プラハからの道化たち
- 江戸川乱歩賞受賞 (71)
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この時代はけっこうヨーロッパを舞台にしたスパイ物があったんですねえ。 | ||||
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プラハの春が1968年、書籍体の発刊が1983年ということですから、作品としては十数年前の出来事を取り扱っていることになります。ミステリーとしては少し雑かな、という所もあり面白さはそこそこです。つまらない作品ではないと思いました。私は生まれてもいない時代ですが、冷戦時代は少し分かる年代ですので、当時の雰囲気や空気感を知ることができるのはわずかな懐かしさを感じながら興味を持って読むことができました。謎やトリックを楽しむ作品ではないと思います。 現在の私たちは東西冷戦が終結、チェコスロバキアが自由化しチェコとスロバキアに分かれた、ということまで知っていますが、1980年代前半であればまたこの作品の受け止め方がかなり違ったことでしょう。そういった観点ではこの作品で語られる「道化の犠牲」もむしろ現在の視点でのほうが価値のある犠牲と感じられるのが少々皮肉ですが興味深いところです。 | ||||
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最後の章のラスボスたちの説明的な文章が真実なのかは知らないが、結局、ダブルスパイにトリプルスパイを重ねてインテリジェンスの世界が世界の闇を支配しているという事だろう。 ディープステイト、あるいは、もっと包括的なネットワークが存在するのだろう。 だからこそ、北方領土は帰ってこないし、佐藤優みたいに真面目にやりすぎた現場の外交官は牢屋に入れられたわけだ。 そして、外国の支配を理由に使って国内を弾圧するのは、まるで、どこかの島国のようだ。 結局、地続きか否かは、繋がり方の差異であって、人間に違いはない。 この本はチェコのプラハというプラグを使った物語だが、そこに日本人が出入りできることも含めて、様々な政治の思惑が入り込んでいるのだろう。 戦前の実質的な意味合いも含めて東西の鉄のカーテンは50年ほど敷かれていたわけだが、むしろ、階級間闘争のカーテンはもっと堅く厚かったという事だろう。 | ||||
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Very nice | ||||
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第25回江戸川乱歩賞受賞 週刊文春1979ベスト10 総合1位 東栄物産西ベルリン支店の臨時駐在員 カワムラは、東ドイツ国境で発生した、義兄への銃撃事件、および、その後の自殺事件を単独調査していた。調査をすすめるうちに、商社マンとはちがった、義兄の別の顔が判明していく ・・・ 1968年 プラハの春を背景としたスパイ小説とのことであるが、国家間の諜報戦、謀略戦そのものを描いているわけではない。自己の信条に突き動かされた人々の運命が語られていくので、翻訳小説にみられるような、乾いたものではなく、情緒的な印象を与える。謎解き要素はちりばめられているが、展開が読めやすいので、これを期待するとはずれてしまう(よくわからない伏線のようなものもあるのだが)。 ”道化”とは何か。このタイトルの意味が、ラストに虚しくひびく。読みどころはここかなぁ。 | ||||
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ソビエトロシアでは、わが党が隣国に介入する!的な雰囲気が出てて好きです。東側好きにはたまらないでしょうね。 落ち等も何となくニューシネマを連想させますが、それは考えすぎかも知れません。 | ||||
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