『禿鷹城(ガイエルスブルグ)』の惨劇
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江戸川乱歩賞に応募したが受賞に至らず、松本清張の推輓で刊行された、高柳芳夫の長編第一作。 文章は生硬で、いかにも外交官として長く公文書を書いてきた人の言葉遣いを思わせる。 登場人物は作者の構想通りに動くあやつり人形に過ぎず、人間的な魅力など感じられない。 そうした、小説としての欠点はあるものの、密室殺人が三度起こり、うち二つの事件は、その特異な外観から「禿鷹城」の異名を持つ古城を改装したホテルの客室が舞台という、ド真ン中のド本格であることには大いに感心させられた。 しかも、複雑巧緻な二重密室を構成するトリックが解明された後に、大どんでん返しがあり、別の解決が示される。 綾辻行人どころか島田荘司の『占星術殺人事件』より七年も早く、このような作品が書かれていたことは、再評価されても良いのではなかろうか。 | ||||
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