広重殺人事件
- 歌川広重 (2)
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「写楽殺人事件」、「北斎殺人事件」までは確かに読んだ記憶がありますが、今回新装された「広重殺人事件」(1989年の作品)は、未読でした。その時分、私自身が読書などしている余裕がなかった(笑)。 浮世絵研究者の津田が主人公ですが、途中からもう一人の研究者、塔馬双太郎が探偵役として後を継ぎます。 この浮世絵三部作(特に「写楽ー」は)はもはや古典の範疇に入りますので、あらすじを追ってもあまり意味がないでしょう。詳細を語るつもりはありません。 「広重」は何者だったのか?という問いへの作者の回答が虚実皮膜、怖いほど検証的に描かれています。インターネット以前のミステリであるにも関わらず、ビッグデータにマテリアルを放り込んだ果てに抽出されたデータから、ディティールを再構築してみせる高橋克彦の剛腕に唸らされます。 舞台は、山形県天童、そして「山寺」。津田も塔馬も「広重」の時代へと遡りながら、まるで「山寺」から見える眼下の風景を楽しむかのように、時代を憂う勤皇の志士たちにフォーカスします。 実は、津田とその妻、冴子の関係性にコミットできない私がいたりもするわけですが、それは「写楽殺人事件」、「北斎殺人事件」を読んでからあまりにも長い年月が流れてしまったが故なのかもしれません。傍にいなければ実感できない<悲劇>のように。 特筆すべきは76%あたり、作者が要約する「柳子新論」(山県大弍)の大義に度肝を抜かれたと言っていいでしょう。それは<国家>の体を為していないこの国の今を憂うことにつながるからかもしれません。理想は行動によって為される。 ◻︎「広重殺人事件 新装版」(高橋克彦 講談社文庫) 2025/7/22。 | ||||
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★★★☆☆ | ||||
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謎解きと事件が重なる様に起きて面白いです。 奥さんの死を序章に使ったのは無理があったね。 読みだしが重く為ってしまった。 | ||||
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浮世絵殺人事件三部作の掉尾は残念な結末になりました。 考証もお見事で、解明された事実も衝撃的で、 ミステリとしての謎の解明過程もよくできていました。 それだけに登場人物の悲しい結末にはガックリし、 前二作は時代物とミステリが好きな老母に贈りましたが、 これはとても読ませるわけにはいかないと感じてしまいました。 当時の時代背景は分かります。 あの頃は癌は死病であり、 その告知は当事者も関係者も絶望に追い込んだものでした。 なので登場人物の心の動きは分かりますが、 また、そうでもしないとその人が そんなことをするわけがない、というのもありますが、 それでも残念に感じました。 読めば辛くなるので、もう読まないと思います。 となると、作品としてもったいないと思いました。 | ||||
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高橋さんの代表作といってもいいこの「写楽殺人事件」シリーズですが 高校生の時に読んだ本です。 だいぶ昔の本ですが、それでも違和感なく楽しく読めました。 歴史や美術品に興味のある方にはおすすめの本です。 もちろん推理小説としても楽しめます。 | ||||
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