梶龍雄(かじたつお)の作品一覧

編集者の私は、知り合った金谷という老人から、推理小説になるかも知れないと日記を預かる。

敗色が濃厚となった第2次世界大戦末期、東京・目白のお屋敷町に不審な男たちが出没しはじめた。

7人のエリート学生の友情を引き裂く毒注射の 密室＋焼かれたノートの謎 話題の〝龍神池の小さな死体〟と対になるもう ひとつの逆転劇 「リア王が変なんだ！　中で倒れてる！」京都 観光案内...

鼓膜を破るような銃声がひびきわたると、部屋のドアがゆっくりと開き、中から男が一人ころがり出てきた。

奥信濃の秘境・秋山郷と東京六本木の2ヵ所で続けざまに起った美人姉妹殺人事件!両方の殺人には、伝説の鬼女が出現していた。

帆村財閥の異端児・建夫が葉山に設立した私設宝石 博物館――収蔵品の剣・銃・斧を使い、長女・光枝 の三人の恋人候補が次々殺されていく。

英米ミステリーの研究家が殺された。

リラ夫人は、避暑地として有名な、かの軽井沢の別荘に住む妖艶マダム。

雪の別荘には“魔”が潜んでいた。黄金期本格ミステリの興奮をあなたに。

鎌倉の旧家、里井家の長男・幸太郎が鈍器で撲殺されたのを皮切りに、銃殺、毒殺と次々に恐るべき殺人が行われる。

狭山家の静江、輝代、艶美の3姉妹は、性格はそれぞれに違うけれども、美人ぞろいだ。

暑い夏だった。暑さで、みんながマッドになっていたのかもしれない。

33歳の若さで福富銀行の副支店長を勤める間宮信夫が服毒死。

殺人罪で服役中の松森から美人演歌歌手の川村鳥江が受けとったファンレター。

神戸、六甲山の異人館で外国人宝石商の惨殺死体が発見され、ブラック・ファンタジーと名づけられた黒真珠が消失した。

共同経営する自動車部品販売会社の苦境で、親戚から借金した直後、キャッシュ・カードを紛失、そのため大金を詐取された芝端敬一の父は会社で服毒自殺した。

少年時代、戦時中の浅草に起った殺人事件の真相が、今になってわかった―「追憶の中の殺人」、恋多き女を殺したのは愛人の一人なのか?―「黒猫の数」、古い校舎に出現する幽霊の意外な正体とは...

友人に招かれた画廊で奈都子が目にした一枚の不気味な絵、そしてその作者を含め5人の名前だけを並べた奇妙な手帳…。

下町浅草のステージの上から男たちに色っぽい肢体を見せつけているチエカはストリッパーのくせに不思議なくらいすぐれた探偵能力の持ち主。

“幻のニホンオオカミか!?”群馬県黒桧村で老猟師が発見した狼の死体を取材するため、動物雑誌“アニマルズ”の依頼で勇躍、現地入りした佐川だったが、狼の死体は何者かによって盗み出されてし...

本郷菊坂のホテルの1室。自殺しようとしていた女が窓から見たものは―。

『ハンガリア狂詩曲』にのって華麗に踊る、チエカは浅草パリ座のストリッパー。ある日、妹分のマドカが何者かにレイプされた。

悪魔の種が蘇る―新井老人の言葉に映画監督の五城賀津雄は息をのんだ。

太平洋戦争末期、陸軍憲兵隊司令部の密命を受けて前線へ向った貨物船が、新開発の武器と研究員を積んだまま、消息を絶った。

「裸の女の人が走っていた!」という5歳の男の子の発言が、謎の殺人事件の解決の糸口になろうとは―。ラブ・ホテルの一室。

私は女優、小栗久美子。実際にあった18年前の事件を映画化するため、スタッフとともにこの山深い平家谷へやって来た。

腕ききの殺し屋が、意外な濡れ衣を着せられた。

戦後の池袋闇市を舞台に、心やさしき「街の天使たち」の連続殺人を描く傑作ミステリー。

美しい姉妹と青年との避暑地の恋の結末は？　――昭和２３年、高志は、東舞子の浜に建つ伯母の別荘で、ひと夏を過すことになった。

“この物語に騙されるな! " 無数に仕掛けられた伏線が大逆転を呼ぶ! 「お前の弟は殺されたのだよ」死期迫る母の告白を 受け、疎開先で亡くなった弟の死の真相を追い大学 教授・仲城智一は千...

ミステリーの傑作。江戸川乱歩賞受賞作。