義経幻殺録



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初公開日(参考)1986年11月
分類

長編小説

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義経幻殺録 (角川文庫)

2005年06月25日 義経幻殺録 (角川文庫)

大正十年三月。芥川龍之介は、大阪毎日新聞の海外視察員として上海にいた。源義経が中国大陸で生き延び、その子孫が清帝国を建国したという説を証明する秘本を求めていたのだ。そこに何が記されているのか。相次いで起きる殺人事件、先々に現れる謎の青年、帰国した龍之介を待ち受けていたのは―。『ダビデの星の暗号』で活躍した若き日の龍之介が、大陸と日本を舞台に、連続殺人と秘本の謎に挑む、歴史ミステリー。 (「BOOK」データベースより)




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義経幻殺録の総合評価:6.75/10点レビュー 4件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

義経幻殺録の感想

当作は芥川隆之介を探偵役に、義経伝説を追う作品。

とはいえ、よくある ”義経=ジンギスカン”説ではない。

「玉牒天潢世系」という古書(ただし、実在するのかどうかはよく分からないが)に記されている義経=清朝始祖説を解明する作品となっている。

この表のテーマが真実であるかどうかは読んでもらうしかないが、これと関係する 裏テーマ、 ロシア ロマノフ王朝や日本の裏社会について、どちらかというと 作家がほんとうに伝えたかったのは こちらではないだろうか。

よくよく考えれば、井沢作品には 表題のメインテーマとは別に、裏に潜む巨大な政治や経済、文化などについての真実の考察の方が、ほんとうに言いたいことなんではないかと。

そう考えて読み直せば、新たな発見が生まれるのではないか、そんな思いを持ちながら、読み耽った作品であった。 了

とも
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No.3:
(4pt)

芥川が義経の清王朝始祖説に挑む

井沢氏の乱歩賞作家による推理特別書下ろしシリーズの一編。
芥川龍之介が義経が清王朝の始祖だったという説を裏付ける書物を巡る事件に巻き込まれるミステリーだ。
いわゆる密室殺人やアリバイトリックはなく、当時の歴史的事実とフィクションが融合して展開する歴史ミステリーとしてなかなか面白い物語になっている。
ボリュームもコンパクトで読みやすい。
ある架空の人物が登場する趣向も面白い。
義経幻殺録 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:義経幻殺録 (角川文庫)より
4041662168
No.2:
(3pt)

虚実取り混ぜの豪華キャストでサービス満点の歴史サスペンス

芥川龍之介を主人公に、若き日の明智小五郎や皇女アナスタシア等々、虚実取り混ぜの豪華キャストでサービス満点の歴史サスペンスであります。
源義経大陸亡命説をあつかっておりますが、古文書の争奪戦とその真贋をめぐる殺人事件を軸に物語は進んでいきます。
歴史の謎解きを期待すると肩透かしですが、デビュー作『猿丸幻視行』で折口信夫を主人公に起用した井沢先生にとっては、こちらの方が進んでいきたかった路線なのかもしれません。
ただ満州よりもロシアの関係のシーンの方が印象深かったりするのはどうなのでしょう。
義経幻殺録 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:義経幻殺録 (角川文庫)より
4041662168
No.1:
(3pt)

読み物としてはスピード感を持って読め面白い

江戸時代末期から明治の初めには一時期、中国最後の王朝「清」が源義経の末裔であり清の一字は「清和源氏」からとったものとの説が流れたが、その話題を本書はミステリー小説に取り入れ、芥川龍之介が主人公になり事件解決をしていく作品。

 半ば過ぎで、落としどころはミエミエで内容的な厚みはない。

 しかし、井沢氏の題材は読んでいて退屈感はないし面白い。スピード感を持って読めますし買って損はないと思います。
義経幻殺録 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:義経幻殺録 (角川文庫)より
4041662168



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