で、ナイトクラブだのバーだの「お兄ちゃん」だの血のつながりだの莫大な財産だのと耽美小説みたいな通俗的な道具立てが多く、主人公とも言うべき男は21歳で東京の大学生らしいのだがどういう大学で何をやっているのかまるで分からない。著者は宝塚歌劇出身だが、芸能人が書く小説にはこういうのが多い。ひたすら誰にも感情移入もできず興味もわかない小説である。なお講談社文庫版で読んだのだが、中島河太郎の解説が、乱歩の「ユーモアがある」というのも、平野謙の「日本版ハードボイルド」というのも納得できないと書いているのが、この小説のヌエ的なところを示していておかしい。
危険な関係 (講談社文庫 し 8-1)Amazon書評・レビュー:危険な関係 (講談社文庫 し 8-1)より
4061361163
No.5:
(5pt)

興味深くて勉強にもなる一冊

『枯草の根』が歴代の受賞作の中でも格別にすぐれた作品だったという事が、選評からもうかがわれて興味深かった。
滅多に見かけない新章文子の作品ばかりか、受賞作が出なかった第六回の選評まで読むことが出来たのは、大いに得した気分。
確かに、分厚すぎて持ち歩きはしにくいだろうが……
危険な関係・枯草の根―江戸川乱歩賞全集〈3〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:危険な関係・枯草の根―江戸川乱歩賞全集〈3〉 (講談社文庫)より
4062638770
No.4:
(3pt)

優れた2つの作品ですが、この分厚では読むのに苦労

どちらも大変優れた作品ですが、別々にコメントを書いていますので、控えます。問題はこの分厚さです。これでは、いかに名作といえども読む気が起こりません。このシリーズを製作された方は本当にこれで本が売れると考えたのでしょうか?
危険な関係・枯草の根―江戸川乱歩賞全集〈3〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:危険な関係・枯草の根―江戸川乱歩賞全集〈3〉 (講談社文庫)より
4062638770
No.3:
(5pt)

若者たちの驕りを余すところなく描き出す

1959年に江戸川乱歩賞を受賞し、直木賞の候補にも挙がったという話題作。
古い作品なのでなかなか入手困難なのだが、amazonでこれほどの高値が付いているとは!
僕は近所の本屋の古本フェアで文庫版を購入した(amazonで買ったわけではないのです、すみません)。
それでも、それなりの値段だったけれど。

なかなか読ませる。
青春群像ミステリとでも呼びたい、文学性あふれる内容だ。
傲慢な若者たちの思惑が絡み合い、そこにドラマが生まれる。
物語の半分くらいまで事件らしい事件が起きないのに飽きさせずに読ませるのは、人間関係が面白いから。
逆にミステリらしくなると急に“小説”としての元気が失速してしまうような気がしなくもないが、
意外な犯人(よく伏線が張ってあって、決してアンフェアになっていない)とその動機を知って、
やはりこの小説にしてこの殺人だな、と唸った。

読みたいけど高い…と思われる向きは(そして初版本にこだわらないという方は)、
98年に出版された「江戸川乱歩賞全集(3)危険な関係 枯草の根」という2本立ての文庫本もある。
そちらはまだ1,250円という定価で手に入るようだ。
危険な関係 (講談社文庫 し 8-1)Amazon書評・レビュー:危険な関係 (講談社文庫 し 8-1)より
4061361163



その他、Amazon書評・レビューが 7件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク